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feed 一度飛んだら病みつき (2011/4/18 18:30:10)
motor glider.gif  鳥のように空を飛びたい-そんな夢を追うグループが、丘珠を拠点に活動している。その一つがエアロスポーツ北海道(笹岡昌章会長、30人)。グライダーにエンジンを積んだ「モーターグライダー」を使って大空の旅を楽しんでいる。
「クリアード・テークオフ」(離陸支障なし)。エンジン音が高なり滑走路を走り出す。同会の愛機グローブG-109B。二人乗り。1984年、西ドイツ製。全長8.1メートル。全幅17.4メートル、重量670キロ。「一度給油すれば1500キロ飛べる。性能は小型機とほとんど変わらない」。操縦かんを握る笹岡会長(67)が教えてくれた。
 同会は元航空大学校帯広分校教官の吉田勝三さん(83)が85年、手軽に操縦を楽しめる場を、と発足。公務員、会社役員、自営業などさまざまなメンバーが土、日曜を中心に、石狩や当別上空で練習飛行を重ねる。岩見沢市の団体職員高谷勝彦さん(40)は毎週のように丘珠に通い昨年11月、4年がかりで操縦士免許を得た。「遮るものなく自由に動ける。一度飛んだらやめられません」と顔をほころばせる。
 笹岡会長は元会社員。「絶対無理だと思い込んでいた」操縦の練習が札幌でできると聞いて、49歳で入会。ゼロから初めて10年余りで飛行教官の資格も得た。入会金6万円、宴会費4万円、飛行時間30分当たり九千円。「ゴルフに比べればそう高くない」。元旦は、空から北海道神宮を参拝する恒例の「元旦飛行」だ。(北海道新聞1月1日特集記事「響けプロペラ丘珠就航50年」より転載)

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