ホーム
>>
RSSセンター
>>
(ボルネオ日記 5月29日) コタキナバル三昧 「ハング・グライダーの極意」
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
(ボルネオ日記 5月29日) コタキナバル三昧 「ハング・グライダーの極意」 (2017/6/4 23:02:58)
2000円弱でホテルの提供する乗馬を楽しんだ私。
その私に、他の施設をタダでの利用する権利があるのかどうかは、甚だ疑問である。
という話は目をつぶり、目の前にあるお菓子を食べない理由はない。
出発予定の1時までにはまだまだ時間がある。
それまで、のんびりとビーチで横になり、読書にいそしむ。
「会社で常々口にしている言葉」の話の続き。
この話はブログの最初の頃に書いた覚えがあるが、改めて記述。
人様には遊んでいる様にしか見えないが、如何にHGが私の人生に影響しているかを
説明する為に。(と、遊んでいる言い訳は続く)
90年代後半、夏は全米選手権、冬は全豪選手権とハングの大会に出まくっていた。
その時に接する機会が多かった当時のハング界の二大巨頭、トーマスとルーモア。
彼ら2人で、世界選手権を何度制覇していることか。
それぞれにHGの極意を聞いた時に返って来た返事。
「THINK MORE」(もっと考えよ)
「TO BE RIGHT PATIENT」(正しい努力をせよ)
成程、仰る通り。
置かれている状況を観察し、考えられるだけ考えて、次の行動を起こす。
天才肌のトーマスも、やっていることは変わらない。
コース取りを間違えると、上昇気流が弱い領域に入り、低い場所で高度維持が精一杯。
先に進めず、汗だくになりながら粘り続け、ゴール手前で最後は降りてしまう。
うまいコース取りをした人は、その遥か上空を飛び超えて行き、見事にゴール。
ハング・グライダーの大会では良くある光景である。
何度その失敗を繰り返したことか。
秀才肌のルーモア。
トーマス全盛の頃は何時も2番。耐え忍ぶ事が多かった彼らしい言葉だった。
とは言え、得てして最後は秀才は天才に勝るものである。
努力の人は、最後は優勝回数では多かった。
赴任して直ぐ気になったS嬢。絶え間ない努力。粘り強い仕事ぶり。
でも、ちょっと空回り。正しく評価されていない。努力がうまく実を結んでいない。
「私のCriteria(行動基準)は、S嬢を楽にすることだ!」
「何故S嬢ばかりに目を掛けるですか?」
「そんなもん決まっているやろ! Xさんに似て〇〇〇〇からだ。」
相変わらず物議を醸し出す発言で、ちゃかしてしまう。悪い癖である。
「頑張った人が正しく評価される」当たり前のあるべき形。
一方で、我々は、「To be right patient」をしなければならない。
この議論で、何度S嬢の涙を見たことか・・・。
ない知恵を絞り、いや、知恵が足りないんだったら、他人から借りるという知恵を絞り、
努力を積み重ねて成果を導く。
徒労は嫌いである。
懸命にやって来たことが、水泡に帰す。
何年も掛けて作り上げてきたビジネスや、会社が存続できなく無くなってしまう。
耐え難い状況である。
商社というのは、基本的には個人商店の集まりである。
担当となった商品。そのビジネスの維持・拡大に全力を尽くす。
取扱量、日本No.1、更にアジアNo.1まで拡大。
その後、その商売がなくなったり、ゼロから立ち上げた商売が雲散霧消。
商売を始め、その会社に出資し、買収し、増資して設備投資をし、社長までやった会社。
最後は将来性が望めず、他社に売却。
振り返ると、商社マン人生、今も続いているビジネスは驚く程少ない。
こんな事ではあかんなあ。後に続くものに美田を残さなければ。
自分が担当している間は良かったが、その後続かなかったことが多い。
最大の失敗は、継続的、組織的に発展する仕組みにまで作り上げられなかった事。
反省、また反省。
