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2018 COOクロカンカップ (2018/3/30 20:47:13)
2018 COOクロカンカップ 大会レポート
レポート:扇澤 郁
2018年JPAリーグの開幕戦となるCOOクロカンカップは、北関東平野でのビッグタスクを期待する選手たちが茨城県筑波山系に位置するエアパークCOOに集まり開催されました。
大会1日目
本年度からナショナルリーグではオーダーランチが採用されることになり、受付からテイクオフへ上がるまでの慌ただしさが解消され、選手はいつもよりゆったりとした気分でCOOキッチンスタッフからの朝食サービスを味わい、準備万端で東テイクオフに集合しました。
チャレンジリーグには今年から大会に参戦する新しい顔ぶれと、昨年デッドヒートを繰り広げN2リーグへ昇格したオープン参加の選手達が、ナショナルリーグには、昨年度トップ15のシード選手はもとより、初めてナショナルリーグに挑戦する選手の顔も見え、選手全員がそれぞれの思いを胸に大会に臨みました。
大会初日はクロカンカップの名にふさわしく北のゴールを目指せるような風予報でしたが、北へ行けば行くほど雄大積雲の発達が予測されたため、タスクコミッティーからは安全管理を重視し、八郷盆地内でのトライアングルタスクが発表されました。
チャレンジクラスは、NASA前のお墓を一斉スタートし、足尾山頂を起点としたトライアングルを2周、そしてモーターランディングへゴールする16㎞のレースが11時15分のスタート。
レースはスタート直前に渋くなったコンディションのなか、生き残った昨年度TOP3の谷藤選手(オープン参加)を、レース初参戦の小熊選手が追いかけるような形で進みます。貫禄の44分でゴールした谷藤選手に続き、小熊選手も1時間を切ってチャレンジクラスのトップでゴール。その後、スタート前に高度を取り直した松岡選手、岩野選手、斎藤選手、阿部選手が1時間10分台でゴールラインをカットし、谷藤選手、中久喜選手の女子2名を含め延べ11名がゴールを決めるレースとなりました。
総合
http://jpa-pg.jp/…/2018compe/…/report/result/pcl/pcl01_1.htm
女子
http://jpa-pg.jp/…/pnl01…/report/result/pcl/pcl01_women1.htm
オープンクラス
http://jpa-pg.jp/…/pnl01c…/report/result/pcl/pcl01_open1.htm
チーム戦
http://jpa-pg.jp/…/pnl01c…/report/result/pcl/pcl01_team1.pdf
チャレンジリーグ TASK1
ナショナルクラスは、つばめ鉄塔のスタートから小町テイクオフ、難台山、つばめ鉄塔、メインゴールの八郷一周40㎞、11時45分スタートのレースtoゴール。
オーバーキャスト気味でサーマル活動が乏しくなってきたものの、高度を維持してスタートを切った佐藤選手がトップで高度を維持しながらセカンドターンポイントへ向かう序盤戦は、スタート直後に速度を出しすぎて高度ロスした選手たちに正午のサーマル中だるみが襲いかかる展開に。その中サル公園鉄塔付近でラッキーサーマルにヒットした扇澤が佐藤選手をまくりトップで小町テイクオフをリターン。しかし、9割方シャドーに覆われた八郷盆地を横切った扇澤・佐藤選手の対地高度は150m程度。それでも、日射が戻ってきた旧八郷スカイパーク付近でトンビとともに対地高度を稼ぎ出した頃、後続の高杉選手、稲見選手、隅選手が発達した雲のラインを使い我々の上空へ到達。
5名のトップ集団は板敷エリアで高度を稼ぎ、つばめ鉄塔を通過点としたファイナルグライドへ。つばめ鉄塔付近で各選手がけん制する中、見切りよくスタートを切った隅選手が南風の強く吹き始めたエリア内を攻略し、この日トップゴールを決めました。昨年COOスプリングカップで得点を稼ぎ、ゼッケン2をゲットした薬師寺選手はトップ集団に食い込みゴールラインをカットしましたが、ランディングまで届かず無念の12位。その後、星田苗月選手、吉川朋子選手をまじえ11名がゴールを決めた初日となりました。
総合
http://jpa-pg.jp/…/2018compe/…/report/result/pnl/pnl01_1.htm
女子
http://jpa-pg.jp/…/pnl01…/report/result/pnl/pnl01_women1.htm
チーム戦
http://jpa-pg.jp/…/pnl01c…/report/result/pnl/pnl01_team1.pdf
大会2日目
北西風ベースでクラウドベースは2000mアップの予報の朝を迎えました。昨年は似たようなコンディションのなか、2タスク共に八郷盆地内でレースをやったこともあり、タスクコミッティーは西側のフラットランドを鬼怒川までアウト&リターンする50㎞のタスクをナショナルクラスへ課しました。
チャレンジクラスは、タスクを組むのが難しい西側でのレースですが、19㎞でファイナルグライドをつばめ鉄塔から切るレースtoゴールが組まれました。
早い時間から良好なサーマルコンディションということと、西側でのタスクということでスタート時刻をチャレンジクラスは11時30分、ナショナルクラスは12時30分と設定し、広さに限りがあるテイクオフですが選手は問題なくテイクオフをこなせたようです。
