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feed 薪ストーブの維持費って? (2016/12/16 8:30:24)
いよいよ本格的な薪ストーブシーズンが到来しました!

もちろん、我が家のアクレイムは毎日ガンガンに焚いてます!



さて、今日は薪ストーブの維持費について、ちょっとお話ししてみたいと思います。


我が家のアクレイムはバーモントキャスティングス社というアメリカのメーカーの薪ストーブです。

只今6シーズン目に突入し、今までやったメンテナンスの内容は…。

ガスケット類の交換→2回

オーバーホール→1回

だけで、ガスケット以外の部品は交換していませんが、耐火煉瓦はもうそろそろ交換が必要で、二次燃焼ボッ

クスもあと何シーズン持つかわからない状態です。

近いうち、これらの交換も必要でしょう。

これらは、ガンガンに薪ストーブを使っている割には、比較的メンテナンス代がかかっていない例だと思います。

ウチの場合、メンテナンスはすべて自分でやっているのでなおさらでしょう。(笑)


さて、薪ストーブには大雑把に分けて、触媒機とクリーンバーン機というのがあります。

これらはそれぞれに良い特性があるために二つが存在しています。

このうち触媒機については、よく触媒の交換が定期的に必要だから維持費がかかる…。なんて言

われていますが…。

いろいろな仲間の薪ストーバーの話を聞いていると、一概に触媒機は維持費がかかるなんて言いきれないよ

うに思えてきました。

と、いうのは、クリーンバーン機だってなんだかんだで部品が痛んで交換や修理をしている例を多く聞いているからです。

特に、高温になりやすい燃焼室上部のバッフルまわりがやられてしまいがちなようです。

ストーブが壊れれば当然修理が必要だし、その分維持費がかさんでしまいます…。

また、一般に維持費がかかると思われている触媒機ですが…。

クリーンバーン機に比べ、薪をゆっくりと燃やせるという特性を持っています。

これは、一時的にパッと薪の持つエネルギーを放出する特性を持ちがちなクリーンバーン機に比べ、上手に燃焼を制御してやれば、

部屋の温度をより一定に保つことが出来、より薪を節約できる可能性もあると思います。

この特性、更に炉壁に大谷石などの蓄熱性の高い材質を使い、長時間焚き続けることでより効果が出てくると思います。

(実は、薪ストーブって、触媒機のように二次燃焼室がストーブの背後にあるタイプでは、炉壁も蓄熱して遠赤外線を大量に出すの

で、その材質で暖かさも変わってくるんです!)

こんなことから、触媒機は薪を上手に燃やすことがやりやすいため、結果的に薪を節約しやすいとも言われています。

(これは、触媒機の方がクリーンバーン機よりも効率が良いということではなく、より触媒機の方が穏やかに薪を燃やせ易いということですの

でお間違えなく…。)

薪が節約できれば、それだけ触媒機は維持費が安くなるとも言えます。


触媒機、クリーンバーン機についていろいろと書いてみましたが、要は何が言いたいかというと…。

どっちが維持費が安いかなんて、実際に使ってみないとわからない!!ということです。

むしろ、私は思うのですが、薪ストーブの維持費を安くしたいのであれば機種の選定ではなく、オーナーが

愛情をもっていかに薪ストーブを管理し、大事に焚くか!だと思うのです。

温度管理もせず、乾燥薪も使わず、メンテナンスもしない…。

そんな使い方をすれば、どんな薪ストーブだって傷んでしまい、修理にお金がかかってしまいます。

ですから、もし維持費の違いで触媒機かクリーンバーン機かにするかについて悩んでいる方がおられるとしたら、実はそれはあまり

意味がないのでは?と、私は思えるのです。

そんなことよりも、むしろ、そのストーブの特性があなたのライフスタイルに合っているか?

そういったことに注目した方が良いと思います。

そして、

なんだかんだ言っても、結局は薪ストーブなんて暖房器具というよりは、かなり、趣味に近い道具なんですから結局は自分が気に入った薪ストーブが一番なのではないか?

と、私は思うのです!




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