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(飛丸日記 6月11日) 旅行堪能術 「トラブル・シューティング」
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
(飛丸日記 6月11日) 旅行堪能術 「トラブル・シューティング」 (2017/6/20 22:35:38)
最近、いろいろとご親交を深めているY2さん。
泥温泉をご紹介頂き、ご同行までして頂いた。
そう言えば、このシリーズのメイン・テーマ(?)、旅行会社に勤めている。
改めての自己紹介がてらに、「飛丸日記」をご紹介する。
この旅行中に先日の「コタキナバル三昧」の感想のメイルを頂いた。
「冨原さんの冒険記(?)から目が離せません」
「あのう・・・、悟りを求めた「求道の旅」、何ですけど・・・。」
確かに、普通の方々には、少々リスクが高い旅をしている様に思えるかもしれない。
今回で、「訪問国数、62か国目」
商社マンとしてのビジネル旅行以上に、ハング・グライダーの大会参加で得た経験が大きい。
アメリカで深夜に砂漠を28㎞歩いたり、欧州でクロカンして鉄道で帰ったり、まあいろいろある。
オーストラリアの大平原で、真夜中に方角がわからず彷徨った事もあった。
目印にして歩いていた星が動き、やがて大地に沈んで行く。北極星の有難さを痛感した。
とは言え、これはちょっとやりすぎだったかもしれない。
バガンからヤンゴンへ。飛行機出発の3時間前。
最後の観光地と計画していた場所で、面白そうなものが目に止まってしまう。
河岸に止められた小型船の数々。
「ん! これは交渉すれば乗せてもらえるのでは?」
水上集落に船が行き交うブルネイ。そこに住むからこその発想。
交渉の末、45分間、1500円で船をチャーター。
川上に向けて船を走らせ35分。離陸まで後2時間。ん?理論的に間に合うのかなあ?
不安が頭をよぎる。
戻る様にお願いする。船を下流に向けると、思いの早い速度で下って行く。
流れが想像以上に速かったのだろう。
僅か10分足らずで船着場に戻る。
実は出発直前に 珍しく大揉めして、時間を喰ってしまった。
乗船後、自分が船頭する、と言っていた交渉相手が、突然下船。
「後はこいつに任せるから」
と如何にも英語が話せなさそうな輩にバトンタッチ。
断じて認めず、キャンセル覚悟で再交渉。
「俺はお前の顔が気に入ったから、この船を選んだんだ」と訳のわからない、
でも本当の理由で押し通す。
最後は同意。結局、船頭さんが二人乗船。
トラブルが起きた時、先ずはコミュニケーション確保が大事。
この機会に私のトラブル対処法の整理
1)問題の把握
2)時間的制限の確認
3)最悪事態の想定
4)解決策の検討、選択(複数のOptionを維持)
5)関係者(同じ境遇の方、協力者、阻害者等)の確認、コミュニケーション手段の確保
6)リソースの確認(お金、持っている道具等、自身及び他者も含めて)
7)可能な限り複数の選択肢をギリギリまで模索、最後の最後で決断し、進める
この中で何が一番重要か。
勿論、全て重要であり、甲乙つけがたい。
ハングのFB仲間が多い中で、敢えて一つを選ぶと・・・最後の選択。
ここで大事な事は、失敗しても自分がマネジャブル、対応可能なものを選ぶこと。
うまく行く確率9割。怪我する確率1割なら、
そこそこうまく行く確率6割、失敗しても身体は大丈夫な確率4割を選ぶ。
一か八かをしてはならない。
「Intentional Tree landing」 ( 意図的な木へのランディング)
ハング界広しと言えど、この大技を持っている人は10人といないだろう。
いや、やったことがあると聞いたことがあるのは、他に一人しかいない。
今は亡き阪大PFCの大先輩。ひょっとしたら一子相伝の大技かもしれない。
とんでもなく風が荒れている時、無傷で降りられそうな場所が猫の額の時、
その先どうなっているか見通しが立たない時、この技を使う。
平地へのランディングを諦め、グライダーの多少の破損を覚悟して、
広葉樹に自ら・・・たかる。
数えると・・・計6回!