とは言え、人生振り返って、全くの無駄であった、ということは見当たらない。
RSSセンター
メイン | 簡易ヘッドライン |
(ボルネオ日記 5月29日) コタキナバル三昧 「ハング・グライダーの極意」 (2017/6/4 23:02:58)
2000円弱でホテルの提供する乗馬を楽しんだ私。
その私に、他の施設をタダでの利用する権利があるのかどうかは、甚だ疑問である。
という話は目をつぶり、目の前にあるお菓子を食べない理由はない。
出発予定の1時までにはまだまだ時間がある。
それまで、のんびりとビーチで横になり、読書にいそしむ。
「会社で常々口にしている言葉」の話の続き。
この話はブログの最初の頃に書いた覚えがあるが、改めて記述。
人様には遊んでいる様にしか見えないが、如何にHGが私の人生に影響しているかを
説明する為に。(と、遊んでいる言い訳は続く)
90年代後半、夏は全米選手権、冬は全豪選手権とハングの大会に出まくっていた。
その時に接する機会が多かった当時のハング界の二大巨頭、トーマスとルーモア。
彼ら2人で、世界選手権を何度制覇していることか。
それぞれにHGの極意を聞いた時に返って来た返事。
「THINK MORE」(もっと考えよ)
「TO BE RIGHT PATIENT」(正しい努力をせよ)
成程、仰る通り。
置かれている状況を観察し、考えられるだけ考えて、次の行動を起こす。
天才肌のトーマスも、やっていることは変わらない。
コース取りを間違えると、上昇気流が弱い領域に入り、低い場所で高度維持が精一杯。
先に進めず、汗だくになりながら粘り続け、ゴール手前で最後は降りてしまう。
うまいコース取りをした人は、その遥か上空を飛び超えて行き、見事にゴール。
ハング・グライダーの大会では良くある光景である。
何度その失敗を繰り返したことか。
秀才肌のルーモア。
トーマス全盛の頃は何時も2番。耐え忍ぶ事が多かった彼らしい言葉だった。
とは言え、得てして最後は秀才は天才に勝るものである。
努力の人は、最後は優勝回数では多かった。
赴任して直ぐ気になったS嬢。絶え間ない努力。粘り強い仕事ぶり。
でも、ちょっと空回り。正しく評価されていない。努力がうまく実を結んでいない。
「私のCriteria(行動基準)は、S嬢を楽にすることだ!」
「何故S嬢ばかりに目を掛けるですか?」
「そんなもん決まっているやろ! Xさんに似て〇〇〇〇からだ。」
相変わらず物議を醸し出す発言で、ちゃかしてしまう。悪い癖である。
「頑張った人が正しく評価される」当たり前のあるべき形。
一方で、我々は、「To be right patient」をしなければならない。
この議論で、何度S嬢の涙を見たことか・・・。
ない知恵を絞り、いや、知恵が足りないんだったら、他人から借りるという知恵を絞り、
努力を積み重ねて成果を導く。
徒労は嫌いである。
懸命にやって来たことが、水泡に帰す。
何年も掛けて作り上げてきたビジネスや、会社が存続できなく無くなってしまう。
耐え難い状況である。
商社というのは、基本的には個人商店の集まりである。
担当となった商品。そのビジネスの維持・拡大に全力を尽くす。
取扱量、日本No.1、更にアジアNo.1まで拡大。
その後、その商売がなくなったり、ゼロから立ち上げた商売が雲散霧消。
商売を始め、その会社に出資し、買収し、増資して設備投資をし、社長までやった会社。
最後は将来性が望めず、他社に売却。
振り返ると、商社マン人生、今も続いているビジネスは驚く程少ない。
こんな事ではあかんなあ。後に続くものに美田を残さなければ。
自分が担当している間は良かったが、その後続かなかったことが多い。
最大の失敗は、継続的、組織的に発展する仕組みにまで作り上げられなかった事。
反省、また反省。
とは言え、人生振り返って、全くの無駄であった、ということは見当たらない。
execution time : 0.004 sec