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どんな形の飛行機でも飛ぶんです! その9
飛行中年
(2024/12/25 18:57:24)
どんな形の飛行機でも飛ぶんです! その9 (2016/11/27 11:35:15)
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どんな形の飛行機でも飛ぶんです! その9 (2016/11/27 11:35:15)
今回はアニメで有名になったあの飛行機について、なぜ飛ぶことが出来るの考えてみたいと思います。
宮崎アニメの中で主人公が乗っていたパーソナルジェット機のメー〇ェ…。
この飛行機。実際にそのデザインをほとんど変えずに本当に飛ぶものが作られました。
オリンポスさんという会社で作られたものですが、こちら、本当にすごい実力を持たれていると思います。
実際に私はこの飛行機を見たことがありますが、安全性に配慮され、そして、きちんと空を飛ぶ要素が押さえられた素晴らしい設計がなされていると思います。
このメー〇ェこそ、私がこのブログでお伝えしたかったことが見事に実現され、そして、実際に飛んでいるとても良い例だと思います。
(今回、私なりにこの飛行機がなぜうまく飛ぶか、たくさんの人に出来るだけ分かりやすいように解説してみたいと思いますが、もし間違えたところがありましたら、オリンポスさんご指摘お願いいたします!)
さてこの飛行機。なぜうまく安定が取れて飛ぶことが出来るのでしょうか?
飛行機の安定性を考える場合、ピッチ、ヨー、ロールの3つの自立安定性を確保しなければいけません。
この中で、まずはピッチの安定性についてですが…。
実はこのメー〇ェ。水平尾翼がなく、無尾翼形式なのですが後退角も翼端にしかありません
こんな形式の飛行機の場合、ピッチ安定はどうやってとるのか?
このブログを最初から読んでいただいている方ならば、もうお分かりですよね?
そう。この場合後退角のない無尾翼機、プランク翼の手法が使えるんです!
具体的には、このメー〇ェの翼型に後ろが反り返ったものが使われているんです。
以前ご紹介したこの翼型ですね!
メー〇ェの場合、これにさらに翼端部分に大きなねじり下げが持たされているんです。
このねじり下げにより、以前よりこのブログで繰り返しご説明した…。
の翼の角度の関係も成り立つため、しっかりとしたピッチの安定を確保することが出来ているんです!
そのため、実際にこのメー〇ェに乗られた方の話だと、思いのほかピッチの安定が良いと言われています。
次にヨーの自立安定性の話なのですが、これもとても良く考えられているようなのです。
以前私はこのシリーズの最初の方で、ヨーの安定については垂直尾翼を持つか、重心位置より後ろの抵抗を大きくするかの方法があるとお話ししました。
メー〇ェには翼の中ほどに申し訳程度の垂直尾翼がありますが、これは面積的には十分ではありません。
しかし、重心位置がかなり前になるように設計されていて、重心位置より後ろの翼面積が多くなることにより抵抗が大きくなり、ヨーの安定がとれるようにしているいようです。
さらに、これは私も気づかず人から教えてもらったことなのですが、このメー〇ェの翼端には大きな下反角が持たされていますが、これも垂直尾翼の効果を狙ったものなのだそうです。
この飛行機の翼端には後退角が持たされており、この機体の中で一番重心位置から後ろに離れた場所でありますが、ここに下反角による垂直尾翼の成分も持たせられるように、その効果を狙って設計されたそうです。
この部分には大きなねじり下げも持たされていますから、確かにこの手法で垂直尾翼の効果も狙えると思います。
すごいアイデアだと思います。
そしてロールの安定性についてですが…。
実はロールについては、このブログで上反角か後退角で安定性が確保できると申し上げてきたのですが…。
実際にはこれは、飛行機が完全に自立して飛んでいるときの話…。
現実的にこのロールの安定については、逆安定で下反角が持たされた飛行機が多く存在しています。
これは飛行機に必要以上に安定性が持たされることにより、運動性が失われてかえって危険になることを防止しているからなのです。
実際にはロールの安定については、人の操縦に頼る自立安定だけでも十分に飛ぶことができます。
ハンググライダーはそのよい例で、たいていの機体は下反角になっており、これにより操縦性を向上させてより安全に飛ぶようにしています。
もちろん、その分常にロールについては修正飛行を続けなければいけないのですが、人間の操縦能力でそれは十分に可能なのです。
今回ご紹介しているメー〇ェもこれとまったく同じで、翼の中の上反角よりも翼端の下反角が大きく、翼全体では下反角気味なのですがこれで安全な操縦性を確保しているんだと思います。
簡単にメー◯ェについて、その安定性のお話をしましたが…。
実際このメー〇ェを安全に飛ぶようにするため、大変なご苦労があったとお聞きしています。
理屈の上では上記のような説明になると思いますが、しかし、この飛行機が飛んでいる本当の理由は、このプロジェクトを企画され
た八谷氏、そして、その情熱に動かされ本当にこの飛行機を作ってしまったオリンポスさんの情熱が合わさったからこそ、現実に飛ぶメー〇ェ
が実現できたのだと思います。
こんな熱い情熱を持つことって、本当に大事なことだと思います。
宮崎アニメの中で主人公が乗っていたパーソナルジェット機のメー〇ェ…。
この飛行機。実際にそのデザインをほとんど変えずに本当に飛ぶものが作られました。
オリンポスさんという会社で作られたものですが、こちら、本当にすごい実力を持たれていると思います。
実際に私はこの飛行機を見たことがありますが、安全性に配慮され、そして、きちんと空を飛ぶ要素が押さえられた素晴らしい設計がなされていると思います。
このメー〇ェこそ、私がこのブログでお伝えしたかったことが見事に実現され、そして、実際に飛んでいるとても良い例だと思います。
(今回、私なりにこの飛行機がなぜうまく飛ぶか、たくさんの人に出来るだけ分かりやすいように解説してみたいと思いますが、もし間違えたところがありましたら、オリンポスさんご指摘お願いいたします!)
