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feed (ボルネオ日記 7月11日) ニア・ケイブ物語 多分8部作その5 ハンググライダーは人生の縮図です (2015/7/16 3:18:03)
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・ここ数回、話しの流れから、ハンググライダーで如何に危険な目にあったか記載してしまいました。
・今回は我が愛するハンググライダーの為に、そのリカバリー・ショット。
・多分三部作。
・ハング・グライダーから得た教訓、人生訓。

・この日の夜は、ニア・ケイブ国立公園の敷地にて、テント泊。
・夜、本を読んだり、PCでブログを書いたり。
・決死の行動に出た為疲れたのか、久しぶりに22時には横になり、そのまま5時半まで就寝。
・相変わらず、4-5時間睡眠が続く中、7時間半睡眠。早朝、気持ちよく起床。
・鳥や虫の鳴き声で目が覚める。
・早朝の生態観察を、のんびりサイクリングでもするか、と自転車をセット・アップ。

・いや、今やれる事をやろう。 今、やるべき事は何か。
・サイクリングは日中でも出来るが、涼しい中、読書や思索、ブログ書きは今が最適だ。
・という事で、方針転換、先述の積読していた書籍「人生の目的」、後半を一気に読破。

・最近、本を読むと、今まで以上に、その理解だけでなく
 それから派生する考え、それは違うのではと思う考えが沸き起こるようになった。
・問題は読む時間が以前より掛かるようになった。
・「頭が冴えるという事は」 ・・・同時並行処理やあみだ的横の発想が沸く様になったが、
 結果的に、処理速度が遅くなってしまった。
 記憶力と処理速度の向上、私の課題である。

・という事で今回は派生して思いついた事を記載。

・(引用) 「宿命」と「運命」
 「人生は努力して変えられるものですが、変えられないものがあるのも否定できません。
  それがあなたの宿命です。
  自分の宿命を100%受け入れるという事が、最初のステップです。」

・そうか 気象条件は宿命なんだ。
 もう20年以上前の話になるが、日本記録を出した直後、明らかに空回りをしていた。
 自分の記録を破るには、その時のペース以上の速さで飛び続けるしかない。
 ハングの教訓そのXX「 クロスカントリーは時刻との戦いである」
 どんなに時間的に速く飛んでも、時刻として早く飛んでいないと意味がない。
 最終的に飛んだ距離を競うのがハング・グライ―の競技の一つ、クロスカントリーである。
 11時から17時まで、時速30キロで飛んだら180キロ。
 12時から16時まで、時速40キロで飛んだら160キロ。
 まだ上昇気流が少ない朝から飛び、遅くまで飛び続ける。
 それが、クロスカントリーの鉄則である。

・11時8分テイクオフ、ランディングは記憶が不正確だが確か16時50分。
 フライト時間、5時間42分。172.6キロ。1988年4月17日、筑波山から福島市まで。
 当時のグライダーでは、概ね 時速30キロが標準的だったから、正に理論的数字。
 大きな失敗なく、順調にフライトを重ねた結果だ。

・ただ、逆にこれが、私にとっての大きな足枷となってしまった。
・上昇気流が見つからず、降りてしまうというリスクを冒してでも、早いうちに飛び出す。
 その事は正しい。 
 ただ、その日その日の気象条件を見極め、自分の置かれた環境を踏まえて、対応すべきだ。
・その事をわきまえず、闇雲にこの記録と競っていた。
 もっと早く飛び出し、もっと速いペースで、もっと長い時間飛ぶ。
 そうすれば自ずと記録は更新される。
記憶に残る言葉そのXX「理論は完璧、実行が伴わない」
 京都ハングの三津也さんに言われた、私を例えた言葉。
 でも、ありがたいことに最後に一言 
 「でも、10年に一度、こいつは理論通りの事をするんだよなぁ」

・人生、それで良いではないか。・・・いや、脱線。
 しっかりと、その時その時の状況を見極め、それに応じた対応を取る事。
 目の前の気象条件は、変えられない。
 その条件の中で、最善は何か。自分の判断、精進で変えられるものは何か。

教訓そのXX 「気象条件の様に、自分では変えられないものがある。
           与えられた条件の中で、何が最善かを考え、行動すること」






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