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苦しまぎれの旋回理論 その4
飛行中年
(2024/12/25 18:57:24)
苦しまぎれの旋回理論 その4 (2015/7/13 22:34:26)
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苦しまぎれの旋回理論 その4 (2015/7/13 22:34:26)
前回突然出てきた新しい旋回理論のビロー失速説…。
いままで誰も唱えることがなかった新しい説にみなさん驚かれていることだと思います。
しかし…。
このビロー失速説がでたお陰で、いままで謎だったハンググライダーの挙動や飛行特性が、見事にすべて説明する事が出来るようになったので
す!
ということで、今回からはその解説をしていきます!
先ずは新説ビロー失速説でベーシックな旋回についての説明からしていきましょう!
まずパイロットが左旋回のために左に体重移動したとします。
このとき、ビローシフトの発生により右側のセールが張って揚力が増しますが、しかし、抗力も同時に増します。
つまり、ハンググライダーは旋回方向に対して反対方向の右にノーズを向けたがるのですが…。
更に…。
重心位置が体重移動により左に偏るため、結果的に空気力は重心を中心に作用(前々回参照)するため、これも右側にノーズを向けよ
うと働きます。
つまり…。
二つの力が合わさり、本来ならばハンググライダーは強烈に右にノーズを向けようとするはずですが…。
ここで効いてくるのが例のビロー失速なのです!
ハンググライダーがビローシフトや重心位置の移動のために旋回する方とは逆方向を向こうとすると…。
横滑りがその時発生するために、右側の翼にビロー失速が発生、抵抗が大きくなって、強烈にハンググライダーが左に向くのを抑え
てくれるのです!
ハンググライダーはこの両者の力が釣り合ったところで、わずかな時間ですがそのまま真っすぐに飛ぼうとしますが…。
右側の翼の揚力が強く、重心位置も左に偏っているためにバンクがつき始めるわけです。
そして、バンクがついた結果、左側に横滑りに入るのですが、このときもともと左側の翼に発生していたビロー失速の範囲が新た
な横滑りのために更に大きくなるわけです
その結果…。
左側にノーズを向けるヨーの力が更に増強し、ハンググライダーはめでたく旋回に入れるのです!
この後、ハンググライダーはしばらくは最初のヨーの慣性力により旋回を続けますが、いずれその慣性力も衰えヨーの力が不足してきます…
が!
ヨーの力が不足した時点で、ハンググライダーはバンクがついている限り再び横滑りに入るわけであり…。
再度その横滑りで左側の翼にビロー失速が起こり、再びヨーの力が出てノーズを旋回方向に向けてくれる…。
つまり、これを繰り返してハンググライダーはきれいな旋回を続けてくれる…。
これが私が考えたビロー失速によるハンググライダーの旋回なのです!
リフトにはじかれた場合、反対側にハングが旋回してしまう理由。
「苦しまぎれの旋回理論 その1」で、ビローシフト説を否定するために用いたこの現象…。
これもビロー失速説を使うと簡単に説明できてしまいます!
リフトにより上げられた左側の翼を抑え込んでやろうと体重を乗せてもバンクは戻らず…。
結局は右にバンクがついているので右方向に横滑りを始めるわけですが…。
この横滑りにより、右翼にビロー失速が発生してしまうのです!
結果、左に体重移動をしているにもかかわらず、ビロー失速の起こった右翼の抵抗が大きくなってしまい、ハンググライダーは右側に旋回する
わけです!
これで従来からあったハンググライダーの旋回説、ビローシフト説を完全に斬ってしまいました!
続いて次回は後退角説も斬って、そして、ハンググライダーのいままで説明が困難だった現象も、全部説明してみせたいと思います!
いままで誰も唱えることがなかった新しい説にみなさん驚かれていることだと思います。
しかし…。
このビロー失速説がでたお陰で、いままで謎だったハンググライダーの挙動や飛行特性が、見事にすべて説明する事が出来るようになったので
す!
ということで、今回からはその解説をしていきます!
先ずは新説ビロー失速説でベーシックな旋回についての説明からしていきましょう!
まずパイロットが左旋回のために左に体重移動したとします。
このとき、ビローシフトの発生により右側のセールが張って揚力が増しますが、しかし、抗力も同時に増します。
つまり、ハンググライダーは旋回方向に対して反対方向の右にノーズを向けたがるのですが…。
更に…。
重心位置が体重移動により左に偏るため、結果的に空気力は重心を中心に作用(前々回参照)するため、これも右側にノーズを向けよ
うと働きます。
つまり…。
二つの力が合わさり、本来ならばハンググライダーは強烈に右にノーズを向けようとするはずですが…。
ここで効いてくるのが例のビロー失速なのです!
ハンググライダーがビローシフトや重心位置の移動のために旋回する方とは逆方向を向こうとすると…。
横滑りがその時発生するために、右側の翼にビロー失速が発生、抵抗が大きくなって、強烈にハンググライダーが左に向くのを抑え
てくれるのです!
ハンググライダーはこの両者の力が釣り合ったところで、わずかな時間ですがそのまま真っすぐに飛ぼうとしますが…。
右側の翼の揚力が強く、重心位置も左に偏っているためにバンクがつき始めるわけです。
そして、バンクがついた結果、左側に横滑りに入るのですが、このときもともと左側の翼に発生していたビロー失速の範囲が新た
な横滑りのために更に大きくなるわけです
その結果…。
左側にノーズを向けるヨーの力が更に増強し、ハンググライダーはめでたく旋回に入れるのです!
この後、ハンググライダーはしばらくは最初のヨーの慣性力により旋回を続けますが、いずれその慣性力も衰えヨーの力が不足してきます…
が!
ヨーの力が不足した時点で、ハンググライダーはバンクがついている限り再び横滑りに入るわけであり…。
再度その横滑りで左側の翼にビロー失速が起こり、再びヨーの力が出てノーズを旋回方向に向けてくれる…。
つまり、これを繰り返してハンググライダーはきれいな旋回を続けてくれる…。
これが私が考えたビロー失速によるハンググライダーの旋回なのです!
リフトにはじかれた場合、反対側にハングが旋回してしまう理由。
「苦しまぎれの旋回理論 その1」で、ビローシフト説を否定するために用いたこの現象…。
これもビロー失速説を使うと簡単に説明できてしまいます!
リフトにより上げられた左側の翼を抑え込んでやろうと体重を乗せてもバンクは戻らず…。
結局は右にバンクがついているので右方向に横滑りを始めるわけですが…。
この横滑りにより、右翼にビロー失速が発生してしまうのです!
結果、左に体重移動をしているにもかかわらず、ビロー失速の起こった右翼の抵抗が大きくなってしまい、ハンググライダーは右側に旋回する
わけです!
これで従来からあったハンググライダーの旋回説、ビローシフト説を完全に斬ってしまいました!
続いて次回は後退角説も斬って、そして、ハンググライダーのいままで説明が困難だった現象も、全部説明してみせたいと思います!
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