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日本人活躍のレース展開!
呉本圭樹blog
(2025/1/10 10:39:10)
日本人活躍のレース展開! (2018/2/21 5:50:07)
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日本人活躍のレース展開! (2018/2/21 5:50:07)
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朝から雲一つない快晴。
昨日の朝の雨の湿度ももう全く感じられないほど乾燥しています。
これがオーストラリア。
朝のミーティングでは、ひともめありました。
タスク1の離陸について、クレームを出していた人たちのことを鑑みて、
その日のレースの成績からリーディングポイント(先行ボーナス)が全員消されたのです。
これは我々からすると何故??と疑問が残る処置。
この日いい成績を取った選手たちはレース全体のポイントシステムから見ると大きなハンデを負わされる形
になったのです。
話し合いは持たれたものの、結局これを覆すことはありませんでした。
さて、ルールとは何か?? それを考えさせられる問題です。
この日はミスティック(ブライトのエリア)での開催となりました。
天気予報によると、高度は2500mを超える予報。
タスクコミッティーも気合が入っている様子。
選手たちも昨日の休養で十分に英気を養っているはず。
ということで発表されたタスク
88㎞。100㎞越とはいかないまでも、十分に飛びごたえのあるレース。
GPSにデータを打ち込んで
大会から渡されるトラッカーを受け取り
これは選手がどこを飛んでいるのかライブで見れる発信機になっています。
レースの様子は こちら から見れます
このエリア、高度制限もあるのでレース前にそれをしっかりチェック。
(2500mのえりあと3000mのエリアがあり、それより高く飛ぶと失格になったりします。)
この日はレース前に1時間半前からT.O.はオープン。
これで出なかったらそいつが悪い!というくらい長いオープン。
そして早くに離陸してしまう私。
予報ほどの高度は上がらないものの、問題なく1500mの高度は超えていきます。
レースまでの1時間半はスタート近辺を思うがままに飛んでいきます。
スタート間際。ようやく高度は2000mに到達。
レーススタートと共に選手たちはいっせいに最初のポイントへと向かっていきます。
ポジションはいまいち。
前方を飛んでいるものの、高度が低い。
まぁ、でも問題ない。
次のターンポイントに対して少し遠回りですが、北にあるバッファローマウンテンの山につけていく。
それは私が飛ぶ前に考えていたコース。
トップに行った人間たちはそこに取りつけます。
私も同じように・・・・・ドカーン!!!
+5m/s以上のサーマルに一気にぶち当たります。
グライダーを一気に旋回させ、スピードをつけます。
そうでないとグライダーが一気に潰れる(失速)してしまいます。
まさにバッファローをねじ伏せるように旋回させ、ロデオのようなサーマルで2300mへ!!
ふと見ると、6割のグライダーはバッファローに取りつかずに直接平野からターンポイントへ向かう模様。
我々も一気に滑空開始。
ターンポイント一番乗りは平野から来たグライダー、続いてオノラン、私と続いていきます。
平野から来たトップグルーは高度高くその後に続きます。
私は、先日トップのオノランをマークして低いものの、次のターンポイントに向かいます。
高い集団は我々のコース取りよりも直進的に次へと向かいますが、一気に高度が落ちていく。
その時我々はまた強い上昇で一気に高度を高くしてその集団を上から見る形になります。
高い高度から見下ろして追撃。
トップ集団に動きがあり。3機が直進するのに対して、他の大勢は右に進路を取り、サーマルを取り直す様子。
高度のある私は先に行く3機の後を追います。
ここで一気にまた強いサーマルをヒット。
見上げると先に行く選手はなんと成山、岩崎の日本人選手。
先頭グループが日本人3人が入る5名で構成されていきます。
高度を充分に稼いで滑空開始。
このままゴールまで行ければ!!という展開。
しかしそうは問屋が卸さない。
ターンポイントのあるボール状の谷までサーマルが全くない。
もうかなり低くまで高度を下げる展開。
その中で一機、Fin選手だけは方向を変えていく。
かなり高度も低いので、そちらに行くしかない状態に見える。
残りは同じ場所で何とか小さなサーマルにヒット。
ゆっくり高度を上げていく。
その間に後ろから来る集団に追いつかれる。
何とか高度を取り戻して進む。
すると先には高度の高くなっているFin選手。
うーん、やるなぁ。
じりじりと弱いサーマルを乗り継ぎながら先に先に。
ある程度高度が高くなったところで、また5m/s以上の強いサーマルにぶち当たる。
もうちょっと早くこれに当たれば!!と思いながら最後の高度を稼ぐ。
ここから15㎞。
ファイナルグライド。
アクセルを踏み込んで最大速。
ところどころ突き上げるサーマルにグライダーをつぶされないようにコントロール。
前方を行くグライダーが突然潰れ、きりもみで落ちていく。
何とかコントロールを取り戻した様子。
それを抜かしていく。
そしてゴールへ。
この日は7位でのゴール。
長いようで短いレースが終わりました。
総合も6位。
いい位置です。
あと4タスク。気を抜かず頑張ります。
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