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「あそこにコーンが 2 つ、見えるよね？あの辺りまでで大体 18m ある。そこまでにギアを 2 速に入れて、フルスロットルにしてください。そしてあの建物の角あたりで 3 速に入れて、時速 40km まで加速してください。」
「... フルスロットル、で良いんですか？」
「そうだ。」
「... アクセル全開、ですよね？」
「そうだ。」

わりと年輩の教官と自分との会話。本日は急制動の練習との事。AT でもチョットだけやりましたが、今回は MT。しかも途中シミュレーターに AT 教習、ハングに行ってたりしたので MT に乗るのは 3 週間ブランクあり。しかも MT は 1, 2 時限で 2 時間程しか乗ってなく、そこに更に追い打ちで 3 週間空いてるので、イメージも薄れつつある。

いや、でも、それは良いとしよう。だが、、、今、「フルスロットル」とおっしゃいましたか？？車で言ったら「アクセルベタ践み」ですぜ。高速道路でもない、この狭い教習所内で！車でベタ践みなんて、AT の高速入り口でしか使った事ないよ！
急ブレーキの練習のため仕方ないとは言え、なんだか、バイクの教習は車の教習とは何かが根本的に違う、とこの瞬間初めて悟る。最初からやや疑問だったものの、今改めて思えば一本橋とか、スラロームとか、なんか色々おかしい、というより車の場合と趣が違う。一体自分は、どこを目指しているのか？？

この日初めて行った練習内容は以下の通り。
・急制動
・S 字
・クランク
・一本橋
・スラローム

まあ完璧にできるのはまだ先で良いらしいですが、どうにもこうにも、難しい。特に低速。クラッチを完全に切って慣性で進み、ハンドルを切って鋭角で曲がる、という技術を延々と練習。しかも教官はそれをエラく速いスピードでこなし、自分もたびたび「スピードが遅い！」と叱咤される。
... 車の時の S 字、クランクは低速でも良いからぶつけずに、ということだったのに、やはりというかバイクは、違うなあ。

一本橋は落ち、スラロームはバランス的に怖くてほとんど傾けられず、といったところ。
メインだった急制動はスピードに乗るまでが遅い感じ。3 速に入れてからのアクセルの開け方が慎重すぎるのか？ブレーキ時にクラッチを切り忘れたり、思わず踏ん張ってギアが変わったりするのも NG。

これで MT 乗車は合計 4 時間、まだまだ先はあるような気がするものの、そろそろ第一段階見極めがあるようで、何をするのかやや不安なところ。たぶん、まだほとんど乗ってないしそんなに難しい事は要求されないんじゃないかな、と甘く思ってますが。