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feed <飛丸日記 7月27日> 南仏飛翔録 「準備万端、でも 気が進まぬツアー」 (2017/8/3 8:01:28)
170727 空港にて

毎年なんとか休暇を確保して、7,8月に行っている欧州ハング・ツアー。
2014年はフランスの世界選手権、
2015年はマケドニアでプレ世界選手権、
2016年はイタリア選手権。
さて、今年は何処に。
休暇が取れそうな日程から、そのスケジュールで開催される大会を絞り込んで行く。

グライダーとハングの中間、クラス2と言われる高性能の機体。
南仏で開催されるその世界選手権に並行して、エキジビジョン的に行われる大会に、
今年は申し込んだ、
飛ぶ場所の山は険しく、背後には4000m級の山々。
参加者は世界トップ・クラス。参加人数は12人限定。
応募多数で、世界ランキングによる足切りがある。
但し、2名の特別枠があるとのこと。
昨年のイタリア選手権優勝や、はるばるブルネイから参戦することをアピール。
なんとか選抜に選ばれた。いや、選ばれてしまった。

出発直前になっても、いや出発しても、全く気乗りがしない。
「大会頑張って」と送り出してくれる同僚、友人達。
いやいや、練習不足どころかブランクで錆付いた腕前。
そもそも参加メンバーから言って、せめてビリを免れたいところ、

そんな事より、今回は、いろいろとリスクが高い。
ハング・グライダーを平地から軽飛行機で引っ張る「トーイング」なる方法での離陸、
降り立つ空港は、2014年世界戦参加時に、車のガラスを割られ、
60万円強、盗難にあったスイス・ジュネーブである。
目標は兎に角、「無事の帰還」

そもそも、ここまでして、何故、行くのか?
1) アルプス南麓でのフライトに対する魅力
2) 2018年 マケドニアでの世界選手権へのポイント取得
3) ブランクの解消
4) 将来のクラス2への移行の検討
こんなところかな。

参加するからには・・・
6月にはラマダン期間中の早帰りを利用して、体力アップを図る。
「2,4,6ルール」 1kmスイムは4㎞換算、等の自己ルールで合計82kmのジョギング相当。
更に腕中心の筋トレ等に励む。
事前準備としては、かつてない力の入れようである。

ゴルフ・ケースにハーネス+服を入れる小技も活用し、荷物も以前より大分スリムになった。
いざ、出発。
こんなに気が重いハング・ツアーは、初めてではあるが・・・。


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