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feed (飛丸日記 7月6日) 「モンテクックへの道」 (2016/8/4 18:00:18)
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・世界戦参加への雲行きが怪しくなってから、探し始めた他の海外フライトの可能性。
教訓そのXX「海外で飛ぶ場合には、大会に参加せよ」
・大会参加の本来の目的は、競い合うことである。

・ただ、主催者には申し訳ないが、安全確保を主目的に、参加させて頂くこともある。
・「海外で飛びたい」 そう思うフライヤーは少なくないだろう。
・そんな方へのアドバイス、「フリーフライトで飛ぶのが目的でも、大会に参加すべし。」
・何故か。
・安全管理の面から、フリー・フライトとは格段に違う。
・先ず、得られる情報の多さ、気象情報、その日飛ぶのに適した空域、
 天候上、避けるべき空域の情報等。
・飛んでいるグライダーが多いので、他機から得られる情報も圧倒的に多い。
 サーマル・ポイント、ランディング・アプローチの入り方等など。
・そして、主催者による安全管理、緊急時の対応体制、場合により回収体制等。
・数えてみると、今までに十数回海外に飛びに行ったが、4回を除いて、全て大会への参加である。
・以上、前置き。

・そして今回。FAI(国際航空連盟)のホームページから、大会日程を探す。
・8月7日から14日で、4大会が重なる。
・大迷走が始まった。
・XC世界記録の出発地、USAビック・スプリング。
 マキさんに回収をお願いし、役員と連絡を取り、グライダーのレンタル確保をトライするも
 ・・・うまく行かず断念。
・1995年、世界選手権開催の地、スペイン・アンガー。
 山並みが面白そう。なれど、グライダーを借りるミュンヘンからは1600km。
 一人で1600km、んんん、断念。
・ミュンヘンならベルリン近くで行われるドイツ選手権が近い。
 早速、役員に連絡を取り、登録も完了。
 問題は平地でのトーイング(飛行機による牽引)。
 折角海外で飛ぶなら雄大な山並みを飛びたい。しかもトーイングは気が重い。
 オーストラリアで何度も経験があるが、危険であることは否めない。
 そもそも大分前の経験であり、やり方を忘れた。
 すると丁度そのタイミングで現女子世界選手権者の女王がトーイングのビデオをFBにアップ。
 早速、連絡を取る。「あのー、トーイングってどうやってやるんでした?」
 図説で懇切丁寧に教えてくれた。ありがたや。
 でも、最後に一言。「私が出た大会でトーイングで一人が亡くなった。」
 んんん。
・1998年、世界選手権の地、イタリア・モンテクック。
 山が低い。ミュンヘンから960kmもある。
 当時の世界選に参加した日本選手権者殿に連絡を取る。
 「どうだった?」「可もなく、不可もなく。」
 んんん。「エイヤッ。決めた。」
・早速、出張に来る後輩に「愛読書、地球の歩き方」を持ってきて貰う。
・以上、長い旅路の始まりである。
・続編は一ヵ月後。

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