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2017プレグライダー世界選手権大会 パイロットレポート 全体を通じて
Team Maru-WGC
(2024/12/25 18:57:23)
2017プレグライダー世界選手権大会 パイロットレポート 全体を通じて (2018/4/21 17:27:18)
2017年のプレ大会(チェコ選手権)全体を纏めてみました。
チャレンジできた日を青、チャレンジできなかった日を赤、チャレンジしたけど結果的に上手く行かなかった日をオレンジにしてみました
6/25 day1 cancel
6/26 day2 Task2 2.5h AAT11位 106.4km/h 83% winner 118.2km/h
自分の判断で飛べた
6/27 day3 rain
6/28 day4 Task4 cancel
離脱直後の悪いタイミングを根拠と自信を持って上手く乗り切れたので、自信が持てた。
6/29 day5 rain
6/30 day6 Task4 2h AAT 10位 101.6km/h 79% winner 115.9km/h
スタートエリアがサンダーストームでサーマルの無い難しい日。スタートが難しく失敗したかと思ったが、1st leg でチャレンジして回復。2nd leg は超順調。 3rd leg でチャレンジできず。チャンレンジの勇気がたりなかった
7/01 day7 Task5 2.5h AAT 6位 74.8km/h 81% winner 90.43km/h
スタート成功するも、3rd leg で遅れたあとは チャレンジ。チャレンジが上手く行き、追いついてからも最終レグでガグルと分かれて自分の判断でチャレンジできた(この日はチャレンジシール利用)
7/02 day8 Task6 2.5h AAT 13位 54% winner 74.4km/h
前半悪いコンディションでものすごくチャレンジ。チャレンジが上手く行く 。 しかし、チャレンジしすぎでフル回転で頭を使ったところで疲れで気が緩んでしまい、最終レグではチャレンジできなかった(安易な道を選んで失敗)この日は「まず落ち着け」シールを利用)
7/03 day9 Task7 263km 15位 123.5km/h 71% winner 144.6km/h
チャレンジしたがクライムしきれず。高度が低くてあがりきれず、速度が出ない結果的失敗日。苦手の高速レース
7/04 day10 cancel(上層雲がエリアをカバー)
7/05 day11 Task9 3.5h AAT 5位 119km/h 90% winner 125.5 km/h
QZフォローチャレンジ上手く行った
7/06 day12 Task10 3h AAT 12位 98km/h 60% winner 126km/h
エリア選択が結果的に悪かった。根拠もって判断したが外れの判断、仕方ない日(bad day)
7/07 day13 cancel(前線通過強風)
チャレンジして、チャレンジできず。再度心を入れ直してチャレンジして上手く行った。チャレンジしすぎて最後に疲労してしまいチャレンジできず。チャレンジしても苦手コンディションの日で上手く行かず。再度チャレンジ、上手く行った、最後の日は判断したけど仕方なかった、といった感じで、チャレンジと、未チャレンジ、チャレンジしたけどうまくいかず、を繰り返した日々でした。
とはいえ、チャレンジしたことで、良い傾向が見えてきました。 大会前の目標設定 でも、
行動目標5. 自分の判断を試してみる(悪条件時はリスクマネージ、だが、ガグルが明らかに間違えた判断をしたときにガグルをフォローしない判断をしてみる)
を設定していたので、リスクマネージの必要性が低い積雲コンディションの日は積極的にチャレンジを試すようにしました。今回、チャレンジしすぎると頭がオーバーフローしてしまい、正しい判断が出来なくなるときがあること(7/2)が分かりました。また、チャレンジするべきかガグルでリスクマネージするべきか、を一日の途中でも判断を切り替えることが出来るようになってきたと思います。
結果目標
・day得点率 82%、期間平均 85%
結果
期間平均 79.7% 総合8位。もうちょっと頑張りたいところです。
行動目標1. クライムレートの改善。自分のフィーリングを大切にする。広い範囲を見る(狭い範囲を見ていると気がついたら深呼吸して視野をチェンジ)
結果
5月に課題だったクライムは、練習期間中に一人で一週間毎日飛べたことが功を奏し、感覚が戻ってきて、クライムでの問題は半分くらい解消されました。(クライムの途中で、気が抜けてしまうのか、突然遅れてしまうときの問題がまだ解決されていませんので、これについては11月にナミビア合宿を計画して対応する予定です)
行動目標2 . 判断ポイントを明確に、根拠明確に迷わず決める。とはいえ、決めた判断にとらわれすぎない。空はすぐに変わる。一つの案に固執せず更新し続ける
結果
これは割と出来たと思います。
行動目標3 . 成功しても、淡々と次へ(油断しない、気を大きく持たない)。
結果
成功した次の日は必ず失敗するのが私の常でした(調子に乗りすぎて、前のめりになりすぎる)。今回は「チャレンジ」シールと「まず落ち着け」シールを作成し、チャレンジして上手く行った日の次の日は「まず落ち着け」シールで落ち着いて行くことを心がけました。とはいえ、その結果チャレンジが足りず、なところが逆に出てきました。
行動目標4 .
