ホーム
>>
RSSセンター
>>
薪ストーブのオーバーホール…。
飛行中年
(2024/12/25 18:57:24)
薪ストーブのオーバーホール…。 (2016/7/2 17:43:46)
RSSセンター
メイン | 簡易ヘッドライン |
薪ストーブのオーバーホール…。 (2016/7/2 17:43:46)
先日、ウチの薪ストーブ「アクレイム」のオーバーホールに挑戦してみました。
薪ストーブって知らない方は一生もの!と思われている方も多いのですが、実際はかなりマメなメンテナンスが必要なもので、
乱暴な焚きかたなんかすると、直ぐに壊れるものなんです…。
ウチは薪ストーブを新古で購入したのですが、前オーナーさんがそれなりに放置していた感じがあったため、2年目にはガスケットを交換し、中身
の点検も行っていました。
そして、ウチに来て5シーズンを焚き上げて、それなりに傷みも見え始めてきたため、思いきってバラして見ようと思いました。
我が家のストーブ「アクレイム」は、購入時マニュアルを付けて頂いていたため、分解図で大体の構造は把握していたのですが…。
幸い、直ぐちかくにまったく同じアクレイムを使われている方がおり、更に幸運なことに、プロの方がメンテナンスのために、その薪ストーブ
を完全に分解したものを見せていただく機会があったため、非常に細かな構造まで勉強することが出来ました。
と、いうことで、今回のオーバーホールは全て自分やってみようという気になったのです!
7/16インチのスパナを手に取り、各部のネジを弛めていきます。
ほぼ完全に分解しました。
やはり各所のストーブセメントにヒビが見られたので、今回これだけ分解したのは正解だったようです。
これは最も高温にさらされる部品の一つの「バックパネル」というもの…。
やはりかなりくたびれていますが、錆びを落としておけば良いでしょう。
次は、アクレイムの特長的な部品である「二次燃焼ボックス」。
同じくかなりくたびれていますが、燃焼経路は確保されているので、今回は少し修正をしてそのまま使うことにしました。
修正は、欠けた端の部分を、ストーブセメントとガスケットをほどいたものをあてがい、もとの形に近いものにしてみました。
アクレイムはこの二次燃焼ボックスがそのまま燃焼室を隔てるガスケットの役割も果たしているため、端の部分が欠けてしまうと燃焼室を完全
に隔てることができず、ストーブの性能が引き出せないんです…。
でも、もうかなりヤバい状態なので、次に分解する時は交換でしょう。
分解していてちょっと気になったところ…。
ダンパーを動かすダンパーロッドという部品の取付部ですが、結構バカ穴になっています。
これではせっかくの煙突のドラフトも、ここから空気が入って弱められるのでは?と思ったので、ちょっといたずら心で下の部品をつくっ
てみました!
これを丸めて穴の部分にはめ込みます。
まあ、薄い鉄板だし、直ぐに錆びてボロボロになると思いますが、とりあえず今回はどうなるか実験してみます…。
さて、各部品を点検しましたが、他にはアーチブリックを少し補修すれば良いかな…。という程度だったので、これも補修しました。
アーチブリックは要は耐火煉瓦で、どうしても使っているとヒビが入りますが、小さなヒビならばストーブセメントで補修は利くそうです。
でも、割れるほどではないにしろ、ちょっとヒビが大きかったため、ガスケットをほどいてガラス繊維となったものを、ストーブセメントと共
に塗り込んでみました。
超高温対応のFRPといったところでしょうか?(笑)
結果がどう出るか?です。
さて、各部品の清掃、修正が終わったところで組み立てです!
私は薪ストーブの組立てはだれからも教わったことがないのですが、
おそらく…。
薪ストーブは熱にさらされるため、いつも熱膨張を繰り返していること。
並びに…。
ウチの薪ストーブは鋳物製であり、鋳物って工業製品の中では精度が出しにくいこと。
などから、部品同士の組み合わせは「アソビ」を持たせている筈で、このアソビで隙間が生じないようにストーブセメントで接続する構造に
なっているものと思います。
だとすると…。
薪ストーブの組立は、少なくともストーブセメントで接続されているところまでは、なるべく、短時間で組み立てて、全ての部品の「はめあい
」が出たところでストーブセメントの硬化を待ったほうが、より精度よく密閉されたストーブに組みあがるだろうと考えました。
と、いうことで…。
ストーブの組み立て手順をしっかり確認した後、パパっと組み立ててみます。
ここまでがストーブセメントで組み立てられているところなので、この状態でストーブセメントが硬化し、形が落ち着くまで1日ほどおきまし
た。
そして、他の部品を組み付け、ストーブポリッシュで磨き上げてオーバーホールの終了です!
最後は煙突を取り付けますが、私はいつも煙突の口元に、ほどいたガスケットを巻き付けて、よりこの部分のシールが確実になるようにしてい
ます。
ちいさなことですが、このようなことを積み重ねていくと、最後は結構違ってくると思います。
ウチの薪ストーブは、私自身がセルフビルドで設置したため、ストーブの設置はもちろん、炉台の製作や煙突の取付けまで行いました。
それに加え、今回は薪ストーブのオーバーホールまで行いましたので、薪ストーブに関することは一通り経験できたことになると思います。
で、改めて思ったのですが…。
自分が手を汚して組み立てた薪ストーブはやっぱりかわいいです!
