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link 飛丸日記 飛丸日記 (2024/12/25 18:57:24)

feed <飛丸日記 2月24日> 「Task Completed !(やり遂げた!)」 (2018/3/15 20:17:46)
180224 戸田駅にて
客先20社、仕入先11社、他取引先7社、その他8社、合計46社を訪問。
12日間で合計46社を訪問。
一社だけ行けなかった比較的大きな客先には、日曜に飛びに行った帰りに
偶然見かける。
不思議なものである。
これで良しとしよう。

成田からのブルネイへ。
ドタバタの中で取った帰りのフライトは、なんとマニラで乗継待ち7時間。
マニラには既に何度も出張で来ており、散策済み。
今更観光しても...どうしたものか。
「良し、これまでの出来音をブログに書こう。」
忘却力には自信がある。
ここまでの事を書き残し、娘や息子に、今度は私の生き様を知ってもらおう。
そして何より自分の気持ちの整理の為に。
それからは没頭。逆に時間が足りない忙しさ。

それにしてもここまで不思議なことで一杯だった。
どう考えても「兄貴の導き」だよなあ。
これからは兄貴と親父の二人のサポートか。
いや、「人生で三番目に尊敬する人 鈴木さん」もその一人かもしれない。
30周忌を向かえ、この一連のブログの始まりだった。
勝手に任命、命名した「チーム・ムル」「チーム・キナバル」「チーム・ブルネイ」
更にはチームI、K, W, T。
やや強引にお願いしてきた皆さん。
考えてみたら、私には三人の「天からのサポーター」がいる。
遂に、世の中で尊敬する人、三人が皆亡くなってしまった。
でも、孤独感はない。

兄貴が亡くなる直前、計画していた「両親の駐在先(ドバイ)への招待」
兄貴の急逝で立ち消えになった。
兄貴としていた最後のやり取りである。
どんな事があっても実現せねば。
それがやっと昨年3月に実現した。
先ずは一年前に、娘息子をブルネイに呼び、乗継方法を覚えてもらう。
それからタイミングを見計らい、満を持してのご招待。

「テンブロン国立公園」木が鬱蒼と生い茂るジャングル。
親父と二人だけになり、いろいろと話し合った。
「会社を如何するかは私に任せて欲しい。
 でも、俺は俺流のやり方でやるから。」
親父からしっかりと引継ぎをした瞬間だった。
4月にはまず最初に静岡銀行と面談した。
そこから準備を開始した「サラリーマン遠隔経営」

癌がわかったのが12月。手術は1月。
もしこれが11月や1月だったら、年末に帰省して、
親父といろいろ話をする機会はなかっただろう。
帰省して、先ずは親父が手術を受け、入院する予定の病院を下見する。
商売の内容、会社の現状、昔話をいろいろと聞いた。
「ここまでの話があれば、伊藤忠の業務引継ぎだったら十分。
 後は客先に連れてって欲しい。」
最後には、大手二社を除く主要二社の客先訪問まで行った。
親父の枕元で語り合ったあの時間。

「淳さんにとって親父さんって、どんな人でした。」
客先訪問中、工場長と語り合う。
「んんん。兎に角怖かった。
 兄貴と喧嘩して、最後は親父に拳骨で殴られた記憶しかない。
 寡黙な親父だったから、あまり話をした覚えはない。
 ひょっとしたら、年末の一週間、ずっと一緒に過ごして
 話したことの方が、それ以前よりも多いかもしれない。」
あの一週間は「私の宝物」である。

人生で二番目に忙しかったその時に亡くなった鈴木さん。
それを思い出しながら、人生で三番目に忙しく、
一ヶ月に60日間働いた1月。
「サラリーマン遠隔経営」の仕組みが概ね出来上がり、
一息ついて久々にブログを更新したその日。
これなら病床でも親父が存命でさえあれば、なんとか出来る、
そう思ったその時に、「容態急変」のメイルが入って来た。
神様の存在を、感じずにはいられない。

昨年のNHKドラマ、「町工場のオンナ」
父親の急逝で、主婦からいきなり町工場の社長となるドラマである。
親父と固い握手をし、我が家に戻ってきたその夜、最終話を観る。
何か嫌な予感。
神様は何故、今ここで私にこのドラマを見せているのだろうか。

お会いした殆どのお客さんの反応は同じだった。
『「サラリーマン遠隔経営」をやるなんて、本当に大丈夫なんですか?』
最後に会ったお客さんは、正に「町工場のオンナ」だった。
父親が亡くなり、主婦から社長さんになったばかり。
似た様な境遇。弾む話。
頂いたお言葉。
「伊藤忠は辞めないで下さいね。
 冨原さんは町工場の社長だけに収まる器ではありませんから。」
その是非は兎も角、明日、伊藤忠との話し合いを控える中、
ありがたいお言葉であった。

返す返す思うこと。人生、不思議なものである。

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