ホーム >> RSSセンター >> <飛丸日記 8月3日> 南仏飛翔録8 「人生、1001回目の失敗」

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feed <飛丸日記 8月3日> 南仏飛翔録8 「人生、1001回目の失敗」 (2017/8/10 1:11:28)
170804 Bomb out-3
170804 Bomb out-1
170804 Bomb out-2
170804 自己安息日ー1
170804 自己安息日ー2
170804 自己安息日ー3
競技2日目。
今日も200㎞弱のタスクだが、これには参った。
最初に山奥コースを南下し、次に東へ進む。
昨日、安全確保の為に避けた場所を最初から飛ばなければいけない。
南端のパイロンを取ったら、更に山奥に入って行く。

トーイング・キットは、オーストリア・チームにお願いして、最新式を借りる。
要領もほぼ思い出し、これにてトーイングは憂いなし。
600m強で順調に離脱。
ところが、2リッターの水が入ったキャメル・バック(水筒)の管が引っ掛かって取れない。
これから5時間は飛ぼうと言う時に、途中で水が飲めないのは死活問題である。
一旦、降りて、直してからまた飛ぼうか?等と考える。
意気消沈。(以上、言い訳)

もたもたしている内に、またスタートで出遅れる。
他機を見失い、皆が通ったコースが分からず。どこに行くべきやら。
深く考えもせず、いきなり遠い山への谷渡りを目指す。
低くなって中途半端な高さの山に着くなど迷走。
適切な対応が取れず、敢え無くランディング。

グライダーの性能は、年々進化している。
沈下率が良くなり、弱い上昇風でも捕まえられる。
滑空性能が良くなり、速く遠くに行ける。
性能が良くなったお陰で、腕が落ちても、それ以上に遠くに飛べる。
難しい条件でも、飛び続ける事ができる。
ハング暦、34年。未だに飛びたくて仕方がないのは、
結果的に総合力が上がり、やれることが拡がっているからだ。

とは言え、やっていることは変わらない。
「低い高度で動く」
幾らグライダーの性能が上がっても、更に低い高度で動けば、結果は同じである。
今までに1000回はやって来た失敗である。
未だに進歩しない。

これをビジネスや人生で例えたら・・・
高度=お金かなあ。
訳の分からないところに頭が巡る。先日のポーカー大会の影響か。
目指すべき山、コース・・・・人生の目標?
装備・・・自己研鑽による様々な能力。
目指すべきゴールへの道に躊躇があり、目標が定まらず、取り合えず動き出し、
お金もなく、備えも不十分。
全てが空回り。何をやっているのか・・・。
情けなや。

ビジネスや人生で研鑽を積めば、ブランクが合っても、ハンググライダーに活きる。
こう信じてやってきたのだが、進歩がない。
いや、多分、ほんのちょっとだけ、進歩しているのだろう。
いずれにせよ、やれることは只一つ。
 「日々是精進」

今日は、勝手に自己設定安息日。
プールに、湖。
バカンスを楽しむ人たちに、合流する。

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