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IGC meeting に出席します
Team Maru-WGC
(2024/12/25 18:57:23)
IGC meeting に出席します (2015/2/26 10:39:35)
2015/02/27-28 にスイス ローザンヌで開催される IGC 総会に参加してきます。
グライダースポーツはスカイスポーツ全体を統括している FAI のもとに IGC (FAI Gliding Commision) が設置されており、 年に一回開催される総会 の場でグライダー競技会のルール(FAI Sporting Code Annex 3A)、記録飛行、バッジフライトのルール( FAI Sporting Code Section 3 , Annex A , Annex C )の改訂、および、カテゴリー1競技会の開催地が決定されます。
各国から1名の委員が参加します。日本からは 滑空協会常務理事の甲賀さんが委員(Delegate)をされております。私は2012年から副委員(Alternate Delegate)を担当 しており、競技会ルールに関する部分で甲賀さんのサポートをしてきました。
来年から正委員を私に交代することになり、今年は各国のメンバーを紹介していただくため、甲賀さんと二人で参加を予定しています。上記ルールのうち、競技会部分のルールはかなり読み込んでいましたが、記録飛行、バッジフライトについては1995年にオーストラリアでバッジ取得後は細かく読み込んでおらず、学生に「銀賞飛行をトライしよう!」と言いながら、細部は理解していない部分がありました。今回参加するにあたり、正月休みから Sporting Code を改めて全部読み直してみました。
改めて思ったのは、国内で滑空スポーツを盛んにするために、まずはガラパゴス化を避ける必要があります。「世界標準は何か」を常に理解し、取り入れた上で、次に必要になるのが日本の独自性を伸ばすことになると思います。他のスポーツ競技の取り組みを見てみますと、サッカーでは当然のこととしてやっています。先日、卓球女子ナショナルチーム監督の村上さんのお話を聞く機会がありましたが、卓球も世界のルールにキャッチアップすることの重要性を言及されていました。女子バレーボールの眞鍋監督の講演でも同じことを言われていました。
とはいえ日本人にとって言語の壁は大きいので、普及を目指すのであればSporting Code の日本語化は必要と思います。Sporting Code はまず General Section があり、次に、各スカイスポーツのカテゴリー毎に細分化されたルールがあります。 General Section は航空協会で翻訳いただいている物があります 。日本の他のスカイスポーツをみてみると、 日本から世界チャンピオンを輩出している気球 の世界では 日本気球連盟のホームページにバルーンのカテゴリーのSporing Code Section 1が翻訳されてあります 。このあたりは是非見習いたいところです。
手をつけられるところから始めるには、まずは FAI 公式立会人、国内滑空記章試験員向けの講習会資料を拡充、毎年のルール改訂にキャッチアップした内容にしていく、講習会の開催頻度を増やして、周知を広めていくことから始めようと思っています。
正月休みを使ってSporing Code を読み終わった 1月の中旬に Agenda が発表されました。総ページ数で 200-250ページ程度の議事が事前にアップされますので、内容を確認した上で、甲賀さん、理事の皆様と投票方針を確認します。こういったものは過去の改訂の経緯、競技会で実際に発生した事象からの改訂がありますので、背景を理解することが必要になりますし、過去の改訂の流れを知ることも必要です。実際今年の改訂も昨年の世界選手権、一昨年のヨーロッパ選手権での反省を踏まえた改訂が盛り込まれています。あわせて過去のミーティング議事録も数年分は目を通してみました。
今年のアジェンダは大きなカテゴリーで見ると下記3つのカテゴリーに分かれます。
1. 各 working group の報告事項
2. 2018年の世界選手権開催地の決定
3. Sporting Code の改訂
Sporting Code 改訂は Year 2 approval と Year 1 approval に分かれています。まずは方向性を最初の年に決めて、細部を次年度の総会で決定する、といった形がとられているようです。Sporting Code 改訂は昨年提案されて大枠の方向性は決まっている Year 2 approval のものが多く、新しい提案はあまりありませんでした。
世界選手権開催地はフラップ付きクラスがチェコ、フラップ無しクラスがポーランドしか立候補がない珍しい状況で、今回は信任投票になりそうです。
今年の目標はまずは30名ほどの参加の予定されているメンバーとの顔合わせ、リレーション作りをすることが目的です。数名は過去の競技会で顔をあわせているメンバーも居ますので、そのメンバーを中心にリレーション作りをしてこようと思います。
