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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed 感動を与える (2016/6/13 13:19:29)
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少し前の話にはなりますが、RedBull AirRaceの話。
ニュースでは結構取り上げていましたが、日本人の室屋さんが優勝!!

その瞬間に立ち会うことができました。
今回はPALの計らいで、FORB(Frend of Red Bull)枠としての会場入り。
朝はあいにくの天気だったのですが、予報では回復傾向。
土曜日の予選は強風のためにキャンセルになったということで、日曜日の決勝に期待です。

Palも前日は飛べなかったということで、決勝はしっかりと演技をすると気合・・・入ってないなぁ。
朝はホテルで彼と合流し、最初に連れて行ってもらったのが、AirRaceの飛行機が離発着する
空港。


パドックではマスコミやら関係者やらでレース前の会場はすでに熱い。
飛行機にはレースクーンではなくエアクイーンが立ち、パイロットたちの取材も始まっていた。

と、あれ?見たことのある外人みたいな人が・・・・・


パラワールドの小貝さん発見。
それにしてもこの人モンゴルにいたら現地人にしか見えないな。
むしろ東京では浮いている・・・・・。

パドック見学後、空港を後にしようとしたら・・・・


レクサススーパーカーがズラリ
今回の協賛のレクサス達。

なんでもかんでもイベントの協賛規模の大きさに目が飛び出そうです。
いつかパラグライダーの大会も・・・・・無理か。

さて、会場に到着後、早速FORBの席へ


中に入ると、以前お世話になったRedBull関係者や、レポーターやらに出くわし、ご挨拶。
みな、怪我大丈夫なの?のあとには、必ずX-ALPSいつ出るの?と色々期待していただいているようで・・・・・。
くぅ。なんだか焦る。

さて、会場ではすでにチャレンジコースの飛行機たちが次々にタイムアタック。
やっぱ本物は迫力ある。


会場の裏では、こちらでもやっぱり色々なイベントが会場を賑やかにしていました。


バイクも空飛んじゃってます。

そしてエアショーの途中では


Palのアクロバティック!
風が強く、思ったほど高度が取れなかったみたいですが、海面すれすれの演技はさすが。


もう興奮です!!
(あ、ちなみに写真は妹と、友人でモデルやってる矢原里夏)

さぁて、そしてメインの


決勝まで室屋さんは全てにおいて最速タイムをたたき出してきた。
昨年は、決勝前にまさかのGオーバー(一定以上のGを機体にかけると即失格)
しかし、それを慎重にとびつつ、しっかり攻めているのが、見ていても分かる。

室屋さんが飛んでいる時は会場の空気が全く変わります。
観客皆が室屋さんのフライトに見入っているのがはっきりわかる。

そして決勝。
室谷さんの飛びは鬼気迫る飛び。
フライトはそれまでにとんだ中でトップのタイム。
残りは2人。

その二人のタイムが室屋さんより下回れば彼の優勝は決まります。

室屋さんの次のパイロットは途中でもたつき、タイムが伸びず、最後のパイロットに。
彼のタイムアタックが始まります。会場はそのフライトに釘付け。しかし、これは応援ではなく、
室屋さんに及ばないことを祈る思い。

しかし、彼は速い。
途中までは0.2秒程室屋さんを上回る。
祈る思い。

そして最後のタイム計測地で会場が沸く。
室屋さんに僅かに遅れる。

そしてゴール。

わずか0.5秒の差で室屋さんの優勝が決まる。
そして沸く会場

見ている私も涙が出そうでした。
初の優勝が日本の会場。
出来すぎたレース。


その日の夜、RedBull関係者のパーティーに招かれ、
そこで優勝に沸くなか、チャンピオンの入場。

2年ぶりにお会いした室屋さんは、穏やかでも、強さがわかるそんな方でした。
いろいろな方が室屋さんに優勝おめでとうと声を掛ける中、
少し手薄になった時に声をかけました。

呉:「優勝おめでとうございます!」
室:「おーー久しぶり!怪我大丈夫なの?」

覚えてもらっていたのにぷらすして怪我のことまで知ってたとは。
なんだか感動やら、恥ずかしいやら。
そのうち世界で勝って同じところまで登ってまた話をしたいと強く思ったのでした。


その後も関係者ともいろいろお話ができ、MCをやっていた MC Aleeさんも過去パラグライダー業界
との関わりがあったんだとか、不思議な縁がある方たちにもまたお会いでき、
実りのあるものでした。

そして、私はまた自分の状態に焦ってしまったのです。



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