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link 呉本圭樹blog 呉本圭樹blog (2025/1/10 10:39:10)

feed 歯車が合わない (2017/7/13 13:59:23)
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レースがあと4日。
前半を落としている私は、前日も先行を狙って降りてしまっている。
いよいよタスクごとに先行していかないと飛ぶ意味がありません。

正直、応援してくださる方たちには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいの状況。
セルビアから全く自分の飛びが空回りしています。
良くなっていると思っていたのですが、どうもあと少しのところで空回りを続けています。

この日のタスク、朝は山の天候は良くないように見えたのですが、フェルトレでの開催。
雲は最初いつものように低く、T.O.に雲がかかっているくらいに低いものでしたが、
離陸時間の11:50には雲の高さはT.O.よりも300mほど高くなっていました。


74㎞程のレースで、タスクは山を飛んでも沖を飛んでもオプションが取れるタスク内容。
しかし、今までのコンディションを考えると山側でのレース展開になるだろうと予測がつく。


スタートから前半戦は調子のいいものだった。
トップ10番手位を快調にスピードを出していく。
コンディションも悪くない。

どこでコンディションが渋くなるかを警戒しながら進むレース。
それでも私は慎重になっていたつもりだった。

予想通り、レースの中盤以降、山側は立ったつ下雲の影響で影になり、
サーマルが渋くなる。

そこで高度を高いまま展開できていたのに、一つの山で先行く10名があげていくサーマルを
取りこぼし、陰になっていないその先へ先に飛び出す。
そこで上げている間に後続組がさらに高く追いついてくる。

ここではまだ十分に逆転ができる場面。
上げ切って沖のパイロンへ。

トップとは1㎞の差。
折り返して上げなおしていくトップの集団のサーマルをかすり、サーマルが働いているうちにすぐそこにあるパイロンを
取りに行く。
たった数分。

折り返していくと、もう下のほうはサーマルは切れている。
同高度のグライダーは上げ渋り、高いグライダーは高くなっていく。
周期的なサーマルの発生と、風に流されるサーマル。


先は日射もあり、サーマルの発生源もいくつか確認できる。
これからの展開でほかのグライダーと同じように展開してもトップをキャッチしていくのは
難しいし、リーディングが取れない。

では思い切って沖を進む
そう考え、高度が低い中先に進もうとするが、
思うような場所にサーマルがない。

ほとんどの選手が無難にこなすところを勝負にでて全くサーマルに当たらない。
そのままランディング。

この日はほとんどのパイロットが無難にレースをこなす中自分は途中で降りてしまうという
レースにならない状況。

自分の判断で行って失敗している。
誰のせいでもなく自分のせい。
少しずつかみ合わないレース。
自分は何と戦っているのだろうか。
自分に対して腹を立てることしかできない状況。

このまま日本には帰れない。


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