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一人で遊んでばかりいるが、私にも家族がいる。
同じ大学、学部、学科、研究室、そして卒業論文が連名の嫁さんと、
娘・息子である。
「ハングは私の夢だから」という言い訳で飛び回っているのだが、
時には嫁さんに悪いなあ、と思う時がある。
ハングの大会に参加して、大会期間中の天候不順による観光はさておき、
その前後で観光した場合である。
出来れば　ご一緒することも考えるべきだったのでは・・・と。
とは言え、そう思うのは、100回に0.1回位の割合、かな。

「動かざること、山の如し」と、私と対極をなす方なので、
そう簡単には連れ出せないが、あまりにすばらしい景色に出会うと、
ちょっと申し訳ない気持ちがよぎる。
そういう時には、まあ「将来お連れする時の予備調査」と割り切って、
いつも以上にそこを楽しむ事になるのだが。

いつもドイツのハング・メーカーに借りているグライダー。
今回は到着当日までドイツ選手権で使用されている。
到着翌日は間に合わず、ぽっかり空いた一日。
愛読書「地球の歩き方　スイス」で調べて、マッターホルン観光を決め込む。

これはすごい。
何か宇宙を感じる光景であった。