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<TMC日記 3月22日> どんな時でも「Let’s Enjoy」ね
飛丸日記
(2024/12/25 18:57:24)
<TMC日記 3月22日> どんな時でも「Let’s Enjoy」ね (2018/3/30 20:43:35)
(プロジェクト全契約終了後、解散したチームが数年後、完工の機会に参集。
中近東会社のプレゼンの最後に使った、私の宝物の写真。
私はこれがしたい。)
某社との2時間半の交渉。
過去の資料を含めて48枚に上る膨大なプレゼン資料。
予想通りの時間切れではあるが、言いたい事は言えた。大満足。
目指すべきは「Optimum Operation in Collaboration」だ!
(協力による最適運営)
帰社すると、もう殆ど誰もいない。
そこに我が社の優秀な女性2名からのお誘い。
「冨原さん。話があるんですが。」
「なんだろう。今日はへとへとで、もう帰りたいんだけど・・・」
赴任後、まず会社を「観察」
何でこんなに個人間の業務が偏っているんだ。
まあ、何処の会社にもあることではあるが。
良し、決めた。
駐在中の目標「○○さんの業務分散」を一つの課題にしよう。
「○○さんの幸福が 私のテーマです」
「なんで そんなに○○さんをえこひいきするんですか?」
「決まっているじゃないか。かわいいからだ」
天邪鬼の私。
悪い癖。時々敢えて誤解を招く言い方をしてしまう。
(内心は・・・「そんな事もわからないのか。」
「そんな質問するんじゃねえ!」でも流石にそうは言えません。)
会議室に入っての話し合い。
噴出するご不満。
「会社のここがおかしい!」
「不満は承ります。でも、改善案は?」
暫し沈黙。カウンター・パンチ。
「単なる不満はあかんやろう。」
「あなた方クラスだったら、改善策も併せて持ってこなければ」
良し、これで今日は帰れるかな。
甘かった。流石、我が社の優秀なるお二人。
カウンター・パンチはパンドラの箱を開けてしまった様だ。
繰り出される改善案の嵐。
目から鱗のアイデア。成る程な、の連続。
やはり凡人は、みなさんの意見を聞くに限る。
更に議論の結果、生まれる新しいアイデアの数々。
個人の力に頼らない。議論の結集。
これもまた「多様性の強み」であろう。
「こんな状況が続くのなら私は退職も考えたい」
んんん、私の目標達成は、まだまだ険しい道のりだ。
「部下の幸福を考えるのは上司の務め。
それがあなたの幸福なら、私は引き止めません。
でも、あなたのビジネス・ライフを豊かにするには、
もっとここでやる事があるんじゃない?」
「私も退職を考えたい」
「どうぞ、ご自由に。辞めれば。
会社と従業員は縦の関係ではない。横の対等の関係だ。
何時でも「退職」のカードをあなたは持っている。
でも、辞めた後、会社に出る支障が最小限に収まるように、
事前に考えて欲しい。
貴重な自分の時間を費やした会社。
自分がいる間だけ良ければそれで良い。
そんな考えを持たないで欲しい。少なくとも私は違う。」
「私はこんなに会社に献身的なのに会社は応えてくれない。」
「あなたもご存知の通り、私も全力で改善に取り組んでいる。
でもあなたとは考え方は違う。犠牲になっているつもりはない。
経営者としても、「自分が犠牲になって頑張る」と言う考え方は
社員には持って欲しくない。
契約交渉から携わったこの会社は私の子供のようなものだ。
嘗て中国で社長をやっていた化学工場は廃棄されてしまった。
それをここでまた繰り返したくない。
全て自分の為にやっている。」
これまた神の悪戯か。このタイミングでこの話。
ブログに掲載した資料が役立つ。
必殺技「資料の使い回し」
「最近私が直面した問題、家業のトミハラも同じだ。
確かに従業員の雇用維持の問題はある。
でも、それよりも先ず自分がどうしたいかだ。
親父、兄貴がやってきた会社を潰したくない。
それが毎日48時間頑張れる理由だ。」
「ところで、最後に私の批判をしてくれる?」
「私は自分が向上したいから、批判は幾らでも承ります。」
「冨原さん、あなたは人を見る目がない!」
「はーい」
話は3時間に及んだ。
「最後の最後に一つだけ質問させて下さい」
「私と一緒に働いて楽しい?」
「楽しいよ」
疲れが吹き飛ぶ一言だった。
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<TMC日記 3月22日> どんな時でも「Let’s Enjoy」ね (2018/3/30 20:43:35)
(プロジェクト全契約終了後、解散したチームが数年後、完工の機会に参集。
中近東会社のプレゼンの最後に使った、私の宝物の写真。
私はこれがしたい。)
某社との2時間半の交渉。
過去の資料を含めて48枚に上る膨大なプレゼン資料。
予想通りの時間切れではあるが、言いたい事は言えた。大満足。
目指すべきは「Optimum Operation in Collaboration」だ!
