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海外フライトでの最初の障害は、グライダーの手配。
以前は新規購入時に、一旦海外で受け取った形にしてフライト、
改めて日本で受け取る、苦肉の策
今は板さんのお陰で、グライダーの製造メーカーATOSのFelixと親しくなり、
ヨーロッパに飛びに行く度に借りている。

次の問題はキャリア。
借りたレンタカーがレール付きになるかわからない、そもそもキャリアの持込は大変。
これを解決したのが、「直（ジカ）積み」の荒業。
未だに他にやっている人は見たことがない。
サーフィン用のキャリアを固定用に使い、後はクッションを入れての屋根に直接積む。
Felixも積み込みに手伝ってくれるので、まあ、メーカーお墨付きの輸送方法、かな。

――
（再び、イタリアかドイツか・・・）
5日17時頃に工場に着くと話していたFelixに電話で連絡。
「ごめん、ハーネスが同じ便で載らなかった。今晩、受け取ってから、工場に行く。
　多分、着くのはs深夜になるので、今日は工場の前で車で寝るから。」
「グライダーはベルリンに直接持っていくから、来なくていいよ」
「いや、連絡したように、多分、イタリアに行くから。」

その後、更に遅れる中で、逐次メイル。
やっと翌日11時過ぎ、荷物を受け取って、出発してから電話。
「今向かってるから」
「JUNがついてから出発するけど、本当に来るの？　ベルリン渡しでもいいのに？」
（なんか、しつこいなあ・・・）
「ベルリンか　モンテクッコかは、会って相談しよう」

到着して相談。
（Felix）「ネットで天気を調べて、考えよう」
（私）「（モンテ・クッコの天気は）Not Bad」
「いや、こういうのを　Very　Goodと言うんだ」
「（ベルリンの天気は）なんか曇りマークや雨マークが多いんだけど・・・。
　私がヨーロッパまで飛びに来ている一番の目的は、山で飛びたいから。
　平野なら日本にもある。」
「ベルリンの平野は特別なんだ。雨が降っても半日後にはサーマルが出る。」
んんん？何が言いたいんだ。　それって　雨が降るってことでは？
（やっと本音が聞けた）「やあ、俺もJUNと一緒に交互に運転して、モンテクッコに
行きたいんだよなあ。いろんな人と話をしていて、今更　ベルリンに行かない訳にはいかない。」
なんだ、そういうことか。
Felixも飛びたくて仕方がないんだ。
なんか良いなあ、そういうの。
ハング界の名言「飛ばない奴の言うことは信じるな」
Felixにはいつまでも　飛びを追及して欲しい。

でも、考えて見たら、飛べない状況に人を巻き込まないように！