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大会4日目 今日はゴールのはずなのに
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
大会4日目 今日はゴールのはずなのに (2017/6/22 13:59:16)
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大会4日目 今日はゴールのはずなのに (2017/6/22 13:59:16)
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大会は結果がすべて。
どんな過程を経ていても結果が出ないと意味がない。
この日は大会の肝になる日。
大会日程で最大6タスクできるワールドカップで、
既に1日がキャンセル、2日がポイントの低いタスク。
そして迎えた4日目。
朝から抜けるような快晴。
風も弱く絶好な天気になりそうです。
この日は一番高度の高くて広さのあるT.O.を使うということで移動。
途中バンはスタックするわトラックはオーバーヒートするわでようやくたどり着いた山頂
すぐに準備をします。
タスクも発表されたのですが、そのころには風がフォロー(追い風)になりだして、
ここから急きょ昨日使用したT.O.へ移動することに。
慌ててグライダーをパッキングして1kmほどの距離をすぐに移動。
とにかく昨日のこともあるので、さっさと準備してプライオリティより早く飛んで空中にいることが
私にとって重要。
移動してゲートオープンが決まり、さっさと離陸することに成功。
高度は十分に上がっていきます。
2000mの高度を昨日は取れることなかったのですが、この日は何とかその高度に到達できます。
スタート時間まで1時間半。
山を離れると上昇は弱いですが、高度はタスクに向かうのに十分取れるくらいには高い。
その後の展開を考えながらの待機。
そしてスタート時間。
一斉に130機がスタートに向かっていきます。
私も前方でたんポイントを取り、折り返し。
その先に向かいます。
私のいる大きな集団は沖をそのまま南下していくのに対し、もう一つの集団は迂回しながらT.O.経由で
高度を取ってくる様子。しかし、圧倒的に時間がかかる。
しかし、我々のコースには上昇がない。
ひたすら高度を使って先へ先へと進みます。
そうはいっても高度が心もとなくなってきて、私は少しずつ山よりの迂回コースを取るのに対して、
横に広がった一番沖側にいるのはヤッセン選手は、ひたすら山から離れていきます。
そして、彼の機体がググッと持ち上げられるように上昇し、彼が得意とする強引ともいえる急旋回で
一気にサーマルのコアをとらえ見る見るうちに上昇。
それを見て一斉に彼の上昇気流に入ろうと数十機が群がります。
彼の最初の上昇に対して弱い上昇。
しかし、ここは高度をとらないと進めない。
そして高度を1500m付近まで持ち直した時には、ヤッセン選手と数機のグライダーはさらに高く
先に進んでいく。これ以上離されると厳しい。
追走開始。
集団が彼を追うように進んでいきます。
その先が致命的なミスを犯しました。
ヤッセンのグループをそのあとにすぐ追走していたグループが低くいくのに対し、
それ以外は少し町側を迂回していくコースに分かれていきます。
私はその真ん中のコースを高い位置で飛行。
選択ができる位置。
ヤッセンたちがその先の山側で再び高度を稼いでいるのをみて、山側が低いがそのさきに進めば
強い上昇に当たるとみて高度の低い集団のほうへ。
すると、その先はなんと強い風の吹きおろし。
見る見るうちに高度がなくなり、ついにはなんとあっという間に地上人。
その集団全員があっという間に着陸することに・・・・。
迂回していたグループは高度を稼いで先に進んでいきます。
この日はそのままヤッセン選手がトップゴールを果たし、80機もの選手がゴールしたのです。
日本人の参加選手も、私以外の全員がゴールを果たしました。
やってしまいました。
焦りがあったのか、判断がただ甘かったのか。
残りを確実に順位を上げていくように飛ぶしかありません
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