(協力による最適運営)
帰社すると、もう殆ど誰もいない。
そこに我が社の優秀な女性2名からのお誘い。
「冨原さん。話があるんですが。」
「なんだろう。今日はへとへとで、もう帰りたいんだけど・・・」
赴任後、まず会社を「観察」
何でこんなに個人間の業務が偏っているんだ。
まあ、何処の会社にもあることではあるが。
良し、決めた。
駐在中の目標「○○さんの業務分散」を一つの課題にしよう。
「○○さんの幸福が 私のテーマです」
「なんで そんなに○○さんをえこひいきするんですか?」
「決まっているじゃないか。かわいいからだ」
天邪鬼の私。
悪い癖。時々敢えて誤解を招く言い方をしてしまう。
(内心は・・・「そんな事もわからないのか。」
「そんな質問するんじゃねえ!」でも流石にそうは言えません。)
会議室に入っての話し合い。
噴出するご不満。
「会社のここがおかしい!」
「不満は承ります。でも、改善案は?」
暫し沈黙。カウンター・パンチ。
「単なる不満はあかんやろう。」
「あなた方クラスだったら、改善策も併せて持ってこなければ」
良し、これで今日は帰れるかな。
甘かった。流石、我が社の優秀なるお二人。
カウンター・パンチはパンドラの箱を開けてしまった様だ。
繰り出される改善案の嵐。
目から鱗のアイデア。成る程な、の連続。
やはり凡人は、みなさんの意見を聞くに限る。
更に議論の結果、生まれる新しいアイデアの数々。
個人の力に頼らない。議論の結集。
これもまた「多様性の強み」であろう。
「こんな状況が続くのなら私は退職も考えたい」
んんん、私の目標達成は、まだまだ険しい道のりだ。
「部下の幸福を考えるのは上司の務め。
それがあなたの幸福なら、私は引き止めません。
でも、あなたのビジネス・ライフを豊かにするには、
もっとここでやる事があるんじゃない?」
「私も退職を考えたい」
「どうぞ、ご自由に。辞めれば。
会社と従業員は縦の関係ではない。横の対等の関係だ。
何時でも「退職」のカードをあなたは持っている。
でも、辞めた後、会社に出る支障が最小限に収まるように、
事前に考えて欲しい。
貴重な自分の時間を費やした会社。
自分がいる間だけ良ければそれで良い。
そんな考えを持たないで欲しい。少なくとも私は違う。」
「私はこんなに会社に献身的なのに会社は応えてくれない。」
「あなたもご存知の通り、私も全力で改善に取り組んでいる。
でもあなたとは考え方は違う。犠牲になっているつもりはない。
経営者としても、「自分が犠牲になって頑張る」と言う考え方は
社員には持って欲しくない。
契約交渉から携わったこの会社は私の子供のようなものだ。
嘗て中国で社長をやっていた化学工場は廃棄されてしまった。
それをここでまた繰り返したくない。
全て自分の為にやっている。」
これまた神の悪戯か。このタイミングでこの話。
ブログに掲載した資料が役立つ。
必殺技「資料の使い回し」
「最近私が直面した問題、家業のトミハラも同じだ。
確かに従業員の雇用維持の問題はある。
でも、それよりも先ず自分がどうしたいかだ。
親父、兄貴がやってきた会社を潰したくない。
それが毎日48時間頑張れる理由だ。」
「ところで、最後に私の批判をしてくれる?」
「私は自分が向上したいから、批判は幾らでも承ります。」
「冨原さん、あなたは人を見る目がない!」
「はーい」
話は3時間に及んだ。
「最後の最後に一つだけ質問させて下さい」
「私と一緒に働いて楽しい?」
「楽しいよ」
疲れが吹き飛ぶ一言だった。
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