今は毎晩、火も入っていない薪ストーブを見ながら、酒を片手にニヤついています。(笑)
薪ストーブって知らない方は一生もの!と思われている方も多いのですが、実際はかなりマメなメンテナンスが必要なもので、
乱暴な焚きかたなんかすると、直ぐに壊れるものなんです…。
ウチは薪ストーブを新古で購入したのですが、前オーナーさんがそれなりに放置していた感じがあったため、2年目にはガスケットを交換し、中身
の点検も行っていました。
そして、ウチに来て5シーズンを焚き上げて、それなりに傷みも見え始めてきたため、思いきってバラして見ようと思いました。
我が家のストーブ「アクレイム」は、購入時マニュアルを付けて頂いていたため、分解図で大体の構造は把握していたのですが…。
幸い、直ぐちかくにまったく同じアクレイムを使われている方がおり、更に幸運なことに、プロの方がメンテナンスのために、その薪ストーブ
を完全に分解したものを見せていただく機会があったため、非常に細かな構造まで勉強することが出来ました。
と、いうことで、今回のオーバーホールは全て自分やってみようという気になったのです!
7/16インチのスパナを手に取り、各部のネジを弛めていきます。
ほぼ完全に分解しました。
やはり各所のストーブセメントにヒビが見られたので、今回これだけ分解したのは正解だったようです。
これは最も高温にさらされる部品の一つの「バックパネル」というもの…。
やはりかなりくたびれていますが、錆びを落としておけば良いでしょう。
次は、アクレイムの特長的な部品である「二次燃焼ボックス」。
同じくかなりくたびれていますが、燃焼経路は確保されているので、今回は少し修正をしてそのまま使うことにしました。
修正は、欠けた端の部分を、ストーブセメントとガスケットをほどいたものをあてがい、もとの形に近いものにしてみました。
アクレイムはこの二次燃焼ボックスがそのまま燃焼室を隔てるガスケットの役割も果たしているため、端の部分が欠けてしまうと燃焼室を完全
に隔てることができず、ストーブの性能が引き出せないんです…。
でも、もうかなりヤバい状態なので、次に分解する時は交換でしょう。
分解していてちょっと気になったところ…。
ダンパーを動かすダンパーロッドという部品の取付部ですが、結構バカ穴になっています。
これではせっかくの煙突のドラフトも、ここから空気が入って弱められるのでは?と思ったので、ちょっといたずら心で下の部品をつくっ
てみました!
これを丸めて穴の部分にはめ込みます。
まあ、薄い鉄板だし、直ぐに錆びてボロボロになると思いますが、とりあえず今回はどうなるか実験してみます…。
さて、各部品を点検しましたが、他にはアーチブリックを少し補修すれば良いかな…。という程度だったので、これも補修しました。
アーチブリックは要は耐火煉瓦で、どうしても使っているとヒビが入りますが、小さなヒビならばストーブセメントで補修は利くそうです。
でも、割れるほどではないにしろ、ちょっとヒビが大きかったため、ガスケットをほどいてガラス繊維となったものを、ストーブセメントと共
に塗り込んでみました。
超高温対応のFRPといったところでしょうか?(笑)
結果がどう出るか?です。
さて、各部品の清掃、修正が終わったところで組み立てです!
私は薪ストーブの組立てはだれからも教わったことがないのですが、
おそらく…。
薪ストーブは熱にさらされるため、いつも熱膨張を繰り返していること。
並びに…。
ウチの薪ストーブは鋳物製であり、鋳物って工業製品の中では精度が出しにくいこと。
などから、部品同士の組み合わせは「アソビ」を持たせている筈で、このアソビで隙間が生じないようにストーブセメントで接続する構造に
なっているものと思います。
だとすると…。
薪ストーブの組立は、少なくともストーブセメントで接続されているところまでは、なるべく、短時間で組み立てて、全ての部品の「はめあい
」が出たところでストーブセメントの硬化を待ったほうが、より精度よく密閉されたストーブに組みあがるだろうと考えました。
と、いうことで…。
ストーブの組み立て手順をしっかり確認した後、パパっと組み立ててみます。
ここまでがストーブセメントで組み立てられているところなので、この状態でストーブセメントが硬化し、形が落ち着くまで1日ほどおきまし
た。
そして、他の部品を組み付け、ストーブポリッシュで磨き上げてオーバーホールの終了です!
最後は煙突を取り付けますが、私はいつも煙突の口元に、ほどいたガスケットを巻き付けて、よりこの部分のシールが確実になるようにしてい
ます。
ちいさなことですが、このようなことを積み重ねていくと、最後は結構違ってくると思います。
ウチの薪ストーブは、私自身がセルフビルドで設置したため、ストーブの設置はもちろん、炉台の製作や煙突の取付けまで行いました。
それに加え、今回は薪ストーブのオーバーホールまで行いましたので、薪ストーブに関することは一通り経験できたことになると思います。
で、改めて思ったのですが…。
自分が手を汚して組み立てた薪ストーブはやっぱりかわいいです!
今は毎晩、火も入っていない薪ストーブを見ながら、酒を片手にニヤついています。(笑)
execution time : 0.006 sec