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モーターグライダーとは
JA2339
(2024/10/31 8:41:40)
モーターグライダーとは (2011/4/18 18:30:09)
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モーターグライダーとは (2011/4/18 18:30:09)
軽飛行機なみの性能を持つサイドバイサイドのドイツのグローブ・ヴェルケ社製の復座モーターグライダー。昭和59年製造。翼長は
17.4m、全長8.1m、全高1.7m。エンジンはドイツフォルクスワーゲン製航空用2,500cc 90馬力を搭載しています。
燃料は航空ガソリン100LLまたは96オクタン以上の自動車用ガソリンを使用でき、通常飛行では1時間10リットル程度と、軽飛行機にくらべてコストパフォーマンスが非常に高い特徴があります。主翼、胴体とも一部炭素繊維を併用したオールプラスチック製であり、飛行抗力が小さくソアラー並の滑空性能を誇っており、また、ガルウイング・ドアを採用しており、機首下部の小窓を含め、上下方とも視界が確保されています。
降下・進入速度は通常115km/h(最良滑空速度)で接地速度は75~85km/h。離陸距離(50フィート越え、乾燥したハードサーフェイス)は性能上316m、同着陸距離は390m(ただし、ICAO標準大気状態で)横風(横風限界11ノット)に対する安定性は比較的高い。しかし、尾輪式の機体であることから、3点着陸または尾輪からの着陸技術の習得が必須です。地上の直線滑走とともに、この機体のもっとも難しい点です。
プロペラのピッチは、クライムおよびクルーズの切り替えができ、さらに上空でエンジンを止め滑空するときは、フェザーピッチに変更することができ、そして100km/h前後で滑空することができるのです。
最良滑空比は速度115km/hで1対28。性能上の最大巡航速度は190km/h、3,000rpm(Vne=240km/h)ですが、当クラブでは、運用上通常の水平飛行は170km/h(90ノット=VA)以下でクルーズすることが多いようです。上昇率は性能上670フィート(標準大気状態)とされていますが夏場などは相当苦しいのも事実です。しかしクルージング速度はセスナ機など他の小型固定翼機にひけをとりません。使用可能燃料は98リットルで約10時間、航続距離1,500kmと、性能上は速度を落とせば札幌から名古屋までの距離を1フライトで飛べる性能をそなえています。計器も充実しており、VORおよびADFをも備えロングナビも安心です。
ある日のこと。丘珠からのラインも運行している、とある道東の飛行場へこのグローブ機が着陸しました。機長は、着陸料を支払うために空港管理事務所へ行きましたが、そこでこんなことを質されたようです。 「帰りはどうやって帰るの?」
つまり、「グライダーだから飛んできて着陸はしたものの、帰りの曳航機の手配はどうするの?」のことのようです。しばらくして質問の意図がわかったものの、空港関係者ですら、モーターグライダーがエンジンで離陸することを知らなかったということは驚きです。当クラブ員が経験した寂しいけれど実話です。
燃料は航空ガソリン100LLまたは96オクタン以上の自動車用ガソリンを使用でき、通常飛行では1時間10リットル程度と、軽飛行機にくらべてコストパフォーマンスが非常に高い特徴があります。主翼、胴体とも一部炭素繊維を併用したオールプラスチック製であり、飛行抗力が小さくソアラー並の滑空性能を誇っており、また、ガルウイング・ドアを採用しており、機首下部の小窓を含め、上下方とも視界が確保されています。
降下・進入速度は通常115km/h(最良滑空速度)で接地速度は75~85km/h。離陸距離(50フィート越え、乾燥したハードサーフェイス)は性能上316m、同着陸距離は390m(ただし、ICAO標準大気状態で)横風(横風限界11ノット)に対する安定性は比較的高い。しかし、尾輪式の機体であることから、3点着陸または尾輪からの着陸技術の習得が必須です。地上の直線滑走とともに、この機体のもっとも難しい点です。
プロペラのピッチは、クライムおよびクルーズの切り替えができ、さらに上空でエンジンを止め滑空するときは、フェザーピッチに変更することができ、そして100km/h前後で滑空することができるのです。
最良滑空比は速度115km/hで1対28。性能上の最大巡航速度は190km/h、3,000rpm(Vne=240km/h)ですが、当クラブでは、運用上通常の水平飛行は170km/h(90ノット=VA)以下でクルーズすることが多いようです。上昇率は性能上670フィート(標準大気状態)とされていますが夏場などは相当苦しいのも事実です。しかしクルージング速度はセスナ機など他の小型固定翼機にひけをとりません。使用可能燃料は98リットルで約10時間、航続距離1,500kmと、性能上は速度を落とせば札幌から名古屋までの距離を1フライトで飛べる性能をそなえています。計器も充実しており、VORおよびADFをも備えロングナビも安心です。
ある日のこと。丘珠からのラインも運行している、とある道東の飛行場へこのグローブ機が着陸しました。機長は、着陸料を支払うために空港管理事務所へ行きましたが、そこでこんなことを質されたようです。 「帰りはどうやって帰るの?」
つまり、「グライダーだから飛んできて着陸はしたものの、帰りの曳航機の手配はどうするの?」のことのようです。しばらくして質問の意図がわかったものの、空港関係者ですら、モーターグライダーがエンジンで離陸することを知らなかったということは驚きです。当クラブ員が経験した寂しいけれど実話です。
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