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(ブルネイ日記 7月4日) ブルネイから愛をこめて
飛丸日記
(2024/10/31 8:42:30)
(ブルネイ日記 7月4日) ブルネイから愛をこめて (2016/7/5 0:08:02)
競技スポーツを志す者にとって、オリンピック、世界選手権は夢の舞台である。
大昔には長距離が得意で、瀬古、宗兄弟にあこがれた中学生時代。
その後、ハング。
スイスの世界戦を目指して戦った88年の世界戦選考会。
ひょっとしたらバルセロナでオリンピック入りの話もあって、気合を入れた90年代。
その後、クラス替えして、遂に実現したフランスでのリジッドでの世界戦に参加した2014年。
二度目の参加を目指して、プレ世界戦にマセドニアまで行った昨年。
拘りは強い。
今年、7月中下旬に行われる本戦。フライトもホテルも2月には予約。手配万全。
ところが休みが取れず。
エントリー締め切り後も役員に空き枠を確認して、仕事のやり繰りを試みる。
「良し、その間の対応手配終了!」途端に新たな案件、「また終了!」、とまた新たな案件。
三度目のトライ・・・近くに王様が来るのでその対応が必要だとか、流石にこれには打つ手なし。
「ファイナル・ターンをするまでは、もがけるだけもがけ。描いた後はランディングに集中」
・本日遂に飛行機の予約をキャンセル、断念しました。
・と言うことで、依頼されて、世界戦参加メンバーへのサポート、ハング・エイドに寄稿。
以下・・・
「マケドニアに行きました」って言うと、「何処に?」という質問が半分、「それってあのアレキサンドリア大王の生まれた場所?」っていう質問が半分、かな。昨年、プレ世界戦に行きましたが、そういった機会でもなければ、先ず行くことがない国、マケドニア。(英語ではマセドニアと聞こえる。)空港に着くと、いきなり目の前に「アレキサンダー大王」の大きな銅像。「なんでこんな場所で世界戦をやるんだ!」不満は私ばかりではなかった。ヨーロッパのフライヤーも来るだけで大変。ボスニア、コソボ等、「内戦は終わったの?治安が悪いのでは?」そんなイメージが強い国々を彼らは通過してこなければならない。昨年、この地でFlexibleのプレ・ヨーロッパ選手権とRigidのプレ世界選手権が行われた。行ってみると、びっくり。なんてハングの競技に適した場所なのか。
大会本部となる宿泊地のホテルは山頂付近、TOまですぐ。エリアは京都盆地のイメージ。この説明は、事前説明した選手の皆さんにはあんまりわかってもらえませんでしたが、要は南側が開けた大きな盆地のイメージ。大会は殆ど盆地の縁の山並みか、盆地内の平地でのフライト。降りる場所は平らで安全、道も適度に縦横に走り、回収の心配もあまりなし。内陸にあり雲底は高い。川の合流する地点にサーマルが出る等など、教科書的なエリア。この20年間で、20近くの海外の大会に出ましたが、5本の指に入るお気に入りのエリアとなった。
私事ですが、これだけいろんな大会に出て、思ったこと。「日本の選手は、世界戦で勝てるわけがない。」何故なら、海外で行われている世界戦に出場する上位の選手達は、みんなそのエリアを熟知している。海外では日本と同じように、毎年同じ場所で同じ様に大会が行われている。その中の一つのエリアで世界戦を順繰りにやっているようなものだ。日本で言えば、西富士やら、足尾やら、板敷やら、竜門やら。上位選手はそれらの大会の常連さん。そこで勝とうと思ったら、よっぽど飛び抜けた実力がない限り、先ずはそのサークルの中に入らないと戦えない。
前書きが長くなりましたが、何を言いたいか。今回の世界戦は、その地の不利さが殆どない。
2014年、フランスのアヌシーで行われた世界戦に参加したが、毎日、新しい山並みを飛び、少しずつ慣れていくのがやっと。大体エリア内を網羅した、と思った時には大会は終わっている。それが普通のパターンだ。ところが今回は違う。昨年リジットの大会に出て、全日トップでぶっちぎりで優勝した、前回世界選手権者のティム。彼にしてもそれが初めての大会。数本飛んだことがあるだけ。そしてエリアは地形的には簡単。足尾の西の平地を飛ぶようなもの。足尾を拠点とする我らが4人の代表が、得意とする条件である。
日本選手権5連覇の板さんには、心から言いたい。「優勝を目指して頑張れ!」そして上位を狙える代表たち。時差7時間、日本での観戦には丁度良い時間。みなさん、応援しましょう。
「昔はバカチン三羽烏と言われていた仲間だったのに、最近は飛び抜けた人生の師、松田さん」
「我が愛するエリア、丹沢HGの山本」
「昔から応援している若手(?)の成長株、太田」
チーム選での上位入賞も期待しています。
