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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed 新型グライダーがやってきたら (2017/5/26 21:08:55)
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【ENZO3】
新型の競技用グライダーがついにやってきました。


イヤッホー!!!
最新鋭のこの機体。フランスのワールドカップでは今戦っています。

今年はこれで暴れるぞ!!


さて、競技用のグライダーが来た時には私は必ず行うことがあります。
パラグライダーのライン(紐)はパラグライダーのキャノピー(本体)と
ループと呼ばれるラインの取り付け部分でつながっているのですが、


新品のグライダーが来たとき、そのループは写真の右側のようになっています。
それを左側のようにループをひっくり返してラインを固定化させます。

やらなくても、ラインはちゃんとつながっているので飛ぶことはできるんですが・・・・・
固定化しないとミリ単位でずれます。しかも、ループのセンターで繋がっていないわずかなズレが、
グライダー性能にわずかな差ができる・・・・かもしれません。

ただ、そういうわずかな差が勝負のどこで出るかわかりませんし、
まぁ、自分のグライダーをこういう作業で、「自分のもの」にしていく気分的な効果もあります。

まぁ、そんな地味~な作業を今日はやりながら、グライダーの状態をチェックしていくのです。

さて、では競技用とそうでないグライダーはどんな違いがあるのか。
いくつかありますが、見た目で言うと、エアーインテーク(空気の取り入れ口の差があったりします。

DSC08540.jpg 競技用

DSC08544.jpg 一般フライト用

競技用のものはまるでスレッドのような感じです。
これで空気入るの??って幅ですね。

他にはラインの太さにも差があります。

DSC08532.jpg 競技用

DSC08545.jpg 一般グライダー

キャノピーから出ているラインは、いわば空気抵抗。
競技用のグライダーはスピードや、滑空比(どれだけ飛ぶか)を上げるために、
できるだけ空気抵抗を少なくすることが求められます。
要するに、数を減らして、細くする。

なので競技用のものは、最細のものは0.25mmという細いラインを使っている部分があります。

DSC08546.jpg 左 一般のグライダー
                                          右 競技用

また、全体にラインの数が少ない。

競技用のラインを纏めて1000mの高さにブランコをおいて乗れって言われても
不安になりそう・・・・。


今年のグライダーは『LA APORTIVA』仕様のオレンジのグライダーです。
あすからの週末は、新潟での大会。

こいつのお披露目。
飛ぶのが楽しみで仕方ありません!!


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