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<TMC日記 2月23日> 「開き直り」の極み
飛丸日記
(2024/10/31 8:42:30)
<TMC日記 2月23日> 「開き直り」の極み (2018/2/27 21:43:08)
「すいません、これ、写真をとってもいいですか」
お客さんとの面談でのコメント。
テーブルに置かれたのは㈱トミハラの製品である。
使われている製品の場合もあったが、ひどい時には納入した部品そのもの。
「いやあ、なんにもわかんないんですよねえ」
この手が使えるのは今回だけ。
三人の幹部社員には、「この機会に兎に角全ての取引先を回ろう」と大号令。
最終的にお会いした方々は、客先20社、仕入先11社、機械メーカーさん等7社、その他8社 合計46.
集まった名刺を数えてみると、18日間で丁度80人の方とお会いできた。
今までお付き合いしてきた方々と全く違う業界の方々。
立場も伊藤忠商事の看板はなく、町工場の経営者として。
全く違う目線。
とは言え「この製品って、業界全体でどれ位のマーケットがあるんでしょうか?」とか
「御社全体の取扱量は?」「その中でのうちの位置づけは 0.1%位でしょうか?」など等。
抜けきらない大企業の商社マン目線。いや、上から目線。ふんぞり返り。
まあ、いいや。変に気張ったり、縮こまっても仕方がない。
私は私。Going My Way。
世の中で、「開き直り」程、強いものはない。
「全く突然の他界で、右も左もわかりません。
うちとどんな取引をして頂いているのでしょうか?」
「親父が逝去して、会社を継ぐことになりました」
「それはそれは大変なことで」
「で、現在伊藤忠商事に勤めているのですが、会社を辞めずに「遠隔経営」します」
「は?」
「今はブルネイに駐在しています」
「・・・・(中小企業の経営の大変さを舐めとんのか?)」とまでは言われませんでしたが・・・
面談を重ねるうちに、ありがたいお話も一杯頂いた。
面白そうなアイデアも一杯沸いて来た。
取引先の方が似た境遇の方を紹介してくれたので、わざわざ会いに行ったことも。
「うちも後継者問題で困っています。子供はサラリーマンで継ぐ気はなし。
いっそのこと、うちも「遠隔経営」してもらえませんか?」
ん!「遠隔経営」自体が、何か新規ビジネスになるかもしれない。
「私も1年前に父がなくなって、主婦から社長になりました。」
ん!昨年末NHKで放映されていた「町工場のオンナ」さながらの状況。
「似た境遇。これから末永くお付き合いをお願いします。」
家族や回りからは「あんまり無理しないように」と暖かい言葉を頂いたが
不遜な物言いながら、まあ 某商社で働いている限りはこんなものである。
定常飛行。
何より人との出会い程、面白いことはない。
非常に刺激的な、勉強になった18日間でした。
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<TMC日記 2月23日> 「開き直り」の極み (2018/2/27 21:43:08)
「すいません、これ、写真をとってもいいですか」
お客さんとの面談でのコメント。
テーブルに置かれたのは㈱トミハラの製品である。
使われている製品の場合もあったが、ひどい時には納入した部品そのもの。
「いやあ、なんにもわかんないんですよねえ」
この手が使えるのは今回だけ。
三人の幹部社員には、「この機会に兎に角全ての取引先を回ろう」と大号令。
最終的にお会いした方々は、客先20社、仕入先11社、機械メーカーさん等7社、その他8社 合計46.
集まった名刺を数えてみると、18日間で丁度80人の方とお会いできた。
今までお付き合いしてきた方々と全く違う業界の方々。
立場も伊藤忠商事の看板はなく、町工場の経営者として。
全く違う目線。
とは言え「この製品って、業界全体でどれ位のマーケットがあるんでしょうか?」とか
「御社全体の取扱量は?」「その中でのうちの位置づけは 0.1%位でしょうか?」など等。
抜けきらない大企業の商社マン目線。いや、上から目線。ふんぞり返り。
まあ、いいや。変に気張ったり、縮こまっても仕方がない。
私は私。Going My Way。
世の中で、「開き直り」程、強いものはない。
「全く突然の他界で、右も左もわかりません。
うちとどんな取引をして頂いているのでしょうか?」
「親父が逝去して、会社を継ぐことになりました」
「それはそれは大変なことで」
「で、現在伊藤忠商事に勤めているのですが、会社を辞めずに「遠隔経営」します」
「は?」
「今はブルネイに駐在しています」
「・・・・(中小企業の経営の大変さを舐めとんのか?)」とまでは言われませんでしたが・・・
面談を重ねるうちに、ありがたいお話も一杯頂いた。
面白そうなアイデアも一杯沸いて来た。
取引先の方が似た境遇の方を紹介してくれたので、わざわざ会いに行ったことも。
「うちも後継者問題で困っています。子供はサラリーマンで継ぐ気はなし。
いっそのこと、うちも「遠隔経営」してもらえませんか?」
ん!「遠隔経営」自体が、何か新規ビジネスになるかもしれない。
「私も1年前に父がなくなって、主婦から社長になりました。」
ん!昨年末NHKで放映されていた「町工場のオンナ」さながらの状況。
「似た境遇。これから末永くお付き合いをお願いします。」
家族や回りからは「あんまり無理しないように」と暖かい言葉を頂いたが
不遜な物言いながら、まあ 某商社で働いている限りはこんなものである。
定常飛行。
何より人との出会い程、面白いことはない。
非常に刺激的な、勉強になった18日間でした。
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