判断にポジティブを保つ。失敗したとき、切り替える(失敗を引きずらない)。
結果
これも出来たと思います。悪いときに悲観的にならないようになってきました。
行動目標5 . 自分の判断を試してみる(悪条件時はリスクマネージ、だが、ガグルが明らかに間違えた判断をしたときにガグルをフォローしない判断をしてみる)
結果
チャレンジをテーマにトライしてみました。わき出てくる弱気に対してチャレンジを心がけることで結果が伸びることは分かりました。とはいえ、チャレンジしすぎると頭が疲れて麻痺してしまい、チャレンジ出来なくなる事も分かりました。頭が疲れているときにどのようにクリアに判断するか、来年は無線サポートを活用して、よりクリアな判断をトライしたいと思っています。
行動目標6. コンディションの悪いとき、悪くなるときはとにかくフィニッシュする。あきらめずにすべての方法を試す。早めのギアチェンジをする。今が良いからと先を安易に考えない。とはいえ、ギアを下げすぎる傾向があるので、ギアを上げるときはあげる
結果
これも出来たときと、出来なかったとき有り。疲れてしまうとあきらめて安易な選択をしてしまいますので、課題です。
行動目標7 . AAT プラス15分でのラストエリアターン
結果
Oudie ではプラス15分、LX9000 ではプラス 18分を心がけるようにします
行動目標8. クルーズ速度 150km/h 以上 Mc (マクレディー値)切替を前の空を見て適切に、Mc にあわせた速度選択 (トップ別想定平均上昇率からの想定 Mc一覧、高度レンジ別スピードチャートを作成して実践してみる)
結果
実践できました。選択肢を明確にすることで迷いが減ったと思います。
その他全体
・振り返りシートを使ったレビューをするとレビュー時間が短く出来、ダラダラとしたレビューにならないのが良かったです。漏れ抜け無いレビューが短時間で実施できます。
・最後の3日間(7/5, 6, 7) は眠りが浅くなってしまった。悪天キャンセルの日にパソコンしてしまったことで頭が疲れてしまったことと思われます。大会中はパソコンしない、しても時間を限る(1時間毎に休みを取る)、頭に置き針で頭の疲れを取る、などをすることにします。
・出来たこと、出来るようになったこと、まだ出来ていないことを整理して来年の行動目標設定に反映していきます。
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2017プレグライダー世界選手権大会 パイロットレポート 全体を通じて (2018/4/21 17:27:18)
2017年のプレ大会(チェコ選手権)全体を纏めてみました。
チャレンジできた日を青、チャレンジできなかった日を赤、チャレンジしたけど結果的に上手く行かなかった日をオレンジにしてみました
6/25 day1 cancel
6/26 day2 Task2 2.5h AAT11位 106.4km/h 83% winner 118.2km/h
自分の判断で飛べた
6/27 day3 rain
6/28 day4 Task4 cancel
離脱直後の悪いタイミングを根拠と自信を持って上手く乗り切れたので、自信が持てた。
6/29 day5 rain
6/30 day6 Task4 2h AAT 10位 101.6km/h 79% winner 115.9km/h
スタートエリアがサンダーストームでサーマルの無い難しい日。スタートが難しく失敗したかと思ったが、1st leg でチャレンジして回復。2nd leg は超順調。 3rd leg でチャレンジできず。チャンレンジの勇気がたりなかった
7/01 day7 Task5 2.5h AAT 6位 74.8km/h 81% winner 90.43km/h
スタート成功するも、3rd leg で遅れたあとは チャレンジ。チャレンジが上手く行き、追いついてからも最終レグでガグルと分かれて自分の判断でチャレンジできた(この日はチャレンジシール利用)
7/02 day8 Task6 2.5h AAT 13位 54% winner 74.4km/h
前半悪いコンディションでものすごくチャレンジ。チャレンジが上手く行く 。 しかし、チャレンジしすぎでフル回転で頭を使ったところで疲れで気が緩んでしまい、最終レグではチャレンジできなかった(安易な道を選んで失敗)この日は「まず落ち着け」シールを利用)
7/03 day9 Task7 263km 15位 123.5km/h 71% winner 144.6km/h
チャレンジしたがクライムしきれず。高度が低くてあがりきれず、速度が出ない結果的失敗日。苦手の高速レース
7/04 day10 cancel(上層雲がエリアをカバー)
7/05 day11 Task9 3.5h AAT 5位 119km/h 90% winner 125.5 km/h
QZフォローチャレンジ上手く行った
7/06 day12 Task10 3h AAT 12位 98km/h 60% winner 126km/h
