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6月25日 大利根 & Germany (2015/6/26 7:33:21)
火曜日の猛烈なサンダーストームの記憶が覚めていませんが・・・・雷三日と言う割に水曜日も本日も素敵な晴天に恵まれています。
大利根では、朝一でグライダーの積み込みが行われました。
積んでしまえば・・・約1か月でヨーロッパです。
塗り替え作業に出発です!
塗り替え作業は、例えばハードランディングで足回りにダメージが出た。と言うような修理とは違い、「飛ぼうと思えば普通に飛べる」機体に対して行われる作業です。
従って、ヨーロッパを中心としたユーザーは、11月頃から塗り替えをオーダーして春先に受け取るという注文を出すらしいのです。つまり、冬場は非常に混んでいるという事です。
この時期に日本からオーダーを出すと「6カ月待ち」という状況が出てきます。
塗り替えを検討されている皆様!4~6月に日本出発での塗り替えを検討されると良いと思います。(つまり来年以降ね!)時間が少々ありますので内装の変更や・・ラインの色などをあれやこれや悩むのも楽しみの内ですよ!
さて、飛行場は!
訓練が数回行われています!今週は、梅雨の中休みとなりました!
日差しは厳しいですが、風が心地よいです!
JA09AWが運用されるようになって約一か月。マイナートラブルもほぼ出尽くしました。
いろいろ頑張ったけど最後まで「シミー」が治りませんでしたが、本日、旧型のフォークに交換致しました。
これでもうシミーに悩まされる事は無いでしょう!
【三科くん 初めての研修 In Germany】
ドイツにエンジンの研修に出ているJMGC若手のホープ「三科くん」の研修がドイツで始まりました。
JMGCの伝統として現地の空気を「吸って」 本物を「見て」「感じてくる」 と言う「研修」が定期的に行われています。
日本では、軍用機以外・・・特に小型機を作っていません。修理や整備の本質は「元に戻す」です。が、出来上がった姿しか見たことが無いという事が実態です。
整備は、マニュアルに従って「規定値」に収めるという事の連続ですが、どうしてそのマニュアルが出来たのか?と言う事までは、なかなか頭が回らないのが実情です。
製造過程を見る事によって「なるほど」と言う事に気づかされます。
エンジンはエンジン、プロペラはプロペラ・・・そして機体は機体なりにです。
例えば、ヨーロッパは原則 mm規格ですが、ヨーロッパで生産される飛行機のほとんどでアメリカのブレーキシステムが採用されています。「なぜなんだろう?」モーターグライダーを除くいわゆる飛行機のエンジンも「アメリカ」製です。
その結合部は、mm と インチが対等します。
こういった背景や構造などを「感じる」事によって整備に対する「思慮」が深くなると期待しています。
楽しみです。
現地で同行している中澤からは・・・研修もやっと「軌道に乗ってきた様子!」と連絡があるました。
(写真:中澤・佐々木/文:山本)