チャレンジクラスは順調にスタートを切れたと思われましたが、サーマルトップは1000mを切り、その中じっくり駒を進めていった松岡選手が1時間36分でゴールを決め1000点をゲットしました。その後、オープン参加の藤原選手、谷藤選手、そして昨日もゴールを決めたチャレンジクラスの岩野選手、女子の中久喜選手までの5名が厳しいコンディションの中ゴールを決めました。
総合
http://jpa-pg.jp/…/2018compe/…/report/result/pcl/pcl01_2.htm
女子
http://jpa-pg.jp/…/pnl01…/report/result/pcl/pcl01_women2.htm
オープンクラス
http://jpa-pg.jp/…/pnl01c…/report/result/pcl/pcl01_open2.htm
チーム戦
http://jpa-pg.jp/…/pnl01c…/report/result/pcl/pcl01_team2.pdf
ナショナルクラスはつばめ鉄塔に近づきながらスタートを待とうとした集団が、予想外に渋くなったコンディションの洗礼を受け、良いスタートを切った高杉選手に後れを取る展開で始まりました。セカンドターンポイント筑波山山頂1㎞のシリンダーを取った後は、鬼怒川に沿った12㎞のシリンダーに入って西ランディングへ戻ってくる30㎞のアウト&リターン。平野部では上空の北西風、低空はバリアブルな風が予想され、遠回りではありますが雨引鉄塔から筑波山系を離脱するルートがリターンを考えるとベストと思われたレース前でした。
トップの高杉選手は筑波山山頂を取ったあとセオリー通り筑波山系をリターン。2番手の扇澤は星田選手と筑波山の南側へ抜け1750mのサーマルトップから直で平野部へ。しかし、平野部のサーマルトップは900m程度と先を急ぐには厳しくグループソアリングで牛歩の進み。その後は、少し北側のコース取りで平野部へ出てきた集団の青木選手、関根選手らが思い切りよく先行する形で鬼怒川までコマを進めたところでサーマル切れ。
この日のトップはつばめ鉄塔まで戻って、一人旅で追いついてきた高杉選手がラストサーマルに乗りながらシリンダーをカットしリターン。また、ゴールデンレークゴルフ場経由で鬼怒川を狙った伊澤選手、片貝選手も距離を伸ばし、今後実施していきたい平野部でのレースの可能性が見えてきたタスク2となりました。
総合
http://jpa-pg.jp/…/2018compe/…/report/result/pnl/pnl01_2.htm
女子
http://jpa-pg.jp/…/pnl01…/report/result/pnl/pnl01_women2.htm
チーム戦
http://jpa-pg.jp/…/pnl01c…/report/result/pnl/pnl01_team2.pdf
チャレンジリーグ総合優勝は2日間ゴールを決めた松岡選手、準優勝も2ゴールの岩野選手、3位には初参戦の小熊選手が食い込みました。
女子優勝は、こちらも2ゴールの中久喜選手。オープンクラス優勝は谷藤選手。チーム戦は、チーム今井浜の優勝で第1戦は幕を閉じました。
総合
http://jpa-pg.jp/…/pnl01co…/report/result/pcl/pcl01total.htm
女子
http://jpa-pg.jp/…/p…/report/result/pcl/pcl01total_women.htm
オープンクラス
http://jpa-pg.jp/…/pn…/report/result/pcl/pcl01total_open.htm
チーム戦
http://jpa-pg.jp/…/pnl01c…/report/result/pcl/pcl01_team2.pdf
(写真は後日掲載)
ナショナルリーグ総合優勝はゼッケン1番の高杉選手、準優勝扇澤、3位に隅選手とシード選手が強さを見せました。
女子優勝は、昨年に引き続きこちらもシードの吉川選手。準優勝はタスク1女子トップでゴールした星田選手。3位には小森選手が入りました。
チーム戦は、高杉選手、隅選手でポイントを稼いだチームZ2の優勝です。
チャレンジクラス、ナショナルクラス共に入賞した皆様、おめでとうございます。
総合
http://jpa-pg.jp/…/pnl01co…/report/result/pnl/pnl01total.htm
女子
http://jpa-pg.jp/…/p…/report/result/pnl/pnl01total_women.htm
チーム戦
http://jpa-pg.jp/…/pnl01c…/report/result/pnl/pnl01_team2.pdf
(写真は後日掲載)
選手を代表してCOOキッチンスタッフの皆様に御礼申し上げます。朝食サービス、軽食サービスのおもてなしがあればこそ、よい体調、よい精神状態で大会に臨むことができました。
また、速やかな送迎、テイクオフの段取り、トラブルがあった場合の対応など、大会スタッフの皆様に感謝申し上げます。大会に参加する選手の一員として、決められたタスクを安全にこなすための準備(特に速やかにテイクオフできるような訓練、安全な操縦、間違いのない着陸)を怠らないように次回の大会に臨みますので、よろしくお願いいたします。