エリア選択が結果的に悪かった。根拠もって判断したが外れの判断、仕方ない日(bad day)
7/07 day13 cancel(前線通過強風)
チャレンジして、チャレンジできず。再度心を入れ直してチャレンジして上手く行った。チャレンジしすぎて最後に疲労してしまいチャレンジできず。チャレンジしても苦手コンディションの日で上手く行かず。再度チャレンジ、上手く行った、最後の日は判断したけど仕方なかった、といった感じで、チャレンジと、未チャレンジ、チャレンジしたけどうまくいかず、を繰り返した日々でした。
とはいえ、チャレンジしたことで、良い傾向が見えてきました。 大会前の目標設定 でも、
行動目標5. 自分の判断を試してみる(悪条件時はリスクマネージ、だが、ガグルが明らかに間違えた判断をしたときにガグルをフォローしない判断をしてみる)
を設定していたので、リスクマネージの必要性が低い積雲コンディションの日は積極的にチャレンジを試すようにしました。今回、チャレンジしすぎると頭がオーバーフローしてしまい、正しい判断が出来なくなるときがあること(7/2)が分かりました。また、チャレンジするべきかガグルでリスクマネージするべきか、を一日の途中でも判断を切り替えることが出来るようになってきたと思います。
結果目標
・day得点率 82%、期間平均 85%
結果
期間平均 79.7% 総合8位。もうちょっと頑張りたいところです。
行動目標1. クライムレートの改善。自分のフィーリングを大切にする。広い範囲を見る(狭い範囲を見ていると気がついたら深呼吸して視野をチェンジ)
結果
5月に課題だったクライムは、練習期間中に一人で一週間毎日飛べたことが功を奏し、感覚が戻ってきて、クライムでの問題は半分くらい解消されました。(クライムの途中で、気が抜けてしまうのか、突然遅れてしまうときの問題がまだ解決されていませんので、これについては11月にナミビア合宿を計画して対応する予定です)
行動目標2 . 判断ポイントを明確に、根拠明確に迷わず決める。とはいえ、決めた判断にとらわれすぎない。空はすぐに変わる。一つの案に固執せず更新し続ける
結果
これは割と出来たと思います。
行動目標3 . 成功しても、淡々と次へ(油断しない、気を大きく持たない)。
結果
成功した次の日は必ず失敗するのが私の常でした(調子に乗りすぎて、前のめりになりすぎる)。今回は「チャレンジ」シールと「まず落ち着け」シールを作成し、チャレンジして上手く行った日の次の日は「まず落ち着け」シールで落ち着いて行くことを心がけました。とはいえ、その結果チャレンジが足りず、なところが逆に出てきました。
結果
これも出来たと思います。悪いときに悲観的にならないようになってきました。
行動目標5 . 自分の判断を試してみる(悪条件時はリスクマネージ、だが、ガグルが明らかに間違えた判断をしたときにガグルをフォローしない判断をしてみる)
結果
チャレンジをテーマにトライしてみました。わき出てくる弱気に対してチャレンジを心がけることで結果が伸びることは分かりました。とはいえ、チャレンジしすぎると頭が疲れて麻痺してしまい、チャレンジ出来なくなる事も分かりました。頭が疲れているときにどのようにクリアに判断するか、来年は無線サポートを活用して、よりクリアな判断をトライしたいと思っています。
行動目標6. コンディションの悪いとき、悪くなるときはとにかくフィニッシュする。あきらめずにすべての方法を試す。早めのギアチェンジをする。今が良いからと先を安易に考えない。とはいえ、ギアを下げすぎる傾向があるので、ギアを上げるときはあげる
結果
これも出来たときと、出来なかったとき有り。疲れてしまうとあきらめて安易な選択をしてしまいますので、課題です。
行動目標7 . AAT プラス15分でのラストエリアターン
結果
Oudie ではプラス15分、LX9000 ではプラス 18分を心がけるようにします
行動目標8. クルーズ速度 150km/h 以上 Mc (マクレディー値)切替を前の空を見て適切に、Mc にあわせた速度選択 (トップ別想定平均上昇率からの想定 Mc一覧、高度レンジ別スピードチャートを作成して実践してみる)
結果
実践できました。選択肢を明確にすることで迷いが減ったと思います。
その他全体
・振り返りシートを使ったレビューをするとレビュー時間が短く出来、ダラダラとしたレビューにならないのが良かったです。漏れ抜け無いレビューが短時間で実施できます。
・最後の3日間(7/5, 6, 7) は眠りが浅くなってしまった。悪天キャンセルの日にパソコンしてしまったことで頭が疲れてしまったことと思われます。大会中はパソコンしない、しても時間を限る(1時間毎に休みを取る)、頭に置き針で頭の疲れを取る、などをすることにします。
・出来たこと、出来るようになったこと、まだ出来ていないことを整理して来年の行動目標設定に反映していきます。
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