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feed (飛丸日記 8月13日-1) イタリア選手権 参戦記 6日目 目標変更 (2016/8/16 1:03:55)
160813 Take Off 上空
160813 Take Off 上空-2
160813 最終日 全員goal

人生訓そのXX「私の辞書に初志貫徹という言葉はない」
状況は常に変わるもの。そこで初志貫徹に拘ったら、自由度を失うだけ。
その時その時の状況に応じて、その環境下での目標を決め、励めば良い。

最初に二本続けて飛べ、合計5時間半となった時には思いもしなかったが
後1本で10時間達成はとても無理である。
「成績には拘らない。特に実は5人しかいないクラス5でTOPを取っても
まあ、なんだかなあ」との思いがあったが、方針変更。
一杯飛べなかったという不満に、何か結果を残したいという気持ちが高まる。

因みにこのクラス5、及び参加者の大勢を占めるクラス1は、自転車で例えたら
20段変速と5段変速の自転車競技のようなもの。今回の参加者は5人vs64人。
何が違うか。20段変速の方うが、スピードが出るし、楽に飛べる。
遠くに、長く飛び易い。
最大の違いは価格。クラス5(Rigid)はクラス1((Flex)の約倍の値段がする。
私も以前はクラス1だったが、自由に飛びたい、というハングを始めた原点から、クラス5に移った。
競技者の主要も移ると思いきや、未だにクラス1がメインである。
因みにFelixは、世界でほぼ独占するクラス5のグライダー・メーカーATOSの社長さん。

さて、朝のBriefingによると最高得点者が1500点に達した時点で大会成立。
現在は1499点。後1点不足。
今日飛べれば、私が参加できない明日のフライトはなくなるとのこと。
つまり、私は今日このままTOPを維持できれば、クラス5ではイタリア選手権者!
振り返って分析すると、他4人のうち、2人は互角以上のレベル。
一人は一昨年の世界戦でも戦った老獪。
もう一人はATOSではないがかなり良く飛ぶ機体を操る。

以上、相変わらず長い前置き。

またも強風で1時間掛けて移動。最初は組まず、キャンセルの雰囲気が漂う。
その後暫くしてから競技する事になり、バタバタの中、グライダーを組み、競技開始。
強風でTake Offが滞り、またも出遅れ。Gate Open15分前のTake Off。

以前は意識もしなかったクラス5の2機を常にマークしてフライト。
リッジ(斜面上昇風)を利用してのスピード・レース、約80㎞。
「回したら負け」に気づくのに時間が掛かり、徐々に遅れる。
「+2m/s以上なら回す」と決めて動くも、なんの事はない、兎に角進んだもの勝ち。
一機は引き離すものの、地元の老獪には離されたままでゴール。
降りてから握手。老獪が計器を見せながら曰く
「俺は下手くそなんだ。最高時速78㎞/hしか出ていない。」
二人で私の計器の最高時速を調べる。なんと1㎞/h速い、79㎞/h。大笑い。
多分、100㎞/hは出しても良いコンディションであっただろう。
多くのゴール者が出ると、時間得点の比率が上がる。
今日はフランス人2名もゴールし、チーム全員ゴール。
さてこの2,3分の遅れ、果たして逆転を許すことになるのか。

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