さてこの飛行機。なぜうまく安定が取れて飛ぶことが出来るのでしょうか?
飛行機の安定性を考える場合、ピッチ、ヨー、ロールの3つの自立安定性を確保しなければいけません。
この中で、まずはピッチの安定性についてですが…。
実はこのメー〇ェ。水平尾翼がなく、無尾翼形式なのですが後退角も翼端にしかありません
こんな形式の飛行機の場合、ピッチ安定はどうやってとるのか?
このブログを最初から読んでいただいている方ならば、もうお分かりですよね?
そう。この場合後退角のない無尾翼機、プランク翼の手法が使えるんです!
具体的には、このメー〇ェの翼型に後ろが反り返ったものが使われているんです。
以前ご紹介したこの翼型ですね!
メー〇ェの場合、これにさらに翼端部分に大きなねじり下げが持たされているんです。
このねじり下げにより、以前よりこのブログで繰り返しご説明した…。
の翼の角度の関係も成り立つため、しっかりとしたピッチの安定を確保することが出来ているんです!
そのため、実際にこのメー〇ェに乗られた方の話だと、思いのほかピッチの安定が良いと言われています。
次にヨーの自立安定性の話なのですが、これもとても良く考えられているようなのです。
以前私はこのシリーズの最初の方で、ヨーの安定については垂直尾翼を持つか、重心位置より後ろの抵抗を大きくするかの方法があるとお話ししました。
メー〇ェには翼の中ほどに申し訳程度の垂直尾翼がありますが、これは面積的には十分ではありません。
しかし、重心位置がかなり前になるように設計されていて、重心位置より後ろの翼面積が多くなることにより抵抗が大きくなり、ヨーの安定がとれるようにしているいようです。
さらに、これは私も気づかず人から教えてもらったことなのですが、このメー〇ェの翼端には大きな下反角が持たされていますが、これも垂直尾翼の効果を狙ったものなのだそうです。
この飛行機の翼端には後退角が持たされており、この機体の中で一番重心位置から後ろに離れた場所でありますが、ここに下反角による垂直尾翼の成分も持たせられるように、その効果を狙って設計されたそうです。
この部分には大きなねじり下げも持たされていますから、確かにこの手法で垂直尾翼の効果も狙えると思います。
すごいアイデアだと思います。
そしてロールの安定性についてですが…。
実はロールについては、このブログで上反角か後退角で安定性が確保できると申し上げてきたのですが…。
実際にはこれは、飛行機が完全に自立して飛んでいるときの話…。
現実的にこのロールの安定については、逆安定で下反角が持たされた飛行機が多く存在しています。
これは飛行機に必要以上に安定性が持たされることにより、運動性が失われてかえって危険になることを防止しているからなのです。
実際にはロールの安定については、人の操縦に頼る自立安定だけでも十分に飛ぶことができます。
ハンググライダーはそのよい例で、たいていの機体は下反角になっており、これにより操縦性を向上させてより安全に飛ぶようにしています。
もちろん、その分常にロールについては修正飛行を続けなければいけないのですが、人間の操縦能力でそれは十分に可能なのです。
今回ご紹介しているメー〇ェもこれとまったく同じで、翼の中の上反角よりも翼端の下反角が大きく、翼全体では下反角気味なのですがこれで安全な操縦性を確保しているんだと思います。
簡単にメー◯ェについて、その安定性のお話をしましたが…。
実際このメー〇ェを安全に飛ぶようにするため、大変なご苦労があったとお聞きしています。
理屈の上では上記のような説明になると思いますが、しかし、この飛行機が飛んでいる本当の理由は、このプロジェクトを企画され
た八谷氏、そして、その情熱に動かされ本当にこの飛行機を作ってしまったオリンポスさんの情熱が合わさったからこそ、現実に飛ぶメー〇ェ
が実現できたのだと思います。
こんな熱い情熱を持つことって、本当に大事なことだと思います。
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