ホーム
>>
RSSセンター
>>
欧州へ その2 オーベルジュ・ド・リル
明日は明日の風が吹く
(2019/12/16 10:30:42)
欧州へ その2 オーベルジュ・ド・リル (2017/9/24 0:16:50)
RSSセンター
メイン | 簡易ヘッドライン |
欧州へ その2 オーベルジュ・ド・リル (2017/9/24 0:16:50)
シュツットガルト空港に一便遅れで到着、慌ただしくその足で第一目的地へと車でカッ飛んだ。
フランス・アルザスのミシュラン三ツ星「
オーベルジュ・ド・リル 」
三ツ星を50年維持しているのだとか。アルザス地方では傑出した名店。
オーベルジュとは、レストランを併設したホテルのこと。美味しい食事と宿泊は切り離せないが、残念かな今回は一日弾丸フランス旅なのだ。
実は飛行機の遅延で、到着が少し遅れてしまったが、途中で遅れる旨の電話を入れたところ、「No
problemですよ~」と柔らかな応対。綺麗な英語でコミュニケーションは全く問題なさそう。
正面玄関の目立たぬ佇まい。
派手さは全くない。いいね。
では、まずはしゅわしゅわでかんぱーい。
上質のシャンパンに長きフライトの疲れも吹き飛ぶね。
14時近い時間なので、お料理は昼の軽めのメニューにした。
英語メニューもあるので、選択に困ることはなし。
ワインは料理に合わせてセレクトしてもらう。 お店からのご挨拶。
ふわふわ。
前菜はもちろんフォアグラをチョイス。 Terrine of goose foie gras
セボン!
陶器製のポットからテーブル横でサーブしてくれる、たっぷり3枚のフォアグラ。
美味しい。焼きたてのトーストに乗せてさくりと食べ進んでいきます。
口腔内に広がるフォアグラ独特の旨味と香り。むっふっふ~
でも、フランスの他の美味しい店で出てくるフォアグラも負けず劣らず、というか、これよりも美味しいものを出す店はある。フレンチの奥は深く裾野は広いのだ。
つーか、美味しいものを知りすぎた感も無きにしも非ずだなぁ。
また新しい味を求める旅に出ないと感動に出会えないのかも。ココロは次なる旅を模索し始めるのであった。
ところで、これだけで相当なカロリーになるんだろうな。うん。
もう一つの名物サーモンスフレとどちらにするか悩むところではある。
メインは鳩にしてみました。 Tounedos of pigeon with cabbage and truffels
鳩肉をトリュフとともにキャベツの葉で巻いて、更に肉で巻く。
鳩もトリュフも思いのほか自己主張せぬ控え目な態度に感心。おぬしら調和を取ることもできるのじゃな。やるのう。
トルネードという名からしても巻き寿司を意識した一品なのかも知れぬ。
ワインのサーブも三ツ星クラスの完璧な対応。
ローソクに火を灯し、その光を透過させながら注ぐスタイル。ここまで完璧にこなす店は初めてだな。
チーズ An assortment of cheeses
色んな種類があって、そこからスタッフとお話をしながら選んでいくスタイル。
Angelは匂いの強いウォッシュタイプが好み。もちろん大好きなブルーチーズ、フランスなのでやはりロックフォールを中心に。
このやり取りで、どれだけ自分がチーズの好みを自覚してるか・してないかを思い知らされる訳でもあるのだなぁ。まれに自身の新たな好みを発見する機会でもある。
どれも超美味なのだけれど、塩気が強くてしかも多い!完食できなかった。残念~
デザートはチョコレートとラズベリーづくし Delicious "grand cru" chocolate dessert with raspberries, chocolate ice cream and
raspberry sorbet
前菜から強いお味の料理ばかりだったので、不思議なもんでチョコも爽やかに感じてしまう。それにしても上質なチョコレートですこと。おほほ。
しめのプチフール Pettits fours and chocolates
コーヒーとともに、美味しく頂いた。
満足!
フォアグラのカロリーのためか、満腹感100%だ。
料理は14.4%のサービスチャージ込みで110Euro、ワインとチップも合わせて200Euro。これで極上の満足感はお値打ちだと思う。一度は味わっておきたい。
ただ、100Euroの一つ星で2回食事するのとどっちを取るかと言われると、悩むところだ。また来たいか?うーん、他にも良い店あるからなぁ。また気が向けば。
店の中は意外とカジュアル感のある、田舎の上品なレストラン風で、各部屋ごとに少しずつテーマを変えてる模様。無機質な部屋、ウッディな感じ、明るい雰囲気など。
ドレスコードは「エレガントな」ということだったが、ジーンズの人もいれば子供も居たし、ベビーカー入れて大型犬を連れてる人も居たので、トータルでスマートにエレガントにふるまえれば良いのだろう。ホテル併設でもあるので、あまり格式ばってはつまらないのかな。
どの窓からも美しいお庭が。
入り口入った所の待合室(?)には色々なディスプレイがあった。
1967年のミシュランガイド。ここからこの店の三ツ星伝説が始まった訳だな。
日本のプリンスも来店されたことがあるようで。
外に出てみた
イル川に面した庭は、手入れが行きとどいている。
芝生では地元にたくさんいるコウノトリに餌をやるおばさんも。(従業員なのだろう)
レストランの建物は伝統的なドイツ風木組み。
レストランのすぐ前はイル川
欧州一日目のタスクは無事終了。ゆっくりとドイツに帰るとしよう。
つづく
execution time : 0.008 sec