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「例え帰りが遠路でも、閉会式には出なくてはならない。
それが、大会を運営して下さった役員に対する礼儀である。」
日本の大会で、閉会式に出ずに帰ろうとする友達に、苦言を呈したことがある。

これから940㎞走り、グライダーを返し、翌日15時半のフライトに搭乗する。
当初計画では大会途中での帰国。やむなし。
17時には走り出し、13時空港着目標、持ち時間20時間、途中一泊の予定だった。
ところが明日は競技不要となり、閉会式は今晩21時からとのこと。
んんん、やむなし。まあ、22時には出発できるだろう。
そう思って閉会式に参加することに。

思いの外、こぎれいな場所。
スパゲティが配られる。
「まあ、これで腹ごなしをして、それから表彰式かな。」
「ちょっと多目に入れてくれ」と相変わらず、欲張りな要求。
甘かった。違う具で、更に同じだけもう一皿。
そしてこれは、始まりに過ぎなかった。
イタ飯はスパゲティが最初に出て、それからメインだから注意。
子供の頃に聞いて、信じなかったコース・メニューだが、ここにきて直面。
それからサラダや、豚肉やら鶏肉やらの各種肉、デザートに最後にコーヒー。
因みに写真はその一部。

時間がどんどん過ぎて行く。
開き直って、商社マンのマナー、各テーブルをご挨拶に回る。
3000㎞走って来たロシア・チーム。大挙して参加しているイギリス・チーム。
リジットのテーブル。オフィシャルのテーブル。
開始3時間後、零時を回り、やっと表彰式が始まる。
異文化体験、これも海外フライト、おまけの続きかな。