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link 飛行中年 飛行中年 (2024/5/17 17:33:27)

feed 薪の中の虫ってクレーム??? (2018/5/17 22:12:49)
薪ストーブを焚くには、当然薪が必要です。

この薪について…。

かなりの認識の違いがあるようで…。

私などは大雑把な性格なので、薪には虫が付いているのが当たり前と思っているのですが…。

人によっては、この虫が我慢できない方もいらっしゃるようです…。

これについて、今一度考え方を整理しておかないと、将来大変なことになるかもしれないので、今回このブログの中で私の考えを述べさせていただきます…。





私は汗を流しながら薪を作ることが大好きです!

これは、薪ストーブの楽しみの一つだとも私は思っています。

そうやって、自分で薪を作った後は、その薪を積み上げて乾燥させるわけですが…。

薪を乾燥させていれば、そこには当然虫が付きます。

これは、自然の摂理であり、薪はカミキリムシなどの幼虫にとっては絶好の食物であり住処であるのですから、当然カミキリムシを始めいろいろな虫が卵が産み付けます。

私はこれは自然なことだと思い、特に薪につく虫については対策をとっていません…。

自然なまま、ありのままに薪をじっくりと時間をかけて乾燥させ、ふた夏超えたくらいで、暖をとらせていただくために薪ストーブへとくべています。

しかし、人によっては、この薪につく虫がどうにも我慢できずに薪屋さんにクレームを言う方がいるようなのです…。

すべてが規格化されている現在、野菜にしろ果物にしろ、「商品」に虫がついていればそれは「クレーム」です。

これは「商品」である限り仕方がないことであり、そのため、このような食物を作る農家さんは、そのようなクレームが出ないように食物に農薬をかけ、生き物が住めない環境を食物の中に作ります。

現在社会は、そのような生き物が住めない食物を私たちが食べることが当たり前となっています。

(ちなみに、私の実家は農家なのですが、この農薬の一番の被害者は農薬を散布する農家の方だと思います。農薬散布時、当然マスクはしていますが、それでも、結構な農薬を吸い込んでしまいます。)

これ、野菜や果物くらいですから、その農薬の毒性は弱くても大丈夫なのですが…。

話が「薪」となってしまうと状況は変わってしまうと思います。

薪のように大きなものに農薬を浸透させて虫を駆除するには、相当毒性の高いものを使わなければならないはずです。

しかも、薪には当然農薬使用の規制がありません。人の口に入る野菜や果物には厳しい規制がありますが、薪なんてもはや農薬とも言えないような毒性の高い薬剤を使用してもお咎めがないわけなんです…。
これでは、虫のクレームをなくそうと、薪屋さんがとんでもない毒性の高い薬剤を薪に散布しかねないのです。

このような毒性の高い薬剤を含んだ薪を、薪ストーブで焚いた場合…。

ほとんどは分解されずに、煙突から付近一帯にこの毒物をまき散らす結果になるのではないでしょうか?

さらに、そうやって付近一帯に毒物をまき散らした結果、健康被害が出たとしても、まさか薪ストーブの薪の毒だとは思わないので、その原因特定に時間がかかってしまうと思うのです…。

薪につく虫をクレームとして訴えていると、結果、このようなことが起こるのではないかと私は心配しているのです。



世の中には人工薪というものがちゃんとあります。

これならば完全な工業製品なので、虫が付いていることはありません。

どうしても薪の虫が気になる方は、このような人工薪を使ってほしいのです…。









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