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大会5日目まさかの・・・
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
大会5日目まさかの・・・ (2017/6/23 14:14:11)
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大会5日目まさかの・・・ (2017/6/23 14:14:11)
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競技残り日程はこの日を含めてあと3タスク。
一本も落とせない状況になっています。
やはり昨日のタスクを落としたのは痛い。
それでもそれは、自分が表彰台に上がるために攻めていった結果。
それはそれとして残りをしっかり結果を出していくしかありません。
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ここに来た時には肌寒さを感じていました。
しかし、ここ数日は真夏のように暑くなっています。
この日も天気は快晴。
照りつける太陽はじりじりと暑いですが、湿度がないので、汗ばむということはありません。
大会後半になると、日々のパターンがしっかりしてきます。
朝起きてブログを書き、朝食を食べに行ってHQへいき、受付を済ませ、車に乗ってT.O.へ向かう。
この日は風が強くなることと、夕方にサンダーストームの可能性があるということで組まれたタスクは
70㎞弱。
私が練習日に飛んで行ったまさにそのコース。
あ、そういえば、結局練習日が一番コンディションがよかった・・・・。
タスクが発表されると選手は[LIVE
TRACKER]というものを受け取ります。
これはGPSなのですが、選手がどこにいるのか、Web上で見れるようになっています。
T.O.は今日も風向きで狭い場所を使うので、選手たちが並ぶ前にはスタンバイして離陸してしまいます。
最初に飛び出したのは私と廣川選手。
風は強いものの、サーマルは弱く、コアが小さいので、なかなか高度が上がらない。
風は強いので、斜面に近づけば高度を保つことはできます。
高度を斜面で上げては山から離れ、サーマルを探しに行くも、場が温まっていないのか、
サーマルが本当にない。
あったとしても上昇が弱く風に流されるので、結局元の位置まで戻される。
こんな繰り返しをしているうちに、選手たちがどんどん離陸してくるので、同じ空域に選手たちが
たまり始めて空中渋滞状態。
左右上下に注意を払って上昇をしてはまたサーマルを探す。
この高度ではスタート時間になってもスタートは難しいな。と考えるも、まだ時間はある、
そうこうしているうちに、雲が形成され始め、よし、これなら。と思うサーマルに入ると、
一気に高度は1500mを越えていきます。
スタートまで雲の下までは高度が稼げそうだ。
そう考え始めたときでした。「Live
tracker」かた警報音
うん??
それと同じく無線機から「Task is
cancel」という声が連呼されます。
え????
ようやく高度が上がってこれからという時に??
風は強いけど、問題なく飛べるのに????
後で聞いた話だと、T.O.にはこの時10m/s近くの風が吹き、離陸できない選手もいて、
その周辺が危険だったという。
あぁ、この日を取らないといけなかったのに・・・・
そうは思うものの、キャンセルになってしまったものは仕方ありません。
指示通り。Nisの近くの着陸場に向かいます。
この谷へと流れる風と、Nisの暖められた風が谷の真ん中で大きな上昇帯になり、先ほどまで
なかなか上がらなかった高度は今度は「いらない!!」というくらいの高さまであげられます。
たいてい必要な時には高度が下がって、必要ない時には上昇していくってのがパラグライダーの競技。
指定されたランディングに降りると、
地元の人たちが牛を丸焼きにしていました。
いや、牛一頭を丸焼きにするのは初めて見た・・・・。
そこでビーフバーガーとビールがふるまわれ、のどと腹を満たしてNisへと戻ります。
さて、あと2日。
あとは競技ができることを願うのみ
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