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ストーブトップのガスケット化で良好!
飛行中年
(2024/12/25 18:57:24)
ストーブトップのガスケット化で良好! (2017/10/28 8:43:46)
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ストーブトップのガスケット化で良好! (2017/10/28 8:43:46)
この夏、私は我が家の薪ストーブ「アクレイム」の、ストーブトップをガスケット化するという改良を施しました。
これは、いつも薪ストーブではお世話になっている薪焚亭さんが考えた、薪ストーブの改良技です。
通常、私が使うアクレイムを製造している、米、バーモントキャスティングス社の薪ストーブは、ストーブトップはストーブセメントで接着、密閉されています。
ストーブセメントとは、薪ストーブの部品を組み合わせる際に、部品同士を接着、密閉するためのものです。
このストーブセメント。ストーブの部品を手っ取り早く組み合わせられて良いのですが…。
分解するときは、せっかく張り付けたストーブセメントを割らなければいけない欠点があります。
つまり、ストーブセメントは一回限りの使い捨てなのです。
そのため、薪ストーブのメンテナンス時、ストーブトップを外すことがあるのですが、このとき、再びストーブセメントを着け直す必要があり、手間がかかってしまうのです。
加えて、それなりにストーブセメントが必要なため、お金もかかってしまいます。
これらの欠点を解決するのが、ストーブトップのガスケット化だったんです。
ストーブトップを、セメントではなくガスケットで密閉することで、容易にストーブトップが外せるようになるんです。
当然、ストーブトップが容易に外せれば、メンテナンス性が向上し、いつも薪ストーブを快調な状態に維持することが容易になります。
上記のような利点が、ストーブトップのガスケット化にあるため、私は薪焚亭さんに指導してもらいながら、自分のアクレイムも同改良を行ったのです。
で…、その結果なのですが。
やはり、良い感じです。
ストーブの密閉度も良好なようで、長時間炎が持続してくれます。
そして…。
これは予期していなかった効果なのですが…。
どうやら、うっかりストーブの温度を上げすぎたときでも、ストーブのダメージが押さえられるようです。
これは、うちのようなエバーバーン方式という変わった二次燃焼方式の薪ストーブにとって、とても助かるものです。
エバーバーン方式とは、燃え残った燃焼ガス(要は煙)を、過酸素状態の燃焼室に導くことにより、より完全に燃焼させようとする方式なのですが…。
構造的にストーブを見てみると、フレッシュエアーが供給できるロケットストーブが、ストーブの奥に存在しているようなものと、考えても良いと思います。
アクレイムの奥には、断熱材で覆われた、ロケットストーブでいうところのヒートライザーのような二次燃焼室があり、そのヒートライザーの下からフレッシュエアーが供給されているのです。
この方式、二次燃焼ボックス(ヒートライザーというべきか?)の寿命が長い利点があるのですが…。
ストーブの温度が一定に保ちにくい短所もあるんです。
おそらくこれは、二次燃焼が始まると、空気の吸入量が上がり、そのことは、薪の燃焼を助長して更なる二次燃焼の増加につながる…。というインフレーションを起こしているからなのかな?と、考えてみたりしています。
とにかく、エバーバーン方式では、ストーブの温度が一定になりにくい欠点があります。
そして、もし、温度が上がりすぎたとき、ストーブのどこが真っ先にダメージを受けるかというと…。
ストーブトップのストーブセメントなんです。
つまり、うっかりストーブの温度を上げすぎてしまうと、真っ先にストーブトップのセメントが割れるようなのです。
そのため、うちの場合、アクレイムを使うほどに、ストーブトップのセメントが割れてしまい、密閉度が失われていきました。
しかし、今回のようなストーブトップのガスケット化を行うと、割れてしまうセメントがないため、ストーブのダメージが少なくて済むのです。
(と、いっても、過剰にストーブの温度が上がってしまうと、ストーブの他の部品がダメージを受けるので要注意!)
