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第57回全国学生グライダー競技大会結果 (2017/3/22 0:27:48)
翌々日の報告となって申し訳ありません
四年の清水です
全国大会の最終日の模様と結果をお伝えします
最終日は関東全域が高気圧の影響にありましたが、日本の東にある低気圧があまり動かなかったために西高東低の気圧配置が強まり、強い北風が吹く一日でした。
法政ディスカスチームは7番目の発航、しかし法政より前の発航だった慶應、明治が得点をしました。
それ以降なかなか得点するチームはなく、逆転は難しいと考えていました。
田中も一度上がりましたが、得点できずに一度ランディング。
さらには風が強まり、発航スタンバイ。
発航スタンバイのため、キャノピーが砂煙で汚れないようにガード
写真右は横から。体格的に逆だと思う……。
誰もがあきらめかけていた時、田中が上がり始めて地上では緊張が高まりました。
田中が上がっていくのを見守る。何故か浅見は見ていない。
ほかの機体が攻めあぐねている中、田中から無線が!
「妻沼ピスト、法政ディスカス。給水塔クリア」
もうこの時点で地上の興奮は最高潮だと思っていました。
しかし、田中は我々の予想を上回ります。
多分給水塔をクリアした後、浅見は見ているのも辛いのか顔を隠す。
田中はまたサーマルを掴み、流されながら千代田へ近づき、ついにその時が……!
「妻沼ピスト、法政ディスカス。千代田クリア」
なんということか。
地上で見守っている我々の興奮はとどまることを知らず、さらに盛り上がりました。
そして、田中からゴール手前2キロの無線が。
上は千代田クリア直後、下が機体が見えた瞬間
何かと写真が面白い浅見は斬新なやり方で機体の場所を久保に教えている
田中の乗る法政ディスカスがゴール
↓その頃の地上
この時、他に上がっていた機体は団体、個人ともに1位だった東大LSチーム、次いで団体2位の青山ディスカスチーム。
東大はなかなか得点できず、青山は得点していましたが、タイム的に田中のほうが早いという状況。
法政の緊張はさらに高まりました。
田中がランディングし、興奮のあまり大勢で機体取りへ。
(この後チームリーダーの大熊がピストに呼び出されて注意された)
そしてバトンは二番手の大熊へ
大会開始からずっと花粉症とも戦っていた大熊
大熊は奮闘しましたが、なかなか上がれず……。
しかし、法政、青山が得点した後に得点するチームはなく、この時点でほぼ間違いなく団体個人ともに逆転し1位。
ああ、長々と書いている間に日が越えて、更新時点の日付が……!
まあそれは置いておき、ついに上がていた全機体がランディング。
法政で計算した結果では、1位となっていましたが、他のチームの結果次第となりました。
今大会では、4チーム以上の得点がない場合、デイリーファクターがかかり、周回しても満点が800点になるというルールがあり、正式な発表があるまで分からない状況でした。
浮ついた雰囲気の中、ついに撤収が終わり、結果が出ました。
結果は……
個人団体、ともに優勝!!!!!!!!!!!!!!
きっとブログを見てくださっている人はこの結果を知っている方ばかりかと思いますが、改めてこの場でこの結果をお伝えすることができ、本当にうれしく思います。
ですが、なかなかこの気持ちが文章にできません。
結果が発表された後、お昼のホットモットが喉を通りませんでした。
ビックリマークだけで、表現しきれない自分の文章力が恨めしい……。
競技終了後の集合写真
大勢の教官、OB、OGの皆さんが来てくださいました。ありがとうございます。
そして、閉会式が始まりました。
表彰式で、たくさんのトロフィーや賞状をもらいました。
中でも、朝倉監督が常々言っていた深紅の優勝旗である、村山旗が渡されても、実感が湧きませんでした。
その実感が湧かないまま、閉会式が終わり、様々写真撮影を終えると、なんと朝倉監督が霧ヶ峰から車を飛ばして来てくださいました。電話したのは確か13時過ぎだったはずなのですが……。
監督の顔を見た瞬間、私はまた涙が溢れそうになりました。
創部以来初の団体優勝、それにかけてきた皆様の思いを叶えることができて、感動がこみ上げすぎて言葉が出ませんでした。
写真はOB栗原先輩より
トロフィーなど貰ったもの全部と。
8割ぐらい田中の個人優勝のトロフィー。
実際、何が個人で貰ったものか、団体で貰ったのか分からないぐらい多くの物をいただきました。
新人戦でも、六大学対抗戦でもいただきましたが、やはり全国大会は別格でした。
書きたいことを書きたいように書いてきたので、まとまりのない文章になってしまったかもしれませんがご容赦ください。
以上で終わります。
最後に、今大会応援に駆けつけてくださいました教官、OB、OGの皆様、大会役員として運営を行ってくださった皆様に多大なる感謝を申し上げます。
航空部四年 清水亮太