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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed ドタバタの緊急事態。そしてフランスへ (2017/6/26 6:44:05)
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最終日のことは、全く良いところもなく終了してしまい、記述するほど価値のあるものではなかったし、
いいところがなかった。独自の道を行くことを意識しすぎて、コンディションがどうにかなると
考えてしまっていたことに原因があるけれど、それでも最終日のレースはない。


緊張感というものが抜けていすぎたのかもしれない。
最終日にまくればいい。そう考えていたのがそもそ間違いでした。
なんとなくですが、大会から離れていたブランクがこういうところに出てきています。

それに引き換え、今回、山下選手は毎日楽しそうに飛んでいた。


ワールドカップの経験が少ないにも関わらず、のびのび飛んで、本来の力を十分に出していたのだと思う。
その結果。彼女は女子で優勝。


素直にすごいです。
くぅ、なのに私は今回お知らせすることもできないくらいの成績。
飛ぶのは負けないくらい楽しんでいるのに、それよりも勝つことを考えすぎて
まったくもって空回りの成績でした。スーパーファイナルから進歩なしです。

世界選手権は今回とは違うスタンスで取り組んでいくつもりです。

さて、最終日、私があっけなくフライトを終了し、回収されるころ、
ゴール付近を飛んでいた同じく日本代表チームの廣川選手にアクシデントが発生していました。
低く飛んでいた彼は、近くに張ってある細い電線の保護ラインに気がつかず、気が付き急旋回した
のですが時すでに遅く、グライダーが一部引っかかるということが起きました。

幸い、彼自身はケガもなく、電線自体にも影響がなく結果としてよかったのですが、
グライダーはダメージを深くおいました。

来週にはイタリアでの世界選手権、替えのグライダーはないので、これを修復するしかありません。
が、手元にあるラインの予備や、キャノピー(グライダー本体)のリペア用の応急セットで治るほど
簡単ではありません。

そこで急きょOZONEチームのリュックに連絡をしたところ、OZONEファクトリーにきて直せばいい。
ということになり、急きょチケットを手配してその日の深夜バスでベオグラード空港へ向かいました。


表彰式が終わって食事をして詰める荷物をとりあえず詰め込んで・・・・
そして修復するグライダーに自分の機材ももって・・・・。


やたら重い。
バスで3時間、そこから空港までタクシーで30分。
うとうとと寝ながら空港に到着したのは4時半。

6時半の飛行機でしたが、小さい空港だから大丈夫だと思っていたら、
やたら混んでいる空港。

更に予約していた名前に間違えがあったり、エクストラバックの料金をほかで
払ったりともう搭乗にギリギリの時間・・・・。


搭乗してようやくほっとしていたら、今度は隣に座る子供たちが初めての飛行機だったらしく、
写真は撮るははしゃぐはでまともに寝ることもできず。

そして経由地のローマ空港は、こんなに広いのか!!!と思う空港で、
着陸したところから、入国審査、そして搭乗口が端から端まで行かねばならないのに
乗り換え時間が1時間しかなく、ローマ空港を猛ダッシュ!!!!

なのに入国審査ゲートはたくさんカウンターがあるのに2人しかおらず、渋滞。
全く急ぐ気配もなし。

またしても飛行機搭乗にギリギリ、最後に乗り込み滑り込みセーフ。
ニースに到着して路線バスを乗り継ぎ、ようやくOZONEのリュックと合流したのでした。

日曜ということで、OZONEファクトリーも休み。
リュックも娘の習い事の用事がある中、私をファクトリーまで連れて行ってくれ、たのでした。
本当に感謝。

しかし、用事がある彼らがここまでしてくれたので、とりあえず、できることをやっておこうと、
ファクトリーで一人グライダーチェック。


ラインは22本、キャノピーも10カ所ほどのリペアが必要。
場所とラインの種類をチェックして、明日は修復にかかります。

27日にはここで働くオノランとリュックがフランス代表選手なので、彼らとともにイタリア入りします。


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