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ブライトエリアからのレース
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
ブライトエリアからのレース (2018/2/14 6:31:36)
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ブライトエリアからのレース (2018/2/14 6:31:36)
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この日は、ようやくキャンピングの裏手にあるブライトエリアからのレースになりました。
谷へ入り込む風の影響でこのエリアがレースに向かなかったりするのです。
朝はいつも通り大会本部にて昨日のタスクを振り返るブリーフィングから始まります。
そこでは3D地図に選手の動きがわかりやすく配置される DOARAMA
というソフトが使われています。
空で選手たちがどのように飛んだのかがよくわかるのです。
各々昨日の自分の飛びと、他の選手をみて考えが同だったのか、客観的に見ることは大会で
フライトするのにとても大切なことです。
その後山頂へと上がります。
今日は近いので少し余裕かと思いましたが、レース開始時間を早めるという子よで結果
それほど余裕なく山頂へ
レースは78kmと昨日とあまり変わらない距離ですが、シチュエーションが全く変わります。
ブライトから谷を抜け、谷を渡り、昨日スタートした谷へ入り込んでいきます。
単純に北上したいところですが、西風が入ってくるので北西に向かいながら斜面の風を
受けて飛ぶか、直線的な尾根を使うかでレースの展開が変わってきます。
レース説明が終わり、装備の採取チェックをしてフライトです。
ここも一度レース前には飛びましたが、高度を上げるに至らなかったので、
早めに飛び出し、このエリアを見ながら高度を上げていきます。
谷の中にあるエリアなので、風の流れ方に気をつけないとどんどん流されてしまいます。
スタートはちょうど風下ですが、高度が低いまま流されると前に出られなくなるのです。
高度を1700m以上上げると、今度は谷風の影響は受けにくくなり、風は穏やかですが、
サーマルがぶつかり合いなんだか安定しません。
2100mまで上昇すると、これ以上は高度が上がらず、スタート前はこの高度をいかに維持して
行くのかがポイントになります。
レーススタート後、いつも通り、先を行き、スタートを切ります。
折り返して谷の風に逆行していきながら、尾根を越え、ブライトのある谷から出ていきます。
私は高く先行することに成功していたので、思い切って先にある高い山へと一気に滑空していきます。
私以外はそれよりも東側の手前の山で高度を稼ぎなおす様子。
風が淀むところに入った私。淀んで上昇しそうなのに、風は乱れるだけで上がらず、
先に進みます。何とか尾根先でサーマルをヒット。
思ったよりも手間取りましたが高度を上げていきます。
しかし、集団はもっと手前で強いサーマルに当たったようで、私を高くパスしていきます。
何とか少し遅れて高度を上げなおした私はその集団を追走する形に。
直線で行くグライダーと風上へ大きく進路を変えるグライダーたち。
私は遠回りでも風上の尾根を進むコースに舵を取ります。
慎重に進む前の集団を、いいコースで高度をロスせず追いつくことに成功。
そのまま高い高度を保ってターンポイント2へ。
ここで先頭を行くのは私とそれ以外に4機。
これ以外は少し高度が低く追走してくる形です。
完全にレースを引っ張る展開になり、私ともう一機は谷を渡っていきます。
残りはそのまま谷の西側を進んでいくことに。
谷を渡ると昨日まで飛んでいたエリア。
どこでサーマルが当たるのか見当が付きますし。最後のターンポイントは
そちら側の尾根の上。
谷を渡って思った通り強いサーマルで一気に上昇!!
横を見ると渡らなかったグライダーはもっと高度を高く先に進むところです。
どうやらそちらのほうが先にサーマルに当たった様子。
後はひたすら尾根をスピードをかけて飛んでいきます。
昨日のこともあり、ゴールに慎重になって少しスピードを落としてしまうものの、
そのまま4位でのゴール!!
総合順位も5位まで上がりました。
残り3日。
攻めるのみ
今日レースを率いた三人!
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