ホーム >> RSSセンター >> (飛丸日記 6月10日) ミャンマー紀行 「旅行堪能術」

RSSセンター

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link 飛丸日記 飛丸日記 (2024/10/31 8:42:30)

feed (飛丸日記 6月10日) ミャンマー紀行 「旅行堪能術」 (2017/6/16 17:51:28)
170610 バガンー6
170610 バガンー1
170610 バガンー2
170610 バガンー3
170610 バガンー4
170610 バガンー5
170610 バガンー7

17時40分、E嬢お勧めの地、バガンに到着。
空港の出口に群がるタクシーの運ちゃん。
列になっておらず、無秩序に客の呼び込みをしている。
なつかしのこの光景。
中国駐在時に、よく港でタクシーの選択を迫られた。

手順1)先ずは顔で判断する。信用できそうな顔の奴を選ぶ。
   (なんやかんや、顔は人となりが滲み出ているものである。)
手順2)相手の語学力、コミュニケーション能力を確認。
   (流石に言葉が通じないと、拙い。でも、これは人となりに次ぐ問題である。)
手順3)値段交渉。
   (単に最安値を求めるのではなく、交渉を通じて相手の人となりを見極める。

と言って、何時もうまく行っていた訳ではない。
過去3回、人里離れた暗闇で停車されて「金を出せ」と脅かされたことがある。
こういう時の対処法は「素直にお金を出すこと。」
と言うのは一般論。
私の場合は「ダッシュで逃げる。」
「いざという時の為に、一人の時は、荷物は必ず後部座席に置いておく。」
トランクには預けない。
金を取るのを諦めて、立ち去って行くタクシー。
全く見知らぬ場所、しかも暗闇の中、旅行カバンを抱えて、途方に暮れる私。
今でも三回とも、その光景をはっきりと覚えている。

さて今回。手順1)2)の試験を終えて、手順3)に入る。
「Aまで幾ら?」「500円」「Bまでは?」「700円」「Cまでは?」「800円」
「実はAを見て、Bを見て、Cのホテルに泊まりたいんだけど、それなら幾ら?」「2000円」
「??? お前、違うやろ。距離から考えたら800円やろ!」「じゃあ1500円」
「もう一回学校に行き直して勉強した方がいいんじゃないのか?」
最後は1200円で握手。

暫く走るとお決まりの再交渉が始まる。
「私は日本が好きなんだ。お金を貯めて、日本に行きたいんだ。だからお金が必要なんだ。」
反論。爆弾発言。
「私はミャンマーが嫌いなんだ。タイで見た首のない仏様。私は仏教徒ではないが、
同じ宗教なのに、なんで敬っている神様にそんなことが出来るんだ?」
「ミャンマー人はタイ人が嫌いなんだ。彼らは我々を妬んでいる。・・・」
ギリギリのやり取り。議論は続く。

かくてミャンマー人への理解は深まって行く。
ツアーでは決して得られない体験である。

execution time : 0.005 sec