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(ブルネイ日記 7月4日) ブルネイから愛をこめて (2016/7/5 0:08:02)
競技スポーツを志す者にとって、オリンピック、世界選手権は夢の舞台である。
大昔には長距離が得意で、瀬古、宗兄弟にあこがれた中学生時代。
その後、ハング。
スイスの世界戦を目指して戦った88年の世界戦選考会。
ひょっとしたらバルセロナでオリンピック入りの話もあって、気合を入れた90年代。
その後、クラス替えして、遂に実現したフランスでのリジッドでの世界戦に参加した2014年。
二度目の参加を目指して、プレ世界戦にマセドニアまで行った昨年。
拘りは強い。
今年、7月中下旬に行われる本戦。フライトもホテルも2月には予約。手配万全。
ところが休みが取れず。
エントリー締め切り後も役員に空き枠を確認して、仕事のやり繰りを試みる。
「良し、その間の対応手配終了!」途端に新たな案件、「また終了!」、とまた新たな案件。
三度目のトライ・・・近くに王様が来るのでその対応が必要だとか、流石にこれには打つ手なし。
「ファイナル・ターンをするまでは、もがけるだけもがけ。描いた後はランディングに集中」
・本日遂に飛行機の予約をキャンセル、断念しました。
・と言うことで、依頼されて、世界戦参加メンバーへのサポート、ハング・エイドに寄稿。
以下・・・
「マケドニアに行きました」って言うと、「何処に?」という質問が半分、「それってあのアレキサンドリア大王の生まれた場所?」っていう質問が半分、かな。昨年、プレ世界戦に行きましたが、そういった機会でもなければ、先ず行くことがない国、マケドニア。(英語ではマセドニアと聞こえる。)空港に着くと、いきなり目の前に「アレキサンダー大王」の大きな銅像。「なんでこんな場所で世界戦をやるんだ!」不満は私ばかりではなかった。ヨーロッパのフライヤーも来るだけで大変。ボスニア、コソボ等、「内戦は終わったの?治安が悪いのでは?」そんなイメージが強い国々を彼らは通過してこなければならない。昨年、この地でFlexibleのプレ・ヨーロッパ選手権とRigidのプレ世界選手権が行われた。行ってみると、びっくり。なんてハングの競技に適した場所なのか。
大会本部となる宿泊地のホテルは山頂付近、TOまですぐ。エリアは京都盆地のイメージ。この説明は、事前説明した選手の皆さんにはあんまりわかってもらえませんでしたが、要は南側が開けた大きな盆地のイメージ。大会は殆ど盆地の縁の山並みか、盆地内の平地でのフライト。降りる場所は平らで安全、道も適度に縦横に走り、回収の心配もあまりなし。内陸にあり雲底は高い。川の合流する地点にサーマルが出る等など、教科書的なエリア。この20年間で、20近くの海外の大会に出ましたが、5本の指に入るお気に入りのエリアとなった。
私事ですが、これだけいろんな大会に出て、思ったこと。「日本の選手は、世界戦で勝てるわけがない。」何故なら、海外で行われている世界戦に出場する上位の選手達は、みんなそのエリアを熟知している。海外では日本と同じように、毎年同じ場所で同じ様に大会が行われている。その中の一つのエリアで世界戦を順繰りにやっているようなものだ。日本で言えば、西富士やら、足尾やら、板敷やら、竜門やら。上位選手はそれらの大会の常連さん。そこで勝とうと思ったら、よっぽど飛び抜けた実力がない限り、先ずはそのサークルの中に入らないと戦えない。
前書きが長くなりましたが、何を言いたいか。今回の世界戦は、その地の不利さが殆どない。
2014年、フランスのアヌシーで行われた世界戦に参加したが、毎日、新しい山並みを飛び、少しずつ慣れていくのがやっと。大体エリア内を網羅した、と思った時には大会は終わっている。それが普通のパターンだ。ところが今回は違う。昨年リジットの大会に出て、全日トップでぶっちぎりで優勝した、前回世界選手権者のティム。彼にしてもそれが初めての大会。数本飛んだことがあるだけ。そしてエリアは地形的には簡単。足尾の西の平地を飛ぶようなもの。足尾を拠点とする我らが4人の代表が、得意とする条件である。
日本選手権5連覇の板さんには、心から言いたい。「優勝を目指して頑張れ!」そして上位を狙える代表たち。時差7時間、日本での観戦には丁度良い時間。みなさん、応援しましょう。
「昔はバカチン三羽烏と言われていた仲間だったのに、最近は飛び抜けた人生の師、松田さん」
「我が愛するエリア、丹沢HGの山本」
「昔から応援している若手(?)の成長株、太田」
チーム選での上位入賞も期待しています。
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