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「自分が来ると毎回雨なんですよねー。これで 5 回目ですけど。」
「前回大型バイクで転倒しちゃって、肋にヒビが入ったんです。プロテクターしてたんですけど、大型バイクは重すぎです。」
「自分は Ninja 250 に乗ってるんですけど、ツーリングに行くとみんなリッターなんですよ。それで自分も大型取ろうと思って。でも 5 年ぶりだし、ここのルールも覚えてないし、もっと早くとっとけばよかったと思ってます。普段街の中走っていても縁石になんて寄せないし、ど真ん中を堂々と走ってますよ。」
「実は次のバイクはもう確保しています。また Ninja の、650 です。リッターは、良いんですけど、重いんですよね。教習所まで Ninja 250 で来てるんですけど、ナナハン乗った後に 250 で帰ると、パワーがないな、と思うんですよね。」
そこへ現れた教官「雨が降ってきたなー。誰か雨男がいるだろう？さっきまでポツポツだったのに、見てよ！教習が始まった途端、これ！」
「自分です。」
「（やまとに向かって）どうする？帰れって言う？(^o^)」
... いえいえ。(^_^; 一応、カッパもありますし。急制動やや怖いですが。

この方は大型で、本日の中型の後半戦は自分一人。お題は、シミュレーターの確認ということでカーブでの速度と、状況判断。

指定された速度で走ってきて、指定されたカーブを速度キープで曲がり、速い速度が危険なことを身を以て体験する、という趣旨。15km/h、20km/h、25km/h（このあたりはかなりキツイ ...）と行って、40km/h だとどう思う？無理？そうだね？じゃあどうする？そうだね、カーブ入り口までに減速しなきゃダメだね。 じゃあ、やって。
... え！？(^o^;; 停止状態からカーブ入り口までの距離がめっちゃ短い（50m くらいじゃない？）んですけど？しかもすぐ奥は駐輪場だし。これ、ミスったらかなりヤバイよ？まあ、40km/h 出なければそれはそれで良いかな ...
で、結局 40km/h は出なかったものの、なんとか減速して曲がる。バイクの教習はヒヤヒヤだね！？（んなことないか？）

続いて状況判断は、30km/h で走って、旗を上げたらその旗の色に応じて左右に避ける、ということ。だんだん教官が旗を上げるタイミングが遅くなり、最後の最後は左か？右か？と一瞬考えてしまったあたりで迷いが挙動に出てバイクがフラフラし、自分にはかなり無理ぽ、という感じで、これ以上は無理だ、と思ったところで終了。判断には 1 秒くらいかかるから、そういうつもりで運転してください、という趣旨。教習の内容が絶妙すぎる ...

あとは最終試験のコース巡り、急制動、一本橋、クランクあたりを繰り返して終了。概ねできるんだけど、一本橋は時々落ちるし、急制動は 40km/h を超えて止まりきれないこともあるし、本日初めて、クランクに速すぎる速度で突っ込んではコーン（通行人に相当するため接触は即アウト）に接触するわ、まあ最終試験は生存率 5 割くらいかな、と言ったところ。おそらく、平凡な一般道を平凡に走る分には必要なスキルは備わってるとは思うんですけどね？多分。

そして新しい CB400SF にもだいぶ慣れました。慣れるとこちらの方が坂道発進わかりやすいっすね。3 速低回転のパワーは前よりないですが、2 速フルスロットルのパワーが上がってるような気もします（つまり低回転のパワーが落ちて、高回転のパワーが上がってるのか？）。気がするだけかもしれませんが。

その他、どうしてもよくわからないので教官に聞いてみたところ、カーブ曲がりながらギアチェンジするのは別にできるのであれば構わないとのこと。最初はやるな、と教わるものの、それは技術がないからであって技術があればやっても構わない、とのこと。まあ、確かにそうっすよねー。多分、速度出てる状態でギア変えてエンジンブレーキかかったら転倒するでしょうけど、一時停止から左折時に 2 速に入れるくらいは全く問題ないっすよね。

まああと教習の乗車券は 3 枚あるし、最後の 1 枚は見極め用だと思いますが、それでもあと 2 回あるし、次回もう少しブラッシュアップしてから卒検と洒落込みますか！
「次回はシミュレーターに乗ってもらいます。そして危険予測の学科があって、そのあと一回乗車があります。もう少しだけお付き合いください。」
... え？もうそれで終わり？？と、いうことは、見極め前の乗車は次の 1 回が最後ですか？
... まだ心の準備ができてないんですが ... そうか、もう、終わりなのか。卒業が近づいたことは素直に嬉しいですが、教習所ライフも実はかなり楽しかったので、ちょっとだけ複雑な気分です。我ながらなんというセンチメント。