アメリカで3回、静岡で2回、竜門(和歌山)で1回。
テクニックよりも、大事なのは 精神的なものである。その覚悟。
その後起こる多大な苦労は明らか。 人間、一か八かで大成功を夢見勝ち。
しかし、失敗して自分ではどうしようもなくなくなる事態だけは避けなければならない。
最悪でも自分で対応可能な状態を維持する。
一人で木からグライダーを下ろし、山の上から何往復もしてグライダーを運ぶ。
それはそれは大変な思い出。
とは言え、五体満足でありさえすれば、その後の対応は如何様にでも可能である。
これまたビジネスでも同じ。
どんどん先に進む性格の私。完璧は求めない。
問題内在を踏まえながらもそこそこで先に進む。
時に後方で爆弾が爆発。後戻りを余儀なくされる。
とは言え、対応可能なレベルにまでは、対策は講じ済み。
石橋を叩いて壊していたら、何も始まらない。
「Duty Management Creation」
課題対応能力こそが、創造力の次に、評価されるべきものである。
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(飛丸日記 6月11日) 旅行堪能術 「トラブル・シューティング」 (2017/6/20 22:35:38)
最近、いろいろとご親交を深めているY2さん。
泥温泉をご紹介頂き、ご同行までして頂いた。
そう言えば、このシリーズのメイン・テーマ(?)、旅行会社に勤めている。
改めての自己紹介がてらに、「飛丸日記」をご紹介する。
この旅行中に先日の「コタキナバル三昧」の感想のメイルを頂いた。
「冨原さんの冒険記(?)から目が離せません」
「あのう・・・、悟りを求めた「求道の旅」、何ですけど・・・。」
確かに、普通の方々には、少々リスクが高い旅をしている様に思えるかもしれない。
今回で、「訪問国数、62か国目」
商社マンとしてのビジネル旅行以上に、ハング・グライダーの大会参加で得た経験が大きい。
アメリカで深夜に砂漠を28㎞歩いたり、欧州でクロカンして鉄道で帰ったり、まあいろいろある。
オーストラリアの大平原で、真夜中に方角がわからず彷徨った事もあった。
目印にして歩いていた星が動き、やがて大地に沈んで行く。北極星の有難さを痛感した。
とは言え、これはちょっとやりすぎだったかもしれない。
バガンからヤンゴンへ。飛行機出発の3時間前。
最後の観光地と計画していた場所で、面白そうなものが目に止まってしまう。
河岸に止められた小型船の数々。
「ん! これは交渉すれば乗せてもらえるのでは?」
水上集落に船が行き交うブルネイ。そこに住むからこその発想。
交渉の末、45分間、1500円で船をチャーター。
川上に向けて船を走らせ35分。離陸まで後2時間。ん?理論的に間に合うのかなあ?
不安が頭をよぎる。
戻る様にお願いする。船を下流に向けると、思いの早い速度で下って行く。
流れが想像以上に速かったのだろう。
僅か10分足らずで船着場に戻る。
実は出発直前に 珍しく大揉めして、時間を喰ってしまった。
乗船後、自分が船頭する、と言っていた交渉相手が、突然下船。
「後はこいつに任せるから」
と如何にも英語が話せなさそうな輩にバトンタッチ。
断じて認めず、キャンセル覚悟で再交渉。
「俺はお前の顔が気に入ったから、この船を選んだんだ」と訳のわからない、
でも本当の理由で押し通す。
最後は同意。結局、船頭さんが二人乗船。
トラブルが起きた時、先ずはコミュニケーション確保が大事。
この機会に私のトラブル対処法の整理
1)問題の把握
2)時間的制限の確認
3)最悪事態の想定
4)解決策の検討、選択(複数のOptionを維持)
5)関係者(同じ境遇の方、協力者、阻害者等)の確認、コミュニケーション手段の確保
6)リソースの確認(お金、持っている道具等、自身及び他者も含めて)
7)可能な限り複数の選択肢をギリギリまで模索、最後の最後で決断し、進める
この中で何が一番重要か。
勿論、全て重要であり、甲乙つけがたい。
ハングのFB仲間が多い中で、敢えて一つを選ぶと・・・最後の選択。
ここで大事な事は、失敗しても自分がマネジャブル、対応可能なものを選ぶこと。
うまく行く確率9割。怪我する確率1割なら、
そこそこうまく行く確率6割、失敗しても身体は大丈夫な確率4割を選ぶ。
一か八かをしてはならない。
「Intentional Tree landing」 ( 意図的な木へのランディング)
ハング界広しと言えど、この大技を持っている人は10人といないだろう。
いや、やったことがあると聞いたことがあるのは、他に一人しかいない。
今は亡き阪大PFCの大先輩。ひょっとしたら一子相伝の大技かもしれない。
とんでもなく風が荒れている時、無傷で降りられそうな場所が猫の額の時、
その先どうなっているか見通しが立たない時、この技を使う。
平地へのランディングを諦め、グライダーの多少の破損を覚悟して、
広葉樹に自ら・・・たかる。
数えると・・・計6回!
アメリカで3回、静岡で2回、竜門(和歌山)で1回。
テクニックよりも、大事なのは 精神的なものである。その覚悟。
その後起こる多大な苦労は明らか。 人間、一か八かで大成功を夢見勝ち。
しかし、失敗して自分ではどうしようもなくなくなる事態だけは避けなければならない。
最悪でも自分で対応可能な状態を維持する。
一人で木からグライダーを下ろし、山の上から何往復もしてグライダーを運ぶ。
それはそれは大変な思い出。
とは言え、五体満足でありさえすれば、その後の対応は如何様にでも可能である。
これまたビジネスでも同じ。
どんどん先に進む性格の私。完璧は求めない。
問題内在を踏まえながらもそこそこで先に進む。
時に後方で爆弾が爆発。後戻りを余儀なくされる。
とは言え、対応可能なレベルにまでは、対策は講じ済み。
石橋を叩いて壊していたら、何も始まらない。
「Duty Management Creation」
課題対応能力こそが、創造力の次に、評価されるべきものである。
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