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feed (飛丸日記 7月17日) 半島進出記 第一弾 「何の為に、会社はあるのか?」 (2017/7/29 5:56:32)
170716 16世紀 アジア地図
170716 16世紀 アジア地図-0
170716 マラッカ 海洋博物館

写真は、今回のツアーの思い出として、今後ずっと記憶されるであろう地図。
歴史好きの私としては、まあ、いろいろな時代に興味があるが、
やはり注目の一つは躍動的な戦国時代。
中国進出しようとした信長、それを継いで韓国に攻め入った秀吉。
おかげで今もある韓国人とのしこり。
一体なんでそんな馬鹿なことをしてしまったのだろうか。
中国と戦って、勝てるわけがないのに。

この地図がその疑問を氷解させてくれた。
成程、悪いのは ポルトガルなんだ。
この地図では 中国は日本の僅か2,3倍。
これなら攻め入って勝てると錯覚してしまってもおかしくない。
相手を知ること、世の中を知ることが、どんなに大事なことか。

マレーシアの博物館、少々、・・・かなりイスラム寄りではあるが、
考えさせられる記述が一杯ある。

イスラムがやって来て、その後、ポルトガル、オランダ、イギリス、そして日本。
欧州のやり方に批判的な記述が多い。

そもそも会社は、アジアと貿易をする為に考え出された単発的な仕組み。
お金を出し合って、船を借り、船員を雇い、商品を買い込んでアジアに行く。
戻って来たら分け前の分配。
アジアで物々交換したものを欧州で売り、お金を稼ぐ。
そこから仕入れた商品のお金を払い、船員に賃金を払い、船の借り賃を払い、税金を払う。
後はがっぽり儲けたお金を、出資者で山分け。
今は決算書、損益計算書なんていっているが、要は儲けから、掛かった費用を順番に差し引いて、
お金を出した人に精算する山分け制度である。

そこには従業員の顔は見えない。
お金持ちに雇われた船長が、甲板に船室をゆったり構え、
船底で寝起きする船員を使っての航海。
確かに船長には相応の責任とリスクはある。
とは言え、そこに社員との一体感は感じない。

最近の、とある若者(???)との会話での驚き。
アニメ「宇宙戦艦ヤマト」を知らなかった。
ガミラスの攻撃を受けながらも、イスカンダルまで放射能除去装置を取りに行く。
今の原発問題を、40年以上前に予見し、問題提起した名作である。

改めてネットで検索。
あの沖田艦長は 設定では53歳なんだ! 私は今年で53歳。
小学生の時に、もうろくじーちゃんに見えた人。
少々複雑な思い。
でもまあ、あの頃の感覚で言うと、私はまだ30台後半かな。
何せ少なくとも80台までは働くつもり。後、30年はある。

何か共通の目標を向かって、一体となってまい進する。
道半ばでついえても、後に続く者が その意思を繋いで行く。
考えを巡らせた結果、極めて日本的な考え方に落ち着いたのかもしれないが、
会社ってやっぱりこれだよなあ・・・。

そもそも利益を上げろ、上げろって言うけど、
人件費を絞ることと、最終損益を上げることって、負の相関関係である。
利益を上げたかったら、人件費を絞ればよい。
それで 社員に 利益最大を目指せ!って号令して、理にかなうのかなあ。

もし私が会社の社長なら、目指すべきものはなんだろう?
人件費を経費に加えない、(最終損益+人件費)の最大化?
一人当たりの利益の最大化?
そんな指標、数値を目指す会社があっても良いかも知れない。

とは言え、今のところ私は社長にはなれない。いや、なりようがない。
何せ私には、放射能除去装置にあたる目標もなければ、
イスカンダルが何処にあるのかわからない。
せめて、将来の何かに向けて「宇宙戦艦」の建設に励むのみか。


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