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IGC meeting に出席します (2015/2/26 10:39:35)
2015/02/27-28 にスイス ローザンヌで開催される IGC 総会に参加してきます。
グライダースポーツはスカイスポーツ全体を統括している FAI のもとに IGC (FAI Gliding Commision) が設置されており、 年に一回開催される総会 の場でグライダー競技会のルール(FAI Sporting Code Annex 3A)、記録飛行、バッジフライトのルール( FAI Sporting Code Section 3 , Annex A , Annex C )の改訂、および、カテゴリー1競技会の開催地が決定されます。
各国から1名の委員が参加します。日本からは 滑空協会常務理事の甲賀さんが委員(Delegate)をされております。私は2012年から副委員(Alternate Delegate)を担当 しており、競技会ルールに関する部分で甲賀さんのサポートをしてきました。
来年から正委員を私に交代することになり、今年は各国のメンバーを紹介していただくため、甲賀さんと二人で参加を予定しています。上記ルールのうち、競技会部分のルールはかなり読み込んでいましたが、記録飛行、バッジフライトについては1995年にオーストラリアでバッジ取得後は細かく読み込んでおらず、学生に「銀賞飛行をトライしよう!」と言いながら、細部は理解していない部分がありました。今回参加するにあたり、正月休みから Sporting Code を改めて全部読み直してみました。
改めて思ったのは、国内で滑空スポーツを盛んにするために、まずはガラパゴス化を避ける必要があります。「世界標準は何か」を常に理解し、取り入れた上で、次に必要になるのが日本の独自性を伸ばすことになると思います。他のスポーツ競技の取り組みを見てみますと、サッカーでは当然のこととしてやっています。先日、卓球女子ナショナルチーム監督の村上さんのお話を聞く機会がありましたが、卓球も世界のルールにキャッチアップすることの重要性を言及されていました。女子バレーボールの眞鍋監督の講演でも同じことを言われていました。
とはいえ日本人にとって言語の壁は大きいので、普及を目指すのであればSporting Code の日本語化は必要と思います。Sporting Code はまず General Section があり、次に、各スカイスポーツのカテゴリー毎に細分化されたルールがあります。 General Section は航空協会で翻訳いただいている物があります 。日本の他のスカイスポーツをみてみると、 日本から世界チャンピオンを輩出している気球 の世界では 日本気球連盟のホームページにバルーンのカテゴリーのSporing Code Section 1が翻訳されてあります 。このあたりは是非見習いたいところです。
手をつけられるところから始めるには、まずは FAI 公式立会人、国内滑空記章試験員向けの講習会資料を拡充、毎年のルール改訂にキャッチアップした内容にしていく、講習会の開催頻度を増やして、周知を広めていくことから始めようと思っています。
正月休みを使ってSporing Code を読み終わった 1月の中旬に Agenda が発表されました。総ページ数で 200-250ページ程度の議事が事前にアップされますので、内容を確認した上で、甲賀さん、理事の皆様と投票方針を確認します。こういったものは過去の改訂の経緯、競技会で実際に発生した事象からの改訂がありますので、背景を理解することが必要になりますし、過去の改訂の流れを知ることも必要です。実際今年の改訂も昨年の世界選手権、一昨年のヨーロッパ選手権での反省を踏まえた改訂が盛り込まれています。あわせて過去のミーティング議事録も数年分は目を通してみました。
今年のアジェンダは大きなカテゴリーで見ると下記3つのカテゴリーに分かれます。
1. 各 working group の報告事項
2. 2018年の世界選手権開催地の決定
3. Sporting Code の改訂
Sporting Code 改訂は Year 2 approval と Year 1 approval に分かれています。まずは方向性を最初の年に決めて、細部を次年度の総会で決定する、といった形がとられているようです。Sporting Code 改訂は昨年提案されて大枠の方向性は決まっている Year 2 approval のものが多く、新しい提案はあまりありませんでした。
世界選手権開催地はフラップ付きクラスがチェコ、フラップ無しクラスがポーランドしか立候補がない珍しい状況で、今回は信任投票になりそうです。
今年の目標はまずは30名ほどの参加の予定されているメンバーとの顔合わせ、リレーション作りをすることが目的です。数名は過去の競技会で顔をあわせているメンバーも居ますので、そのメンバーを中心にリレーション作りをしてこようと思います。
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