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feed グアヤキルというところ (2017/10/28 21:23:40)
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朝は必ずと言っていいほど曇る空になるらしいグアヤキル。
2日目の朝も確かにドヨンとした雲になっていた。
昨日ようやく今日の練習フライトに関しての集合時間が発表され、グライダーを背負って歩いていくと、
おなじみのワールドカップパイロット達と挨拶を交わすことになった。
そこからオーガナイザーの準備する車でまずは山のふもとへ。


そこからは2台の4WD車しか山には登れないので待機。
これ、本番の大会で搬送能力は大丈夫なのだろうか・・・・・。
それにしても、この日は待てど暮らせど空は曇って晴れてこない。
時間は10時を過ぎていて、昨日ならとっくに晴れているのに、全然改善されない天気。

車も来ないし、必要なものもあるし、この日のフライトはやめよう。
そう決めた私、廣川選手、平木選手。
ということで、今日は大会前のリラックスデイにしてグアヤキルを観光及び必要なものを買いに行くことに。


エクアドル最大の都市グアヤキル。
300万人が住むこの都市ですが、エクアドルの中でも特に治安が悪いといわれています。
といっても日中町を歩いていてもそれに気が付くようなことはありません。ただ、夜間の犯罪率は
非常に高いということ。
君子危うきに近づかず。

ただ、町は本当に近代化されていて、全然途上国な雰囲気は感じられない。


物価に関してははっきり言ってよくわからない。
なぜなら地元の人が良くいくだろうレストランに行くと


十分なボリュームで一人3ドル以下だったりするけれど、
少ししゃれたとこに行くとすぐに10ドル以上の食事しかなかったりする。

車を見ても古い車が多いが、高級車も結構走っていたりする。
ただ、町の中の路中事情はすごい。


やたらぎゅうぎゅうに路駐していると思ったら


当たってるし・・・・。
どうやって止めて出ていくのかと思ってみていたら、どうやらみなサイドブレーキを引いていないらしく、
前や後ろの車を押してスペースを広げてから出ていくというシステムらしい。

うーん。

ということでエクアドル観光

1.イグアナ公園(セミナリオ公園)
なぜイグアナ公園と呼ばれているか。
それは


イグアナがいるから。

しかも数匹でなく、何百匹が放し飼いにされている。


人間にも慣れきってしまっていて、全く緊張感のないイグアナたち。


ハトが背中にとまっていても動じない。
触っても動じないこの公園は、観光客も多いということ。
でも、やっぱりにおいもそれなりにするから、ここでくつろいで食事を・・・という気にはならなかったなぁ。
それにしてもなんでここにこんなにイグアナを飼っているかは不明・・・。

2.グアヤキル大聖堂
イグアナ公園のすぐ隣に立っているのがグアヤキル大聖堂

ちなみに手前の銅像は南米の革命家「シモン・ボリバル」だったらしい

エクアドルの多くはキリスト教。
その中でもここの大聖堂は最大規模だという。


キリスト教の大聖堂は世界のどの国に行っても圧倒される高さと厳粛な空気で人を包む。
そんな気持ちにさせるのを知っているような立て方が確立されているのだろうかといつも思う。
ここも全く例外でなく、ステンドガラス、彫刻、すべてがそういった重みを出すように作られているように
感じさせる。

3.マレコン2000


8㎞にも整備された遊歩道。
といってもオブジェがあったり、遊園地があったり、桟橋もきれいにデザインされていたり、
お台場か?というくらいにきれいな場所。


銅像と張り合って見る二人や、


分けかからんおっちゃんと肩を抱き合ったりしている風景を見ることができます。

感じることは、全く近代化華々しいという都市だと感じる場所。

4.ラスペーニャ、サンタ・アナの丘

ここは見てみたかった場所。
このグアヤキルは1500年から栄える歴史ある場所。
でも海賊に襲われたり、侵略にあったり、疫病に襲われたりと
暗い歴史もある町。
そうしてこの丘は貧しい人たちが住むスラム街になっていたらしい。
しかし数年前にあるアーティストたちが、このスラム街の建物を修繕して
色とりどりに塗り、きれいにしていくことで、ここが新たな観光スポットとなっていった
ということ。


この場所はマレコン2000を行き切った先にある丘。
444段の階段を登り切ったところにはかつてあったグアヤキル大聖堂の場所に小さな教会と
灯台があり、町全体を見下ろすことができる。


そこにたどり着くまでの階段沿いには小さくカラフルな建物が並び、


目を楽しませてくれるが・・・・


まだ一歩奥に行こうとするとやたらたくさんいる警備員たちに立ち入らないよう警告される。
ここは本当にまだスラム街で危険なのだという。

これだけきれいにされて、観光客が多い一方、すぐ一歩踏み入れた場所がスラム街。
豊かさと貧しさがこれほど近接している場所を見ることもあまりない。

こんなグアヤキルの中心から最後は買い物をして
ホテルまでの4㎞程を歩いて帰る。

やはり、パラグライダーの大会にしては大都市が近過ぎる印象。
不思議な感じ。

次の日は公式練習日。
本番に向けて最後の調整。





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