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梅雨頃に読んでた本。

三浦しをん『風が強く吹いている』

『船を編む』の作者さん、三浦しをん作品。
駅伝の話。10人の登場人物それぞれに物語があり、
各々の苦悩や葛藤は多くの読み手の共感するところになるだろう。
三浦作品は内に秘める情熱の表現が好きだ。
心を華美に装飾しない純粋な想いが、若者の不器用な情熱として
伝わってくるのがいい。
この作品を読むと頑張ってやり抜こう！って気持ちになるのだ。

この本を読んでいる最中に箱根300ｋｍ走った。
その後に続きを読んだ時、丁度箱根駅伝と同じコースだったので
妙に感情移入をしてしまったりで。
そんな熱気で、その後400ｋｍ走ろうと決めたりね。
気持に情熱を呼び覚ます作品でした。