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熱中症に注意!!【症状・予防・応急処置】 (2016/8/8 11:33:27)
梅雨明けの気温の変化が大きく危険な季節は乗り越えましたが、これから暑い日が続きます。
高温多湿な日本の夏は熱中症に気をつけましょう!
気温が高いと発汗して水分が失われてしまったり、湿度が高いと汗が蒸発せずにどんどん体に熱がこもってしまったりすることで熱中症になってしまいます。
また、睡眠不足も体の体温調節機能を働かなくしてしまう原因のひとつです。寝苦しい夏は睡眠不足にもなりやすいので適切にエアコンを使ってしっかりと睡眠をとりましょう。
熱中症といってもその症状は様々です。
まずは症状を知っておくことで早めに気がつくことができます。
熱中症の症状
熱中症の症状と言えば、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病などですが、具体的には…
めまいや顔のほてり
めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状が出たら、熱中症のサインです。
一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出る場合もあります。筋肉痛や筋肉のけいれん
「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。
筋肉がピクピクとけいれんしたり、硬くなることもあります。体のだるさや吐き気
体がぐったりし、力が入らない。吐き気やおう吐、頭痛などを伴う場合もあります。
汗のかきかたがおかしい
ふいてもふいても汗がでる、もしくはまったく汗をかいていないなど、汗のかきかたに異常がある場合には、熱中症にかかっている危険性があります。
体温が高い、皮膚の異常
体温が高くて皮ふを触るととても熱い、皮ふが赤く乾いているなどの症状も熱中症のサインです。
呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をする。または、体がガクガクとひきつけを起こしたり、まっすぐ歩けないなどの異常があるときは、重度の熱中症にかかっています。すぐ医療機関を受診しましょう。
水分補給ができない
呼びかけに反応しないなど、自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態です。この場合は、むりやり水分を口から飲ませることはやめましょう。すぐ医療機関を受診しましょう。
ー一般財団法人日本気象協会より引用
自分自身でも気がつかないうちに熱中症になり、無理をすると悪化させてしまいます。
気づいたときにはもう動くことが出来ない・・・となってしまうことがありますのでどんな症状が熱中症のサインなのか知っておき、早めの対策を心がけましょう!
空中で熱中症になってしまった例もあるようです。
パラグライダーは飛んでしまえば必ず自分自身で操縦してランディングしなければなりません。
フライトに夢中になっていると余計に症状に気がつきにくいこともあるかと思います。
そうならないためにも、フライトの準備の一環としてしっかりと予防しましょう!
熱中症の予防・対策
パラグライダーを楽しむ上ですぐに実行できる予防・対策をご紹介します。
水分をこまめに取ろう
パラグライダーのエリアでは、のどが渇いたと思ってもすぐに飲み物が手に入らないことも多いです。
必ず飲み物を持ち歩くようにしましょう!
のどが渇いたと思う前に少しずつこまめに飲むと良いです。さらに、水分の吸収が良く塩分補給にもなるような飲み物を選びましょう。
水分補給と塩分補給が同時に出来ると過度な塩分摂取にもならずに良いですね。
飲み物は ポカリスエット お勧めです。ポカリは甘いしなぁ・・・という方は イオンウォーター が甘すぎずすっきりとしていてこまめな水分補給にお勧め。
どちらも体への吸収率がよく、水分補給が素早く行なえるので熱中症対策には最適です。
直射日光を防ごう
グライダーが無駄に直射日光を受けないようにケアはしていると思います。
自分自身はどうでしょう?テイクオフ前やランディング後のパッキング中、帽子をかぶったりして直射日光を防いでいますか?
帽子をかぶるだけでもずいぶんと違います。帽子をかぶることは熱中症予防に結構効果があるようです。
しかし、帽子の種類によっては逆に熱が溜まりやすくなってしまうので注意が必要です。
通気性が良く、明るい色のものを選びましょう。
黒色系は紫外線対策には効果的ですが熱を吸収してしまうので暑いです。
白色系は日光を反射するので涼しく熱中症対策には◎。
グライダーだけでなく、自分自身のケアもしっかりと!!
冷却グッズでひんやり
最近は様々な冷却グッズが売っています。うまく活用して熱中症を予防しましょう。
最近はやっている首に巻くタイプの物は手軽で良さそうですね。
首の太い血管を冷やしてあげることで血液が冷却されて体温の上昇を防ぐことができます。
ネッククーラー はたくさん種類が出ていて見た目もオシャレなものがたくさんあります。
首を冷やすことを目的に作られているものなのでかなり涼しさを実感できます。
着る服を工夫しよう
吸水性・速乾性に優れたインナー、通気性の良く熱がこもりにくい生地の服を選びましょう。
熱がこもりやすい服装でフライトすると空中で熱中症になってしまう可能性もありますので注意が必要です。
熱中症対策と紫外線対策の両方に効果的なアウター選びも大切です。
熱中症指数をチェック!
テレビやインターネットの様々なところで熱中症指数をチェックすることができます。
tenki.jp熱中症情報 など、危険度を教えてくれますので、飛びに行く前にチェックしておきましょう!!
チェックしておくことで、意識がかなり変わってきます。
熱中症の応急処置
自分自身はもちろんですが、周りにいる仲間の様子も気にしてあげましょう!
まずは涼しい場所に移動
日陰に移動するもの良いですが、外は日陰でも暑いのでできればクーラーのきいた室内(車内)に移動しましょう。
日陰しかなければ、風通しの良い場所を選んでください。
服をゆるめて、体を冷やす
服をゆるめたりして熱を放出するようにします。
保冷剤などで首筋、ワキ、足の付け根などを冷やしましょう。
体の表面近くを通っている太い血管を冷やすことで効率的にクールダウンできます。
うちわなどで風を当てても体を冷やすことが出来ます。
水分・塩分を補給する
同時に補給できるスポーツドリンクなどが良いですが、意識がなかったりおう吐の症状が出ている場合は誤って気道に入ってしまう可能性があるので無理やり飲ませることはやめましょう。
意識がなかったり、急激に体温が上がってしまっている場合はすぐに救急車を呼びましょう。
熱中症は命に関わる危険なものです。
油断せずにしっかりと理解してお互いに助け合いましょう。