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APUS RS の乗り心地
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
APUS RS の乗り心地 (2017/12/20 10:19:22)
ポッドキャスト : image/jpeg
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APUS RS の乗り心地 (2017/12/20 10:19:22)
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すみません、更新に間が空いてしまいました。
ブログネタになるようなことが多かったのに・・・。
これから更新していきます。
まずは、前回解説したSWINGのAPUS RSの試乗レポート。
パラグライダーをやっていない人にはなんだかよくわからないだろう内容です。
今回試乗したのは
・APUS RS 14
・APUS RS HIKE 16
の2機種。
ちなみにハーネスはOZONEのOZIUM(軽量ハーネス)を使っています。
ハーネスと私との装備重量は78㎏ほどです。
前回も書きましたが、このタイプのミニウィングは同じグライダーでもパイロット重量によって
全く違う動きをしたりしますので、あくまで参考に。
さて、HIKEはせっかくの軽量機なので実際にハイク&フライしました。
元々小さいのに軽量となっているのでグライダーの重さは3㎏以下。
ミニウィングの平均重量は3~4㎏なので、これは軽い。
といってもその差はわずかなので、正直あまり気にならない違いですが・・・・。
ただ、このグライダーは今SWINGが売りにしているRASTシステムが入っているので、
複雑の作りになっているので、これだけ軽く作れるのはライザーやら生地の縫いやらで
努力しているように見えます。
さて、RASTシステムはRSにもHIKEにも入っているのですが、以前のAPUSは立ち上がりが
少し悪く、小さなグライダーなので浮くまでに速度が必要なのに立ち上がりが悪い!!という
離陸に少し問題があったように感じていました。
ミニウィングなので、このグライダー達も離陸までの速度は通常のグライダーよりも必要ですが、
このRASTシステムの効果は抜群!!
びっくりするくらい軽い立ち上がり。
風がなくても本当に簡単に上がってくる。
RSもそうですが、軽量機はさらに簡単に上がる感じ。
これはサイズが小さいほど不利なので、通常のグライダーにこのシステムが入ってるというなら
SWINGのグライダーの立ち上げは本当に簡単なんでしょうね。
あ、ちなみに平地で立ち上げをしていると真上まではグライダーは上がってきません。
これはT.O.が坂である。ということを前提にしているからになると思いますが、
平地で真上まで普通に上がってきてしまうグライダーは、実際のT.O.ではグライダーが先走りすぎる
傾向があるので、それこそ一度しっかりとブレーキをかけてあげないといけないのですが、
そこを計算しているグライダーはスピードの抑えはそれほど多くなくても十分になっています。
さて、立ち上がりがいいということは1つは滑走距離が十分にとれる。(ミニウィングを山で飛ぶときであればこれは重要)
また、ハイク&フライするときは、整備されていない場所から飛び立つことが多いので、安心材料になります。
さて、それでは飛んでみましょう
以前のものに比べると少しボテっとした翼形。
ラインの数はほとんど変わっていません。
※APUS
RSの機体横一線に入っている赤いラインがRASTシステム
飛んでみると安心感いっぱいの安定感。
以前の切れるようなAPUSとは全く違うフィーリング。
同じAPUSでもどうやらコンセプトごと変わってしまったようです。
個人的には尖った切れ味のような以前のグライダーは好きでしたが、全く万人受けしませでした。
しかし、今回のグライダーは安定度、この小ささでの滑空費、どちらも優秀。
ストールをおこしてみたり、つぶしてみたりもしましたが、回復は早い。
フルストールからの回復はやはりシュートが早いのでそれは小さいので仕方ないですが。
14、16サイズではさすがに私の体重でサーマルに乗るということはできませんでしたが。
大きなサイズは23まであるので、それなら強いサーマルに乗り継いで飛ぶことも楽しめそうです。
このグライダーの傾向は変わらないでしょうから、アクティブに動かすのが好きなパイロットに
おすすめの一機です。
勿論通常のグライダーに比べ、速度は5~10㎞/h以上早いですし、これなら海辺のエリアなんかでは
安心して遊べそうです。
また、山岳でもフライダウンとして使用するなら安心の滑空費と安定性。
多少風が強くてもあれていてもこれなら飛べる確率は高くなりそうです。
特に日本の山は風が強くなりがちですから、これはいいかもしれません。
と私個人としては山に、海に遊べる一品としてサブグライダーとして一機欲しいものですが、
やはりパイロットレベルはパイロット以上、ブレーク操作が敏感に反応するのが好きでない人には
おすすめできないグライダーです。
コントロールを楽しみたい!山岳フライトに持っていきたい!海で切れる飛びを学びたい!
そんなパイロットには楽しいグライダーです。
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