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安全と時間の確保の為、今回は全行程でドライバーさんを手配。
恐らく、今回のツアーで一番コストが掛かっている部分。
まあ、已む無しか。

そうした中、思わぬ特典も。
偶々ドライバーさんの家の近くを通るので、家に寄りたい、と。
勿論、ＯＫ。
行ってみると、入り口にクリスマス・ツリーの飾り付け。
そうか、今日はクリスマスなんだ。
でも、「私は仏教徒だ、って言ってなかった？」
聞くと、「お母さんはキリスト教で、親父は仏教。自分は仏教を選んだ。
因みに、兄はキリスト教徒」
成程、「スリランカは仏教」なんて、画一的に覚えていても、現実は全く違う。
車で走らせると、ヒンドゥー教のお寺もあれば、イスラム教のモスクも。

家に上がって、歓待される。
7歳の娘さんと思わず2ショット。
顔が仏様に似ている気がして、非常に印象的だった。
「10年後にまた会おう」と、訳の分からない約束をする。
間違いなくこの民族だろうなぁ、仏教が始まったのは。

その後、今日のメイン・イベント、乗馬。
海岸線を4時間、30㎞。
教会や、20機以上も連なる風力発電の風車を巡る。
失礼ながら、正直、その先進性にびっくり。
街を通過する時には、直ぐ近くでお祝いの爆竹騒ぎ。
驚く馬、あわや8度目の落馬という状況に何度も会う。
「なんで、キリスト教が爆竹でお祝いやねん！」

東の端にあり、文化の行き止まりの島国、日本。
対照的に、文化往来の通過点にある島国、スリランカ。
「多様性」が最近のマイ・ブームの私には、非常に興味深い。

訪問国61か国目達成。この国は面白い。いっぺんに好きになった。
良し、スリランカ紀行の始まりだ。