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インドネシアの驚くべきタスク
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
インドネシアの驚くべきタスク (2017/8/13 9:13:02)
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インドネシアの驚くべきタスク (2017/8/13 9:13:02)
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テストイベントや、世界選手権なんかの地元を大いに巻き込む大会は、
とにかく、イベントも派手な気がします。
初日のこの日も、朝がオープニングセレモニー。
ホテル内の敷地で派手にやります。
今回驚くべきは、アラブのドクターが大きなスポンサーになっており、大会にかかる諸経費や、
選手の滞在費は彼が全部出してるのだとか・・・・・。
驚くべき石油パワー。
今回はアジア諸国12か国が参加。
日本からは4名ですが、韓国は20人以上と一大勢力。
インドネシア、中国といった国々も10名以上の団体参加。
セレモニーは朝8時~でしたが、この時は天気がいい。
心配なのは雲がわき出始めていること。
早く終わりにして飛びに行こうよ。と内心思っていましたが、オープニングは大切です。
して、小さなタクシーのような車に詰め込まれて、昨日行ったT.O.へ。
しかし、猫の額のようなT.O.。
100人もどうやってグライダーを広げるのか??というような場所。
皆小さくなってグライダーを広げたり、直前まで広げない選手もいたり。
これで来年本戦ができることはないよなぁ。
大会主催者側は、近くの山にランチャー(離陸場所)を今整備中ということでしたが、
そこもどうやらそんなに広くはない模様。
さて、もう一つ心配な天気とタスク。
ここについた時点でもう空は雲に覆われています。
うーん、やはりなぁ。
湿度も高いからすぐに雲になってしまう。
確かに少し飛んでいけば高い山もあるのに、隣の山も見えるか見えないかというところ。
そして発表されたタスクは
「8.5㎞」
え???
えーっと、10㎞以下????
そういえばタスク発表前に、今回オブザーバーで来ているセルビアのジャイコが
タスクを見て笑うなよ。といっていた意味が分かった。
しかし、このコンディションで立った8.5㎞が遠く感じる。
ゲートがオープンになっても飛び立つ選手はいない。
そりゃそうだ、上昇する気配がないから。
ウィンドダミーが何回か出るころようやく上昇。
それを見た数人が離陸。
そうしているうちにまた雲がわいてくる。
周期的に発達、減衰を繰り返す。
もうこうなったら腰を据えて条件のいい時を見るしかない。
条件が良くなりそうになると、数機が飛び立つ。
すこーしずつ選手が飛び立っては、あまり上昇もできずに、ランディングへ向かうのが見える。
なんだこの大会は・・・・。
3時間以上待ってこれはそろそろ雨も来るかもという情報が入ってきた。
雨が降る前の発達する条件で行くしかないなぁ。
韓国の強豪選手であるムンソブも同じ考えだったようで、同じタイミングで離陸。
他にも10機以上が同じようなタイミングで空へ。
少し上げるともう雲。
それでも雲を縫うようにねちねちと高度を上げる。
ねちねちねちねちと上昇をつかんで(といっても上昇が0.5あればいいほう)
距離を伸ばしていく。
最後のターンポイントに向かうがこの時には上昇がほとんどなく、突っ込んでいくも、あと100mといったとこで、
木に突っ込みそうになり、泣く泣く引き返して、低木が広がる真ん中にあるわずかな空き地にランディング。
この近辺に安全に降ろせそうなとこもほとんどない。
1機だけがこのターンポイントを取ることができ、7㎞を飛んだが、私は6㎞フライトして終了。
しかし、それでも3位。
他の選手たちの多くが3㎞地点まで飛べればいいほう。
降りてからはピックアップトラックの一番後ろに無理くり座って落ちないように必死につかんで
回収されていきました。
さて、明日はもう少し飛べるといいなぁ・・・・。
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