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大会4日目 初心忘れるべからず
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
大会4日目 初心忘れるべからず (2017/1/22 18:07:13)
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大会4日目 初心忘れるべからず (2017/1/22 18:07:13)
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全日の結果の悪さに反省し、備えたタスク4。
ようやくコンディションは上向きになってきたということで100㎞オーバーのタスクが組まれました。
スタート前、いつものようにT.O.周辺はサーマル活動が活発になり、それと同時に低い雲がどんどんと
わいてきます。
スタートの位置を気にしながら雲に入らないようにと気にする1時間。
スタート時からいい位置でのスタート。
先頭を走る集団の先のほう。
いつもいる位置。
この日、前半、このまま行ける、そう思っていました。
その思いが、この日は、トップになっていこうという初心を忘れた飛びになっていきました。
前半はこのまま行ったのですが、それは中盤以降一気に崩れました。
前半の調子よいタイミングで飛べていたのは中盤の一度の遅れでリズムを崩します。
ブラジルのサーマルは、最初にそれを取った人間には微笑む者の、遅れて入ってきたものには、同じような
上昇を与えません。
結果、遅れ始めるとじりじりと離されていくことになります。
挽回するためには、自分が先に強いサーマルに当てていかないといけない。
ターンポイント1を取った後は、ほかの集団よりも200mほど高度が低い中、一人先に進みます。
そしてこれは!というサーマルにヒット。
一気に高度を上げるのですが、集団はすぐ後ろを高い高度で追ってきていたので、
そのおいしいところは高度の高いところでさらに取られてしまい、追いつけない。
それでも十分サーマルは発達している。
こうして私は、集団よりも常に低い高度で進むことになっていたのです。
遅れても上げ切ればいい。
そういう思いがあった初日と違い、勝つためには常に先行していかないといけないというおもいいとらわれていたこの日。
それが自分を遅れさせていくことになっていったのです。
そのため、低く行き過ぎた私はもう本当に足が地面につくというところまで高度を落としてしまうことになりました。
低い高度のサーマル活動は弱い。
それでも昨日よりは不安定な天気に救われ、高度を取り戻した時には、すでに集団はゴールへと向かって遠くの
彼方に。
せめてゴールだけでもと思い直し、スピードを落としてゴールへ向かうも、あと数キロというところでこの日のサーマルは売り切れ。
ゴール手前6㎞程のところで着陸する羽目に。
ほとんどの選手がゴールする中、この結果。
パラグライダーは本当に気持ちで左右されていきます。
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