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feed (ボルネオ日記 5月14日) 秘境・泥温泉 その1 道の終わり (2017/5/16 3:11:36)
170514 リンバン付近
170513 リンバンー1
170513 リンバンー2
170513 リンバンー3
170513 リンバンー4

遡る事、30年前。
憧れのXCパイロット、ラリーチュード。(当時の世界記録保持者)
ある雑誌の記事で、インタビューに答えて一言。
「XCの極意は、決して戻らないことである」
「そうか、どんな事があっても、戻ってはいけないんだ。」
子供ながらにそう理解した私は、「例え道に迷っても、引き返さない」というルールを決めた。
日本では、これは有効である。
道は何処かに繋がっている。
例え遠回りになろうとも、なんとか目的地に辿り着くことが出来る。
(お陰で家族をはじめ、どれだけの同乗者が迷惑をしたか、知る由もないが・・・。)

人生も同じ。
先日、もはやブルネイでは恒例のポーカー大会、
雑談の中、とある方が一言。 
「もし人生で一回だけ戻れるとしたら、どの瞬間に戻りたいですか」
「それは今です」
即答。
相変わらずのKYぶり。
そう答えてしまったら、話が続かない。
そんなこともお構い無しに、即座に答える。
まあ已む無し。
無意識に口から出た、本音である。
「反省はしても、後悔はしない」
「前に逃げよ」
鉄則である。

とは言え、丁度2年前の5月、このブログを書き始めた頃に記事にもした出来事で、
このルールが、ボルネオ島では通用しないことを学んだ。
お気に入りの場所「ランビル・ヒルズ」に始めて行った時、いや90kmの遠回りを経て、
何とか辿り着いた時、悟りを得た。
「そうか、マレーシアでは、道には終わりというものがあるんだ。」

あれから、2年。
また、やってしまった。
人間とは、なんと進歩しない生き物であろうか。
15km程手前で、右に曲がる道があったような・・・。
まあ、とりあえず行って見ようと思って進む。
以降、ずっと一本道。
そして、いきなり「道の終わり」と言うものにぶつかった。

赴任後2年間で、ボルネオ島、ブルネイ・マレーシア制覇! を計画。
はや2年と5ヶ月。
ブルネイの南西側の国境付近に住んでいる私。自ずと南西側のマレーシア行くことが多い。
北東側の攻めが甘い。
その北東側のマレーシアにあるという秘境、泥温泉。
リンバンなる街に前泊して準備万端。

「日本人であるからには、海外で温泉があると聞いたら、必ず行かなければならない。」
目指せ、泥温泉!


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