もちろん、ストーブの温度が上がりすぎないように注意しながら焚いていますが、ちょっとくらいの「うっかり」があっても、ストーブがダメージを受けにくい長所が、ストーブトップのガスケット化にはあるようです。
と、いうことで…。本日の我が家のアクレイム。
炎が青色へと変わり、それなりに高い温度で燃焼していますが…。
とても快調です!
これは、いつも薪ストーブではお世話になっている薪焚亭さんが考えた、薪ストーブの改良技です。
通常、私が使うアクレイムを製造している、米、バーモントキャスティングス社の薪ストーブは、ストーブトップはストーブセメントで接着、密閉されています。
ストーブセメントとは、薪ストーブの部品を組み合わせる際に、部品同士を接着、密閉するためのものです。
このストーブセメント。ストーブの部品を手っ取り早く組み合わせられて良いのですが…。
分解するときは、せっかく張り付けたストーブセメントを割らなければいけない欠点があります。
つまり、ストーブセメントは一回限りの使い捨てなのです。
そのため、薪ストーブのメンテナンス時、ストーブトップを外すことがあるのですが、このとき、再びストーブセメントを着け直す必要があり、手間がかかってしまうのです。
加えて、それなりにストーブセメントが必要なため、お金もかかってしまいます。
これらの欠点を解決するのが、ストーブトップのガスケット化だったんです。
ストーブトップを、セメントではなくガスケットで密閉することで、容易にストーブトップが外せるようになるんです。
当然、ストーブトップが容易に外せれば、メンテナンス性が向上し、いつも薪ストーブを快調な状態に維持することが容易になります。
上記のような利点が、ストーブトップのガスケット化にあるため、私は薪焚亭さんに指導してもらいながら、自分のアクレイムも同改良を行ったのです。
で…、その結果なのですが。
やはり、良い感じです。
ストーブの密閉度も良好なようで、長時間炎が持続してくれます。
そして…。
これは予期していなかった効果なのですが…。
どうやら、うっかりストーブの温度を上げすぎたときでも、ストーブのダメージが押さえられるようです。
これは、うちのようなエバーバーン方式という変わった二次燃焼方式の薪ストーブにとって、とても助かるものです。
エバーバーン方式とは、燃え残った燃焼ガス(要は煙)を、過酸素状態の燃焼室に導くことにより、より完全に燃焼させようとする方式なのですが…。
構造的にストーブを見てみると、フレッシュエアーが供給できるロケットストーブが、ストーブの奥に存在しているようなものと、考えても良いと思います。
アクレイムの奥には、断熱材で覆われた、ロケットストーブでいうところのヒートライザーのような二次燃焼室があり、そのヒートライザーの下からフレッシュエアーが供給されているのです。
この方式、二次燃焼ボックス(ヒートライザーというべきか?)の寿命が長い利点があるのですが…。
ストーブの温度が一定に保ちにくい短所もあるんです。
おそらくこれは、二次燃焼が始まると、空気の吸入量が上がり、そのことは、薪の燃焼を助長して更なる二次燃焼の増加につながる…。というインフレーションを起こしているからなのかな?と、考えてみたりしています。
とにかく、エバーバーン方式では、ストーブの温度が一定になりにくい欠点があります。
そして、もし、温度が上がりすぎたとき、ストーブのどこが真っ先にダメージを受けるかというと…。
ストーブトップのストーブセメントなんです。
つまり、うっかりストーブの温度を上げすぎてしまうと、真っ先にストーブトップのセメントが割れるようなのです。
そのため、うちの場合、アクレイムを使うほどに、ストーブトップのセメントが割れてしまい、密閉度が失われていきました。
しかし、今回のようなストーブトップのガスケット化を行うと、割れてしまうセメントがないため、ストーブのダメージが少なくて済むのです。
(と、いっても、過剰にストーブの温度が上がってしまうと、ストーブの他の部品がダメージを受けるので要注意!)
もちろん、ストーブの温度が上がりすぎないように注意しながら焚いていますが、ちょっとくらいの「うっかり」があっても、ストーブがダメージを受けにくい長所が、ストーブトップのガスケット化にはあるようです。
と、いうことで…。本日の我が家のアクレイム。
炎が青色へと変わり、それなりに高い温度で燃焼していますが…。
とても快調です!
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