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「小坂A.AF見学会」後記 (2016/7/26 20:20:52)
先日お伝えした「小坂A.AF.見学会」でしたが、ご参加の皆様から感想が届いておりますのでご紹介です。
もうどんだけ楽しかったんでしょう!!っていう感じですね。では、ホストの荒川さんからどぞ!
◆荒川さん
生憎の天候でしたが、フライト以外にも楽しめて頂けて良かったです。今後も機会をみて同様のイベントを行っていけたらと思っております。
ごらんの様にまだまだ発展途上のKOSAKA A.AF
ですが今後もいろいろなご意見を取り入れて改善していきたいと思います。
次回にはぜひ、今回参加出来なかったクラブ員の方もお待ちしております。
◆猿楽さん
小坂エアーフィールドは綺麗に整備されていて、すごい!
空から見た小坂の町は美しく、楽しいフライトができました!
◆江原さん
小坂の街を空から、地上から楽しみました。
荒川さん、素晴らしい飛行場、機体それにアフターフライトありがとうございました。
◆井上さん
今回も小坂エアフィールドでのフライト会、楽しかったです。
ゆくゆくは、この小坂エアフィールドに、DG800を持ち込んで飛びたいと考えています。宜しくお願いします。
◆戸辺さん
荒川先生の小坂飛行場では丹精込めた滑走路と芝生、大きなハンガー、重機の数々、また自前の入山道路などなど驚きの連続でした。
また雨の17日にはE原さん、A曽さんと三人で小坂町内ツアーを楽しみました。
旧鉱山事務所レストランや明治の匂う芝居小屋康楽館、列車に泊まれる鉄道パークなどがあって見せるだけではなく建造物を実際に使って機能させているところがすごいと思いました。
町内一日では体験しきれません。ではお後は大利根で。
◆阿曽さん
小坂の飛行場も何となく周りの雰囲気がわかってきました。もう少しいろいろ飛べると良いと思います。
小坂の街の観光もとても良くて、充実した観光ツアーでした。
◆青山さんからはステキな動画!
青山さんは こんな動画
(←クリック!)
を編集してくださいました。
◆尾島さんの・・・感想文?
かみなり様こと尾島さんからは、こんな感想文?が届きました!
尾島です。
皆様のおかげで楽しい3日間を過ごせました。何よりも、お忙しい中我々の行き当たりばったり(藤沼隊長、失礼)のツアーにお付き合いいただき、飛行場、機体を提供くださった荒川先生、本当にありがとうございました。お土産までお気遣いいただき、感謝感激です。
ツアーの詳細は、藤沼隊長にご報告いただくとして、今回尾島は“鉄”つまり鉄道についてのお話です。何で小坂に行ったのに、“鉄”?レールパークの話でしょう・・。と思われている方、残念です。実は今回のツアーで尾島は小坂レールパークへ行っていません。ではなぜ・・。それは雨が降ってしまった2日目、青森ツアーと小坂市街ツアーに分かれましたが、青森ツアーでA氏(仮名)が言った一言がきっかけです。 ‘昨日の夜B氏(仮名)と話していたんだけど、秋田新幹線ってどこで線路の幅変えるの?’ 変えませんよ・・。とそっけない尾島の返事。その場で若干の説明をしましたが、しゃべり足りないのでこの場でお話しさせていただこうと思いました。(飛行機のクラブなのに・・・とご興味のない方には申し訳ありません)
まずA氏のおっしゃった線路の幅についてですが、在来線と新幹線では線路の幅が違います。新幹線は国際基準の1435mmの線路幅ですが、JRはじめ多くの在来線は1067mmの線路幅です。色々呼び方はあるのですが、ここでは新幹線規格を広軌、在来線規格を狭軌と呼ぶことにします。広軌は新幹線だけでなく、関東では京成、京浜急行などでも使用しています。関西の多くの私鉄では、広軌を使用しています。この2つ以外にも線路幅の規格はあり、京王線(井の頭線を除く、井の頭線は狭軌)は1372mmの規格です。 話を元に戻しますが、A氏B氏が疑問に思ったのは、新幹線を広軌で走る秋田新幹線は、在来線に入るわけで、どこで切り替わるの?ということなのですが、実は秋田新幹線の通る田沢湖線、奥羽本線の一部は、狭軌から広軌に線路の幅を変えてしまいました。ですから、線路の幅が違うということはなく、線路幅を変えることなく乗り入れられます。
これは山形新幹線も同様です。 しかし、変わるものがあります。それが電気です。新幹線は交流25000Vですが、在来線は20000Vです。(首都圏の鉄道はほとんど直流1500Vです)ですから軌道は変わらないのですが、電気が変わるのです。新幹線から在来線に降りる途中に、デッドセクションと呼ばれる、架線に電気が通っていない部分があり、ここで車内の装置を切り替えます。秋田新幹線に用いられるE6系と呼ばれる車両は、新幹線内では最高時速320km/hの国内最高速で走り、在来線区間では山坂道を最高130km/hで走るという、全く異なる走りをできるスーパーマシンなのです。 青函トンネルでも同じようなことがあります。現在は北海道新幹線が走るトンネルになりましたが、在来線を走る貨物列車も走ります。そこでレールは広軌と狭軌の3本(1本は共通)敷かれています。電気は25000Vで、在来線の20000Vとトンネル区間の25000V両方を使用できる専用の機関車を使います。
新幹線は、交流25000Vとお話ししましたが、日本の交流には50ヘルツと60ヘルツの規格があります。これも曲者の一つです。北海道、東北、上越新幹線(秋田、山形を含む)は全線50ヘルツです。東海道新幹線とその先の新幹線は全線60ヘルツです。東海道新幹線が60ヘルツになったのは、その区間のほうが長いということが理由です。50ヘルツ区間(東京-富士川)は50ヘルツを60ヘルツにインバーターを用いて変換して使っています。開業当時は電車を走らせるようなインバーターがなく、電動発電機(モーターで回す発電機)で60ヘルツを作っていました。 北陸新幹線は少し変わっていて、軽井沢までと上越妙高-糸魚川間が50ヘルツ、軽井沢-上越妙高間と糸魚川から先が60ヘルツになっています。
まとまりのない話になってしまいました・・。こんな“鉄”の話がもっと聞きたいとおっしゃる方は、ぜひリクエストしてください。
いやいやいや・・・モーターグライダークラブとは言え、楽しみはそれぞれ。
こんな和気藹々のツアー、未経験の方も次回はぜひ!ご参加くださいね。
(文・皆様 編・垣内)