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feed (ブルネイ日記 6月27日) 自転車初乗り4部作 その4 Out &Return は苦手です (2015/7/4 20:48:31)
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・ハング・グライダーのフライトには、大きく分けて二つある。
 目的地に向かって、基本的に行きっぱなしのクロス・カントリーと
 あるところまで行って、飛び出した場所の近くまで戻ってくるアウト・アンド・リターン。
・Out&Returnの方が、通常は難しい。
 何処かで必ず、向かい風の部分が入るからだ。
 40Km /h 位の対気速度で飛ぶハンググライダー。
 対地速度は、追い風20km/hなら60km/h、向かい風なら20㎞/h。
・向かい風が強ければ、極端な話し、前に進まない。
 行は簡単、帰りは四苦八苦、良くあるパターンである。

・競技であれば、皆が最初から決められたコースで飛ぶので条件は同じだが、、
 特に難しいのが フリー・フライトでのOut&Return。
・何処を折り返し点にすべきか、帰りの気象条件、迫り来る日没。
 考慮すべきことは山程ある。
・早すぎるリターンには悔いが残る。
 「もっと先に行けたのに」
・行き過ぎはもっと問題だ。
 ちゃんと決められたランディング場所まで戻って来れない。
 途中で降りてしまうと、友達に連絡するなり、ヒッチ・ハイクなり、
 兎に角、なんとかランディング場まで戻って来ないといけない。

・行きっ放しのクロス・カントリーの場合には 
  通常は 事前に誰かに回収をお願いしてから飛ぶ。
・ただ、この場合、必ず飛んだ分だけ、最後はグライダーを載せて
  自動車で帰って来る必要がある。
  回収の手配やら、帰りが遅くなる等、飛ぶ以外にすることが多く、遥かに面倒だ。
・回収がちゃんと見つかれば良い。
 そうでなければ、自力回収。 ヒッチ・ハイクやら 電車で一旦車のある
 飛び出した場所まで戻り、それから自己回収。結果、二往復。
・学生時代は、良く竜門から東にクロス・カントリーをした。
 帰りは電車で自力リターン。自動車のある、飛び出した山の上までは登山。
 そこから吉野の山奥まで、自力回収。
 晴翔雨読。当時はトノやんのショップもなく、当然平日は誰もいない。
・今は許されない一人でのフライト。(ちゃんとフライト許可は取ってました。念の為。)
・そう言えば、一度だけ、オーストリアで鉄道頼りに自己回収をベースに
 クロス・カントリーをしたことがある。
 さすがにこれは、我ながら、とんでもないことをしたなぁ、という思い出。
 勝手がわからない外国。しかも英語は通じない。

・安全管理、完全な自己完結。
 その意味で、フライト以外にも総合的に求められるものはクロス・カントリーの方が大きい。
 (と、思う。多分。以上、自己肯定。)

・さて、この苦手なOut&Return
 いや、先ず何故苦手なんだろう。
 難易度が高いからか?
 勿論、それもそうだが、どうも最大の要因は 性格に合わないから。
 やりたい事には、自由に空を飛ぶ事。行きたいところに行く事。
 目標として、夢として実家の上を飛ぶ事。そしてその練習。
 または、筑波山から妙義山を越えて、長野県まで飛んで行ってみたい。
 山形の蔵王を越えてみたい。

 人生訓そのXX 「たとえ面倒でも、自分がやりたい事をやる」
 面倒なのはその時だけ。
 後から振り返って、輝いている時間は、やりたい事がやれた瞬間。
 その前後の面倒等、気にしない。へこたれない。
 いや、その面倒すら、楽しみの時間に変えてしまえば良い事である。

・等と、もの思いにふけり、自分を肯定させながら、
 また無計画に行きたいところまで行き、のんびり時間を掛けて道草をし、
 道に迷って、何度も引き返し、真っ暗の中、何とかホテルを見つけて
 辿り着いた私でした。

・以上、自転車初乗り4部作、完結。

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